深淵の監視者
行こうと思えば行けたけれど
自粛、自粛といろんなところでいろんな人たちが大変な思いをしながら日々を過ごしています。みなさま元気に自宅勤務してますでしょうか。
どうも、毎日元気に仕事場に足を運んでいる現代社会の暗部ことLITさんです。
いやまぁ真面目な話をすると業態的に休めるタイプのものじゃないのでそれは諦めてますが、そんな中お偉いさんたちが今度の週末に歓送迎会をやるとかやらないとか。
さてさて、緊急事態宣言が出される前後でいろんなイベントが中止になったり、いろんなお店が休業に入ったりしてます。
実は筆者も色々と計画をしていまして、今月は2回ほど上京しようとって思ってました。主にお屋敷関連でのイベントだったんですが、残念ながらお屋敷自体が閉まってしまった以上、計画がご破産と相成ってしまったわけです。
批判を承知で書くのならば、正直上京すること自体は不可能ではありませんでした。
深夜バスは運行してますし、日本ではロックダウンが現実的でない以上東京に隔離されてお住いの地域に帰れない! 居場所も職場の席もなくなった!! なんてことにはならないというのもわかってました。
だけど、色々な状況を鑑みた結果、苦渋の決断をすることにして今に至ります。
正直、悔しい気持ちでいっぱいです。
なにより、「行こうと思えばいける」という選択肢を自分で決めて潰してしまったのが非常に悔やまれる。行こうと思ってた食べ物屋さんがこの状況でもしかしたら無くなってしまうかもしれない。こんなことをしている間に、また今度行こうと思ってた場所がなくなるかもしれない。
そんなことをずっと考えて何度もバスのキャンセルボタンを押すのを躊躇いました。だけど、最終的には行くのを辞めるという判断をして、禍が治まるのを待つことにしました。早いところ治まってほしいですね。そして、病魔が去ったらいろんなイベントにまた顔を出したいものです。
それまでは家で美味しいものを食べて猫を吸って生きることにします。
貰ったものはちゃんと返します。すぐ出来ることはすぐに
去る4月11日に「しんえん」のオンライン版というのがありまして、筆者もコメント賑やかし勢として参加してきました。
これなら日本中で同時に宴会できるのでは?|しんろく @scene6 #しんえん
— しんろく ひとつなぎの宴会屋 (@scene6) 2020年4月4日
4/11 18:00〜
テスト的に
日本中と宴会できないか
試してみます。
参加費無料。
場所、各自のいる場所。
出し物ある人は全員やれる。
必要なアプリ、ツイキャス。
知り合い増える。
読んでみて! https://t.co/hH1jyb0hc7
しんえんってなに? という人はnote見て(ぶん投げ)
んで、過去に一度しんえんに参加させてもらって超絶楽しかった思い出を持って帰ってきた筆者。今回はオンラインということで家にいながら参加できるじゃ~ん手軽でラッキー☆ という軽い気持ちでキャスを開いたんですよ。
あのね……ひとこと言わせてもらいたい。
死ぬほど面白かったの、いやまじで。
オンライン版のしんえんってなんのって言うと、要するにタダのツイキャスライブなんですよ。タダのツイキャスライブに、「最初に主催であるしんろくさんのキャスが始まって、決まった時間になったら出し物する人たちのキャスが始まって、また決まった時間になったらしんろくさんのキャスに戻ってくる」っていうルールを加えただけ。
この繰り返し。
それを酒飲んでゲラゲラ笑いながら見たり、コメントで茶々を入れる。
誰でも思いつくようで誰もやってこなかった不思議な、宴会と呼べるのかすら最初はわからなかった試み。
だけどねぇ、すごい面白かったし、すごい宴会してるって思った。
普通の宴会って幹事がひとりいて、最初は乾杯の音頭とって進行していって、そのうち宴会芸演るテーブルが出てきて、そっちが盛り上がったら気付けばそっちのテーブルから帰ってこない人も居て。しんえんオンラインも全くそれと同じ光景。
なんだ、これってもう宴会じゃん? って思った
筆者も自然と笑いが溢れて、お酒も進んで。
すごいなーって思ったのは、しんろくさんがオモシロイと思った人達を集めて即席のコラボを作ってたこと。
歌の上手い人と習字の天才と気が触れた人が合わさったら、世界中できっとあそこでしか見られない頭のおかしな(褒め言葉)化学反応が見られたし、それが死ぬほど面白かった。気付けばあっという間に時間になっていて、家にいながらちゃんとしんえんに参加した気分になれていた。気分というか、ちゃんと参加してたのだけれども。
コロナのせいで困ってる人達はたくさんいて、その中にしんろくさんが含まれていることを重々承知で書くのだけれど、このオンライン版しんえん……地方民としては大変嬉しい試みでした。
ケイティさんがいつも楽しそうにしてていつか行ってみたいと思ってたしんえん。しかしながら平日夜の開催ということもあり参加できたのは過去一度きり。だけど、こうやってオンラインで開催してくれると家にいながらあの雰囲気を味わえる(フードは無理なので自分で作りましたが)というのが最高にお手軽で良かったなぁと。
これは個人の感想になるんですが、画面越し、Twitter上でのやりとりって顔を突き合わせてのコミュニケーションに比べるとぐっと敷居が低いんじゃないかなって思うんです。文字でのコミュニケーションだとなんとなく常連も新規も関係なく自然と交わりが生まれて、徐々にみんながなんとなく仲のいい他人になっていけた気がした。知らない人のキャスにコメントするのは勇気がいることでも、そこに「しんえんの出し物」「しんえん参加者」という題目が加わるとすごく気持ちがラクになる気がしました。
それに加えてしんろくさんがいろんなひとを呼んでコラボしてくれるから、経験値が少ない人でも「あぁなるほどこの人は旅立ちの日にを歌いながら狂気じみた工作をする人なんだな」とわかる(誤解)(馬鹿にしてるわけじゃなくホントに芝もなこさんが死ぬほど面白かったんです)。
このオンライン版しんえんでなにがすごいと思ったかって、こういうワンステップがあったことによって、いつかまたしんえんに参加できた時に「あの時オンラインでこんなことしてた人だ!」という話題を持って臨めること。
話題は武器になる。初めての人に話しかけるのってすごい難易度が高いことなんだけど、自分も相手も同じ趣味、同じ楽しみ、同じ話題を持ってるっていうのがわかるとぐっと難易度が下がる。その武器をしんろくさんに貰った気がする。
いつかこの禍が収束して、予定を合わせることが出来たらまたしんえんに行こう。
そんなことを思わせてくれた試みでした。
評価はお金で
(時間の関係で振込が一日遅れになってしまった)