ゆたんぽを抱いて寝る。

ゆたんぽを抱いて寝る。

猫のこと、本のこと、アニメのこと、野球のことetc...思いついたまま、気の向くままに。

ゆたんぽを抱いて寝る。

ゆたんぽに悪い病気が見つかった

f:id:l-i-t:20200602234617j:plain

ぐでん

 

病院へ連れて行った

猫の食欲が最近落ちている。

そんなことに気がついたのは、5月も半ばを過ぎた頃でした。

うちの子はやってきた時から譲渡会の人の指導で「ご飯は常に皿に山盛り」を続けてきました。ご家庭によっては量を決めて決まった時間にあげるところもありますが、兎にも角にも動物と暮らすのが初めてだったのもあり、ご飯はいつも皿に入ってる状態にしてました。仕事行ってるとお昼ごはんとかあげられないし。

最初こそ「ホントにそれでいいの?」と思ってましたが、2,3日もすればペロッと食べ尽くしていつの間にか皿が空っぽになっていたので、そんなものなんだろうと何も気にせず、猫は結果的に7.2kgまで太りました。

 

それが、ここひと月でご飯を食べる量が減った気がして。

というのも、ご飯を補充するタイミングや新しいご飯の封を切るスパンが(ウチは3.5kgのものをネットでまとめ買いしてます)随分長くなったことに気付きました。そこで念の為かかりつけの病院に連れていき体重を測ると、なんと5.5kgまで減量してまして。それでも元々デブ猫だったので適正体重ではあるのですが、やっぱりよく食べる子があんまり食べないと心配だよねーなんて看護師さんと話ながら触診してもらったところ、なにやらお腹のあたりにしこりがあると言われました。ぶっちゃけ毎日もちもちポンポンと堪能してた筆者ですが全く気付きませんでしたね。

採血の結果数値に異常は無し。代わりに、エコーを撮ったところお腹に黒い影が見つかり、これ以上はお腹を開けてみないとわからないと告げられました。

悪い物なら取ってしまうし、取れないような物なら症状だけ確認して閉じることになる。費用もそれなりにかかるけれどどうしますか? と言われましたが、迷う理由なんてありません。その日のうちに一週間後の手術を予約し、その日は連れて帰りました。

大体一週間くらい前の話です。

 

手術、そして結果は

6月1日。

f:id:l-i-t:20200602234753p:plain

これは寝起き一番の猫

 

朝一番に猫と格闘しながらケージに入れ、なんとか病院に連れていきました。うちの子は本当にケージが嫌いで、小さい頃から絶対入ろうとしない子で。でも病院はケージに入れないとNGなのでこれが毎回大変なのです。

手術が終わったら連絡をくれると言うことなので筆者はそのまま仕事に向かいました。本当なら家で待っていたかったのですが、さすがに月初に仕事場を空けるわけにも行かず。正直、この時はあまり重大に事を構えてなかった部分もあります。手術の説明を受けた際に「脾臓に出来物があるかも知れない。取れるなら取っちゃいますね」みたいな説明だったので、あぁ年取ってくると色々と病気も出てくるんだなぁなんて考えてました。

そして時間は経ち。

昼過ぎに一度電話が来ていたのですが気付かず、結局連絡を受けたのは夕方になってからでした。

病院からは「手術は終わりました」という報告と、「詳しく検査してみないとハッキリとは言えないが、恐らくは腸間膜リンパ腫の可能性が高い。外科手術ではどうしようもないので、検査用の針を打ってお腹を閉じた」との告知を受けました。聞き慣れない単語にしばし言葉を失っていると、病院側もそれを察したのか、「リンパ節が腫れちゃって……人間で言う癌みたいなものです」と説明を加えてくれました。

 

癌。

 

さすがに医療に疎い筆者でも聞いて分かるくらいの病気です。それがどういうものか、どういう未来が待っているのかも。

 

 

