ゆたんぽを抱いて寝る。

ゆたんぽを抱いて寝る。

猫のこと、本のこと、アニメのこと、野球のことetc...思いついたまま、気の向くままに。

ゆたんぽを抱いて寝る。

未完結で終わってしまった作品の話1~風の聖痕~(山門敬弘、納都花丸)

f:id:l-i-t:20200318183154p:plain

あれからもう10年以上

 

初投稿作品でファンタジア長編大賞準入選受賞の天才それが山門敬弘

富士見ファンタジア文庫から刊行されたライトノベル風の聖痕」という作品をご存知の読者の方はどれほどいるでしょうか。聖痕と書いてスティグマと読むコチラの作品、筆者にとっては思い出深い作品のひとつになってます。

 

あらすじ

一般人には知られていないが、この世界には魔術を操る魔術師が存在している。その中には自然の力を司る精霊の力を借りて妖魔を退治する人間「精霊術師」も含まれる。八神和麻は、炎術師の名門・神凪家に生まれながら炎術の才をまったく持たなかったために一族から追放され、日本を離れた。4年の月日が流れ、超一流の風術師となって再び日本の地を踏んだ和麻は、タイミングよく起こった神凪の術者の殺害容疑をかけられてしまう。

 

この作品、なんと言っても主人公の八神和麻がまぁーーーカッコいい。

「八神和麻」の画像検索結果

なにがカッコいいって、清々しいまでのド外道っぷりですよ。

だまし討ちはするわ姑息な手を使いまくって勝ちに行くわ容赦なく敵対する神凪の追手を半殺しにするわ……

もうね、こういうキャラが筆者は大好物なんです。好きなジャンプ漫画の主人公は太公望だと言って20年近くになるくらい、この手のキャラが筆者は大好物なのです。

「太公望 封神演義 外道」の画像検索結果

 

というか、和麻が日本に戻ってきた理由が神凪一族に対する復讐っていうね。ヒロインの神凪綾乃に対しては全く興味ない素振りだし、戦闘させりゃ服をビリビリに破くし。「神凪綾乃」の画像検索結果

というか、戦闘シーンの描写がほんっとにカッコよかった記憶があります。残念ながら実家に本があるので確認できないんですが、当時めちゃくちゃのめりこんでましたねぇ。たまたま高校で出会った友人でひとり風の聖痕好きがいて、今でも付き合いが続いてるのは面白い偶然です。

 

続きはもう読めないけれど

未完結、というのは打ち切りというわけではなく。いやまぁ打ち切りと言えば打ち切りなんですが、作者の山門敬弘先生が2009年に白血病で亡くなってるんですよ。執筆中に既に闘病中だったらしいということが途中でわかるんですが、それでも最期まで復帰に向けて頑張りながらの活動でした。

今読んでもすごく面白い作品だと自負してますんで、今度実家に帰ったら探してみましょうかね。それか、電子版をまとめて書い直すのも手かなと。この場合どこに売上が入るのかわかりませんが、大好きだった作家さんの墓前に添えられればなと思います。

 

 

 

ちなみに「1」と書きましたが2があるかどうかは未定です。

打ち切り作品も含め色々ネタはあるんで、気が向いたらまた書きます。

プライバシーポリシー