四畳半神話大系も舞台は京都
緊急事態宣言が解除になって数日。
色々意見はあるかもしれませんが、近所ならお出かけしてもいいんじゃないかなぁと思う今日このごろのLITさんです。
えっ、近所ってどこまでだって?
そんなの決まってますよ。あれです、バスとか電車一本で移動できる範囲くらいです。
コレハキンジョ……キンジョ……近所とは一体。
西日本をいつかゆっくり旅してみたいな、というのが当面のぼんやりとした目標です。見出しにも書いたとおり、京都よりも西に行ったことがないんですよね。しかも、京都は滞在1日だけでした。
これも、かれこれ10年くらい前の話になりますね。
就活をしたくないと言いながら卒論もやりたくないというクソ大学生だった当時の筆者が思いついた究極の逃げ口上が「就活で関西の方に行く」というものでした。正確には、関東→関西と就活で一週間ほど不在にする、というもの。
一方では一向に進まない卒論の現実から逃げつつ、一方では就活やってて忙しいフリもしつつ、 その実ただ遊びに行くだけという完全な旅行。一応企業説明会とか面接とか幾つか受けに行きましたが、まったく入るつもりもない業界、企業を適当に受けた感じですね。ちなみに内々定まで貰った企業もあったんですが、適当な理由つけて辞退しました。
そんなこんなで関東行きの格安航空券を使い東京で遊び、
※格安航空券については過去記事参照
深夜バスで京都へ。1日目で企業説明会は終わらせ、安ネカフェに泊まり、1日かけてぷらぷらと京都を観光してました。と言っても、移動手段は徒歩のみというもはや一種の修行のような行程でしたが。
駅近くに泊まっていたので、まずは清水寺を見ようと思い向かうも、思いの外遠くて着く頃には汗が滴ってました。それもそのハズ、この人就活の装いしか持ってきておらず、7月のクソ暑い京都の街をスーツに革靴で歩いていたわけで。馬鹿ですかね?
清水寺は思った以上に綺麗で、また、朝早かったのもあって人も少なくてとてもいい景色でしたね。
そして次に向かったのは、金閣。
位置関係が分かる人ならお察しかと思いますが、死ぬほど遠かったです。スーツに革靴で歩くような距離じゃなかったです。馬鹿なんですかね?
途中で北野天満宮に立ち寄りつつ汗でびっしょりになりながら見た金閣は、想像の何倍も荘厳で思った以上に金ピカでした。百式っぽいなとかいう俗な感想しか浮かばなかったのはきっと疲れのせいです。
このあたりで時間はもうお昼。
京都まで行って食べたお昼ご飯、
まさかの立命館大学の食堂メシ。
何を隠そう西尾維新読者にして戯言大好きおじさんの筆者。
戯言シリーズの舞台が教徒であることやいーちゃんの在籍する鹿鳴館大学のモチーフが立命館大学なのは履修済み。そして、クビシメロマンチストで烏の濡れ羽島から帰ってきたいーちゃんが大学の食堂で「キムチ丼ごはん抜き」なるメニュー(要するにタダのキムチ)を食べていたのを思い出し、わざわざ足を運んだというわけです。完全に馬鹿ですね。
結局この日の昼はガチでキムチだけ食って終わり、そのまま歩いて御所を経由して(御所もネコソギラジカルで舞台になったある意味聖地)、近くのミスドでフレンチクルーラーを食べ(絵本園樹さんの「この世にあるもので神様がお創りになったのは、整数とフレンチクルーラーだけだよ」というセリフはあまりにも有名)、歩いて駅まで戻りました。
いやはや、阿呆以外のなにものでもありませんね。
試しに今の行程をGoogle Map等で見ていただけると分かるんですが……
ほぼ一周してます。オール徒歩で。今はもう無理です。
ぶっちゃけもう京都に行く理由はないのでよほどのことがない限り行くことは無いと思いますが、次に行くときは素直にバスで移動したいものですね。
今週のお題「遠くへ行きたい」