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忘年会する？
巷では忘年会スルーなんて言葉も流行ってますが、みなさんは忘年会やってるんでしょうか。そんな忘年会シーズン真っ只中ですが、あまり関係ない世界に生きてるLITさんです。
コレは人それぞれだと思うんですが、筆者の場合は断然スルーしたい派です。
特に、職場の飲み会なんてものは。
仕事の人間関係って、ホントに仕事上のものなんですよね。だから、言葉悪く言っちゃうとプライベートでは一切関わりたくないみたいなところがあります。会いたくないとか嫌いとかそういうんじゃなく、単純に仕事から離れたら自分と猫だけの世界に居たいんです。お酒飲まなくても好きな人たちと一緒にいたらそれだけで楽しく過ごせると思ってる人間なので、あるいはお酒がなくてもいいのかもしれないです。お酒はほら、
家でダラダラと動画見ながら飲んでそのまま寝るみたいなアイテムじゃないですか。
酔っぱらいのお姉さんの動画を見ながら酔っぱらいになるの楽しいのら……
ボイロは数あれど筆者はセイカさんが好きですね、ハイ。いつかお迎えするならセイカさんと決めてます。その日がいつになるかは、誰もわからない。
明日は我が身か
忘年会シーズンになると、筆者はどうしても思い出すことがあります。
あ、最初に書いておくとイイ話じゃない方の思い出話です。ニガテな人は猫の写真見て帰ったほうがいい感じのアレなのでとりあえず猫置いときます。
おｋ？
それでは続きです。
数年前の、非常に寒い冬のある日でした。
ちょうど繁忙期真っ只中であと数日頑張れば冬休み、というタイミング。朝礼の場に、普段は姿を見せないお偉いさんが立っているのに気がついた筆者。はて、これはいいニュースか悪いニュースのどちらかがある前触れです。
神妙な面持ちで前に出てくるお偉いさん。
「えー……残念なお知らせです」
残念な方でした。はて、なんでしょう。業績が芳しくないのでお正月は無しです、みたいなお知らせだったらこの場で退職願叩きつけてバックレよう。そんなことを考えていた筆者でしたが、どうやら違ったようで。
「昨夜、○○さんが飲酒運転で検挙されるという事案が発生しました」
いやいやいや、飲酒運転って。
このご時世に？ なにかの冗談だと思ったんですが、どうやらホントらしいんですよ。そう言えば○○さんの姿が見えないなってことにこの時点で気が付きました。
前の日は○○さんの部署の忘年会だったそうです。○○さんは割と遠くに住んでるので、車で会場まで来たとのこと。田舎だとあるあるの話だし筆者もよくやるんですが、飲んだ後に車中泊していくつもりだった○○さん。ところが、一晩寝ていくつもりが数時間で起きちゃったんだそうです。そのまま二度寝すればよかったんでしょうけど、何を思ったか運転しちゃった、と。で、たまたま飲酒検問やってて、測ったら飲酒運転だった。
あらましはざっとこんな感じです。
その時はホント、画像の猫みたいな感じでしたね。
その人は会社に入ってずいぶん長い人で、前にその部署にいたのでずいぶんと世話になりました。仕事のやり方から、プライベートのどうでもいい付き合いまで色々話を聞くこともあったし、かなりの古参な人なので昔の話とか結構聞いたりもして、年は離れてたけどすごく仲良かった人なんですよ。仕事もすごく真面目ですごく出来る人だったし、このまま何事もなく定年まで勤め上げて引退していくんだろうな、と漠然と、しかし確信に近い何かを持っていたくらいの人だったんです。
あとから聞いた話だと、起きた時に抜けてる感じがしたとのこと。飲んで寝て起きるとなんとなく抜けた気がするんですよね。でも、今の飲酒検知って結構いい精度してるらしく、残ってればちゃんと出ちゃうということが調べたら書いてありました。
で、ウチの会社の規定で飲酒運転は一発解雇なんですよね。それはもう一切の救いも、合切の猶予も無く。たただた無慈悲に、機械的に、淡々と。本人は車運転出来ないし家族もいない人だったし遠方に住む人だったので、結局数日前にその人に会ったのが最後でした。あれ以来筆者は一度も会ってません。あれだけずっと仕事してきたのに、ほんの些細なことでもう会えなくなっちゃったんですよね。
会えばいいじゃんって思うかもしれないんですが、連絡先も家も知らないんですよ。遠方に住んでるっていうのは知ってるんですが、仲がいいとは言っても相手はずっと年上だし筆者がプライベートで職場の人と関わるような性格じゃなかったので。
大変だなと思ったのは、その人の上司。筆者の昔の上司でもあるわけですが、解雇と言っても封書を送って終わり、というわけにはいかないんだそうです。本来であれば会社に呼び出して解雇ですよっていう通知を本人にして色々手続きをするのが決まりらしいんですが、ご覧の通り本人が会社に来れない状況。そうなると、今度は上司が家まで出向いて、そこで「解雇です」って言わなきゃいけないんだそうです。それから、私物があれば改めて家に送る、みたいなことになる、と。
飲酒運転の判定について。あの時は、基準値を大きく上回るくらいの数値が出たんだそうです。具体的には、免許取消になるくらいに。免取って簡単に考えてる人いるかもしれないですけど、結構大変なんです。取消になると、欠格期間というのが発生します。わかりやすく言うと、３年とか５年とかは免許取れないですよ、っていう期間。車がないと生活できないし就職するにも要件に普通免許が必須になってくるような田舎民としては、もう大変なんてレベルじゃありません。もっというと、懲戒解雇の場合は賞罰と呼ばれ、履歴書に書かなきゃいけないんです（一部違うところもあるみたいです）。これを隠してしまうと内定取り消しやら解雇の事由になりえたりもします。そのくらい、後の人生についてまわることなんですよね、解雇って。
ちょっとしたことなんでしょうけど、あの時は文字通り人間の人生が大きく狂うのを見たような気がします。あれから○○さんがどうなったのかとか、今どこでどうしてるのかとか、そのへんは知る由もありませんが、元気でいてくれたらいいなとは思います。仕事上の人間関係が希薄な筆者にしては珍しく仲が良かった人なので、あの時は結構ガチ凹みしたのを今でも覚えてます。
お酒、飲んだら楽しいままおわりたいものですね。
いやまぁ飲んで酔っ払ってそのまま配信してやらかしたりしてる人はたくさん知ってますが、あれは本人以外は笑って見てることが多いんであれはあれでいいんでしょうね、うん。そういうのは見てて面白いからみんなもっとインシュ配信してやらかしてくれていいですよ？
