ゆたんぽを抱いて寝る。

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猫のこと、本のこと、アニメのこと、野球のことetc...思いついたまま、気の向くままに。

ゆたんぽを抱いて寝る。

96回も負けてるともはや何とも思わなくなる

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これにはお嬢もお冠です

 

平成の終わりにとんでもないバカ試合を見た

さして野球に興味がない人でもニュース等でご存知でしょう。

4月10日マツダズームズームスタジアムで行われた広島vsヤクルト第2戦。

両チームともに締まった投手戦は9回で決着がつかず、延長戦へ。

10回表ヤクルトの攻撃、この日1安打の中村悠平が気迫のセンター前ヒットで出塁を決めると、続く代打荒木貴裕が送りバントを決められない苦しい場面で執念の出塁。

1番の代打知人男性上田剛史がバント失敗に倒れるも、続く青木宣親がよく見て四球を選んで満塁に。

そして迎える山田哲人の放った打球は高くバウンドして二塁を守る菊池涼介の元へ。これがファンブルとなり、勝ち越しの1点が入る。それでセ界の火ヤク庫に火が点いたのか、打者一巡半、実に打者16人にも及ぶ猛攻へ。

長い長い10回表が終わってみればスコアボードには12の文字が刻まれていた。

裏は今年40歳を迎える五十嵐亮太が全く油断のない投球できっちり3人で締めるという幕切れ。

 

いやはや、今年は何かとバカ試合が多いヤクルトですが、これはファンとしてもある意味苦笑いモノの展開でした。

正直10回表の下位打線スタートに中﨑翔太続投と出た時点で打てる気がしなかったのですが、こればっかりは守備の乱調に助けられたかなと。

しかしこれが常々言われ続けた勝ちへの執念、こだわりが生んだモノだとしたら、まだまだ強くなれるのかなとも思う、そんな試合でした。

ひとまずこれで3カード連続勝ち越しが決定。頑張れスワローズ!

 

負け癖がつくのは良くない

ズムスタの様子は結構な地獄絵図だったようで。

途中から泣き出すファン、足早に球場を後にするファンが多かったとかなんとか。

まぁ、あんな試合を見せられたらそりゃあ帰りたくなる気持ちもわかりますよ。

筆者も一昨年は途中からほとんど中継も速報も見てなかったですし。

一方で、そういったファンに対して厳しい目を向ける人もいたようです。

たしかに、長い歴史の中で見ていけば広島の快進撃は本当にここ最近のこと。

本当に弱くてBクラスの常連だった頃を知っているファンにしてみれば、そういう新しいファンはただの強いチームに惹かれるミーハーに映ったかもしれません。

そういう意見がダメだとは言わないし、ミーハーだって立派なファンだと思ってます。

一方、見方を変えれば「広島も、負けてここまでボロクソに言われるくらい勝ちがファンの中で当たり前になるくらい、強いチームになってた」とも言えるのではないでしょうか。

去年シーズンが始まる前のヤクルトがそうだったんですけど、96敗もすると完全に”負け癖”が付いちゃうんですよ。

選手もそうだし、ファンにも。

競った試合で負けても、「惜しかったねー」なんてヘラヘラと笑って終わってしまう。

ファンもファンで、「今日はいいとこまでいったねー」なんて言って終わっちゃう。

それを払拭しようと奮起し、コーチ陣を刷新し青木宣親に選手の火付け役をやらせた。

それが去年2位という結果につながったかどうかはわかりませんが、負けて悔しい、9回が終わるまで勝ちにしがみつこうという姿勢はファンにも伝わってきました。

だから酷い試合をしたら罵詈雑言が飛んだりすることもあったし、目を覆いたくなるような強い非難の言葉にチームが晒されたことも有りました。

だけど、”負け癖”は無くなったのかなと思います。

そういう意味では、今の広島はかつてのような負けが当たり前、Bクラス常連のチームではないとファンに映るくらいに強く、魅力的なチームになったんじゃないかなと筆者はニュースを見て感じました。

少なくとも、強いカープを見たいというファンが全国どこの球場にも溢れかえるようになりました。そういうところまで来てるんですよ。

これって昔を知る野球ファンからしてみたらホントビックリですよ。

そのうち横浜と広島がリーグの1位、2位争いをする年が来るとかタイムマシンで過去に戻って十数年前の野球ファンに言ったらぶん殴られますって。

根強いファンも、ミーハーのファンも、みんなチームが好きってことには変わりない。

球場の熱気が少し羨ましいなと思う、そんな夜でした。

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