ノーヒットノーラン達成おめでとうございます
おばけフォークだけが武器じゃない
9月6日、球界にとって非常に嬉しいニュースが飛び込んできました。
福岡ソフトバンクホークス、千賀滉大投手のノーヒットノーラン達成です。前回のWBCでは持ち味の”おばけフォーク”を活かし見事なクローザーとして一気に日本を背負って立つ投手となった千賀投手。6日の試合ではチームが中々得点出来ない中でも必死に投げ続け、ついに掴んだ偉業。他球団のファンながら、本当に嬉しいニュースですね。
御存知の通り、千賀投手は育成出身。そしてこの日マスクをかぶっていたのは、同じく育成出身の甲斐拓也選手。ドラフトだけが野球じゃない。そんなことを強く感じさせる偉業です。ますますの活躍を期待したいですね。
とりあえずヤクルト戦では投げないでおいてくださいお願いします。
燕が巣を離れるとき
嬉しいニュースもあれば、寂しいニュースもあるわけでして。
個人的には、ついに来るべき時がやってきたな、というのと、もっともっと見たかった、という2つの感情が入り混じった状態です。
畠山(左) 館山(右)
館山投手に関しては、本当に不屈の男、不死鳥のような選手という印象が強いです。右の館山、左の石川(雅規)と謳われた燕の二大巨頭。力強い速球で5年連続二桁勝利を上げ、最多勝投手にも輝いた素晴らしい実勢の持ち主として、そしてトミージョン手術から奇跡の復活を遂げた不屈の男として、スワローズをずっと支えてくれました。近年はなかなか一軍登板の機会に恵まれなかったわけですが、ここへ来ていよいよといった印象です。欲を言えばまた一軍のマウンドで投げるナイスガイを見たかったなと思いますが、引き際というものなのでしょう。本当にお疲れさまでした。
一方の、畠山選手。個人的にはまだまだやれる、そう思っていただけにコチラは結構ショックが大きいです。独特のスイングフォームと、そこから放たれる豪快な長打。一見すれば大振りなHRバッターと思わせながらも、その実注目すべきはその選球眼と、そして巧みな守備。常に冷静な判断でしっかりと塁に出るその実力は、まだまだチームに必要なんじゃないかと思ってました。その愛らしいフォルムも相まって非常に好きな選手だっただけにショックは大きいですが、何らかの形でまたチームに関わってくれると嬉しいですね。本当にお疲れさまでした。
この時期になると、毎年引退の話が出ます。
勝負の世界だし、年俸だって安くない。選手本人の思いだってある。そんな中での決断ですから、ファンがとやかく言うことじゃないのはわかってます。でも、やっぱりチームを支えた生え抜き達が球場をあとにするというのは悲しいものですね。
シーズンも残すところひと月を切りました。CSはちょっと遠くに行ってしまったわけですが、まだまだ痺れるプレイを見たいですね。