ゆたんぽを抱いて寝る。

ゆたんぽを抱いて寝る。

猫のこと、本のこと、アニメのこと、野球のことetc...思いついたまま、気の向くままに。

ゆたんぽを抱いて寝る。

想像していたよりもずっと未来は現実的だね

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車もしばらく空を走る予定はなさそう

 

平成にもなって凶作なんてものが存在していたことを今日まで知らなかった

仕事場の人が昔話に花を咲かせていた。聞けば、北海道まで手が届きそうなこのど田舎シティはかつて、未曾有の凶作に襲われたことがあったとのこと。それが前前前世、もとい戦前戦後の話ならいざしらず、つい20年ほど前の話だっていうから驚きなもので。

腐っても日本海側の米どころ、かつては日本の台所事情を支えた巨大米蔵を有していたお国に生まれ育った身としては、米が商店から姿を消すなんて言うのはまるっきりフィクションの話、時代劇や大河ドラマの中で展開される偶像劇だった。あるいは、教科書に出てくる”日本の昔話”でしかなかった。朝起きたら炊きたての白飯が用意されていることを疑ったことすらなかったし、米の味の違いなんて大人になった今でもちっともわからないままだ。現に、近所のスーパーで買ってくる米は一番安いなんだかわからないブレンド米だけど、小さな土鍋で毎日おいしく頂いている。

店から米が消えたからと言って、食べない訳にはいかない。かと言って、お米がなければお饅頭を食べればいいじゃないなんてマリー・アントワネットよろしく言っている場合でもない(パンがなければケーキを食べればいいじゃないのセリフは有名だが、あれはパンがなければブリオッシュを食べればいい、という言葉が勝手に独り歩きした結果改変されてしまったという説があるが、そんなことはどうでもいい重要じゃない)。彼らが目をつけたのは、冷夏でもよく育つと言われていた安いタイ米だったという。

タイ米といえばパエリアやリゾットなどに使われることが多くいわゆるジャポニカ米とはまるで別物――という知識だけは筆者にあった。なんだ、凶作と言ってもなんとかなったんじゃないか。しかし、現実は時として非情だったという。皆がこぞって口にした(せざるを得なかった)タイ米、これがまぁ想像を絶するほどに不味かったらしい。やたら芯が残った食感と、噛んでも噛んでもやってこない白飯の味は、実際に食べた人間曰く「とてもじゃないけど食えたもんじゃない」ものだったらしい。米を研いで水を入れた炊飯器を用意して「炊飯」ではなく間違って「保温」を押してしまいひどい状態のご飯と呼べないなにかを生み出してしまった経験はないだろうか。筆者は幸か不幸か残念ながらその経験はないが、炊飯器が壊れた時はまさにそんな感じだった。噛んでも噛んでも旨味がやってこない。歯にまとわりつく芯の感触。農家には悪いと思いながらもそのまま捨てた。それに近いとなると、相当なものだということは想像に難くない。

もちろん、それから時間が経ちタイ米だって美味しくなっているのかもしれない。食べた人がいたら味を教えてほしい。あと、おいしい食べ方があればそれも。

いや、多分食べることはないだろうけども。

 

30年後の未来のことなんてちっともわからない

平成の初めの頃、まさか人類は一人一台小さな携帯端末を持って生きる世界になるとは誰も予想していなかったことrだろう、もちろん、筆者も含め。だが、今やスマートフォンは生活する上で無くてはならない存在になっている。SNSの活用やネットサーフィン、ブログの更新などといったQOLの向上はもとより、キャッシュレスでの支払いや各種支払いサービスなどは瞬く間に世界中に波及した。日本はむしろ後進国と言っても過言ではないだろう。

ということは、だ。例えば30年後の未来がどんな風になっているかなんてことは、全く予想もつかないと言えるだろう。そりゃあ質量保存の法則を突破してタイムマシンが作られるとか、クローン人間が当たり前のように街を歩いているとか、そんなところまでは出来ないだろう。だが、2019年時点で当たり前だと思っていたことがそうじゃなくなっていたり、2019年時点で夢物語だと思っていたことが現実になっていたり、そういうことは十分起こりうる範疇にあると思っている。

30年先の未来では管理売春の制度が改めて見直されているかもしれないと考えたら、この生きにくい世の中を少しだけ生き抜いてみようと思えるかもしれない。それも、現役◯学生みたいな子が当たり前のように第一線で活躍しているのだ。おやおや、そう考えたら未来に向かって生きるのもなんだか悪くないぞ。ヨボヨボのジジィになった筆者が歓楽街を歩いているんだ。ピンク色の歓楽街に響くキャッチの声。ふと声のした方に顔を向けると、そこには明らかに◯学生にしか見えない肌ツヤの良い女の子が立っていて。しかも、このジジィに向かってアピールしまくりじゃないか。幸か不幸か定年退職が伸びたことでまとまった金を持て余しているジジィになった筆者はフラフラとついて行って、そこで安くはないカネと引き換えに女子◯生と楽しい一時を過ごす。

あぁ、いいじゃないか。未来も決して悪くないぞ。

ただ、この未来が約束されているわけじゃないというのが唯一にして一番の悩みどころではあるのだが…

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