ペンタックスSP
休日出勤はタスク消化にちょうどいい
1時間で今日やることが終わったけど帰るわけにはいかないというクソ弊社のせいで17時まで時間つぶしを余儀なくされてしまったLITさんです。
せっかくなので読みかけだった本を一気に読んでしまおうということで、前にも少し紹介した榊一郎先生の「君の居た昨日 僕の見る明日」を読み終えました。
終盤の展開は、読んでいて涙がボロボロ溢れてきてしばらく読む手を止めてしまうほど心に刺さるものでした。
本作は、優樹を始めとする”昨日”に”逃げてきた”者たちが”明日”に向かって前を向いて歩き出していく成長物語であると同時に、鈴乃宮学園、そして鈴乃宮詩月という”学校”の気持ちや思い、果たせなかった無念の正体が明らかになっていく物語です。鈴乃宮学園が未来へ――明日へと進むための物語だったんだなぁと、全部読んで感じました。
そして、”今”は”明日”だけじゃなく”昨日”にも繋がっていて、その”昨日”は再び”明日”に繋がっていく。一見すればバラバラだと思っていたいろんなものは、全部繋がっているんだなと思うような作品です。
学校生活というものから遠い昔――昨日を何度も何度も重ねたあの日に卒業した筆者ですが、今このタイミングで読んでも良かったと思います。
学生の時――学校生活のその先、明日を知らない時に読んでいたら、きっとまた違った感想を抱いたんじゃないでしょうか。
Kindle版は2月11日時点でセールやってるみたいなんで、この機会に是非。
【合本版】君の居た昨日、僕の見る明日 全5巻 (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 榊一郎
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 富士見書房
- 発売日: 2015/10/20
- メディア: Kindle版
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ボイスロイド「が」ラジオやってるのが好き
ラジオが好きです。
人間がやってるラジオもボイスロイドがやってるラジオも好きです。
人間でもボイスロイドでも、スピーカーの向こう側で話しているDJの姿が見えるようなラジオって本当に良いなって思います。
DJが一人でやってるラジオだったとしても、作家さんやスタッフさんに話をしているような雰囲気を感じると、そのラジオはすごく良いラジオです。
賛否あると思いますけど、作家さんの笑い声とか話し声が入ってくるラジオ、筆者は好きですよ。
これはもちろん人間だけじゃなくてDJがボイスロイドでも同じこと。
ブースの中にいる彼、彼女が今何を見ながら、なにを感じながらマイクに向かって語りかけているのかが伝わってくる瞬間が一番好き。
そういう番組に出会えた時、勝手に世界で一番幸福だと思ってしまうくらいに単純な筆者です。
そしてそんな素敵なラジオを最近また見つけてしまったので、紹介しちゃいます。
DJは琴葉葵ちゃん。
きっと夜空が見える静かなブースで収録しているんでしょうね。
決して広くない収録スタジオの中に充満する珈琲のいい香りや、楽しかった記憶に意識を傾けている葵ちゃんの様子が浮かんでくるような素敵なラジオです。
しんと静まり返った夜中にこれを聞いて眠りたいものです。
第2回もあるので、気に入った方は是非是非。