ちなみに脳内CVは米澤円さんでした
ハロー全人類。
今日も外出自粛してますか? 元気にテレワークしてますか?
どうも、社畜の国の魔法使いことLITさんです。
この「○○の国の魔法使い」というタイトルは水野良先生の「魔法戦士リウイ」シリーズのタイトルから引っ張ってきてるんですが、
もはやリウイシリーズも懐ゲーならぬ懐ラノベになってきてる気がしてなりません。
そんなことはさておいて、ですよ。
家から外に出られない皆々様。遊びに行きたいけど自粛しないといけない皆々様。旅行に行きたいけどもし旅行に行って感染したらネットでもリアルでも袋叩きにされるのでは、と二の足を踏んでいる皆々様。
今こそ魔女の旅々を読みましょう。
魔女の旅々。作者の白石定規先生がKindleストアで自費出版として販売していたものを、GAノベルで加筆修正して出版したものが現在流通しているものになります。
あずーる先生の描く可愛らしい魔女イレイナの表紙が目印。注意してほしいのはGA”文庫”ではなくGA”ノベル”というレーベルなので通常のB6版文庫の棚を探しても見つからないこと。筆者はこれを知らずに30分ほどさまよってました。
内容としては、稀代の天才と言われた「灰の魔女」イレイナが世界各地を旅しながら、訪れた土地で様々な人やモノに触れ、そして新たな国へと渡り歩いていく一話完結の小説にになります。
批判を恐れずに書くのならば、可愛い女の子が主人公のキノの旅。
いや、違いますよ。キノが可愛い女の子じゃないとかそういう話をしてるんじゃなくてですね。
まぁイメージとしてはそんな感じです。特徴的な国に入国して、その国の人や文化に触れ、時に巻き込まれ……その繰り返し。
でも、雰囲気や世界観は全く違っていて、筆者はどちらもおいしく頂けました。
イレイナは、感情表現が豊かな子です。そもそも本文がイレイナの一人称視点で進んでいくというのもあるんですが、そのためか結構イレイナが自分で自分を美少女だと思ってるところとか(実際美少女らしいですが)、気に食わねぇ奴を魔法でぶっ飛ばしてやろうと思ったこととか、そういう年相応の少女らしさが垣間見えるのが特徴です。それがかわいいんですよねぇ……
旅人であると同時に魔女であるイレイナには、フランという魔法の先生がいます。修行のエピソードやその後再会した時のエピソードは必見ですし、他にも豊かで笑えるようなキャラが登場するのが特徴ですね。
あとはなんと言っても魔法でしょう。
魔法はロマンですよね。魔法使い、いいですよね。この世界の魔女は風や火を操る以外にも時間を巻き戻したり変身したりと多彩な魔法が使えるようです。そのあたりも魔女の旅々の魅力の一つだと筆者は思います。
旅日記的な内容と、行く先々で出会う人たちとのつながりを描いた人間模様。
世界を旅したくなる一冊。外に出られないこんな機会に一度読んでみてはいかがでしょう?
ちなみにアニメ化が決定してます。
majotabi.jp
イレイナ役が本渡楓さんときましたか。これはまた絶妙なマッチング。
アニメも楽しみに待ってます。
余談
Q.どうして脳内CVが米澤円さんなんですか?
A.読み始めた時期に同じような髪色で可愛い系のキャラの声をよく聞いてたからです
脳内CVは割と安直に決まっていきます。