お迎えは翌日と言われたので1人で家に帰り、珍しく深酒して寝ました。と言っても途中で寝落ちてて半分くらい残ってた缶チューハイは捨てちゃってるんですけどね。

ここまでが昨日の話。

 

お迎えは今日のお昼前にしました。

仕事を早めに抜け出し病院に向かうと、平日の昼間にも関わらず待合室はたくさんの人でした。30分ほど待って先にお会計を済ませ(諸々全部込みで30,000円ちょっと)、更に待つこと数分。

ここで待っている時間が今まで感じたことがないくらい長くて、不安でいっぱいでした。周りを見れば、当たり前だけど人間と動物がセットで待ってるわけです。そんな中、筆者だけはなぜか周りに動物の姿がない。動物病院に人間1人で来てるというのがこんなにも不思議で居心地の悪いものなのかと実感しました。

呼ばれて診察室に入ると、先生が待っていました。

手術中に患部の写真を撮ってくれていたらしく(当たり前ですがモロに内蔵見えます)、写真を使って腫れている部分を見せてくれました。そして、昨日電話で聞いた通り恐らくは腸間膜リンパ腫だろうということを教えてくれました。ホワイトボードに図を書いてもらって、医療に明るくない筆者にもわかるよう丁寧に教えて貰えたのは本当にありがたかったです。先生の口からは「何もしなければ、1~2ヶ月」と。それが何を意味するのかは、昨日あの後色々とネットで調べていたのでなんとなくわかりました。

ハッキリとした原因がわからないというのもわかっていましたが一応聞いてみると、「人間だってどうして癌になるのかわかってない。猫のリンパ腫もそれと同じだよ」とのこと。「どうしてうちの子なんですか」そう聞きたい気持ちを堪えて、この後のことを色々と聞いてきました。

とりあえず、来週あたりには検査結果が出るのでその時もう一度連れて行くことが決まりました。症状次第ではその時点から治療が始まります。リンパ腫の治療には抗癌剤を使うのが一般的なんですって。

これも知っていたことなんですが一応「完治はするんですか」と聞いてみました。

先生の回答は「あくまで延命という考えでいて下さい」とのこと。「寛解ってあんまりしないんですよ」と付け加えて。ネットで色々と見てはいたのでなんとなく覚悟はしてました。腸間膜リンパ腫の場合、1年後の生存率は約2割。15ヶ月くらいの予後になると本当に稀なケースなんだそうです。

詳しい治療の方針を決めるのはまた次回の来院時、ということを話して本日の説明は終了。猫にとっては1日ぶりの帰宅となりました。

 

結果待ちの状態です

f:id:l-i-t:20200602235028p:plain

ちゅ~るは相変わらずアホみたいに食べる

 

心配していたご飯ですが、よほどお腹が空いていたのか家に帰るやいなやガツガツと口にしていました。それが一時的なのかどうかはわかりませんが、水は相変わらずアホみたいに飲んでます。これは昔からなので気にしてませんが、ご飯に関しては少しでも食べて体力つけて欲しいなというのが本心です。

ちょっと気になるのが、入院前に比べてあからさまに元気がないこと。

食欲が無いのはもちろんなんですが、なんとなく気だるそうにしてるのが気がかりです。あと、手術の影響なのかちょっと歩くのがぎこちない感じがして。後ろ足を少し引きずるようにしてるのが、果たして今だけなのかどうか。改善しないようであればもう一度診せに行ってみようと思いますが、なんにせよ来週また行くことになるのでその時にでも聞いてみることにします。

 

ということで、先生の見立てではほぼほぼ腸間膜リンパ腫だろうということです。

予後についても、筆者がネットで調べてたのとほぼ同じような見解でした。人間の癌と同じで抗癌剤が効く子もいれば効きづらい子もいること、抗癌剤には副作用の心配もあること、そして、抗癌剤治療を施したとて予後の延長が約束されているわけではないこと。

来週行った時に詳しい説明を受けて、それからどうするか考えて決めたいと思います。

 

今まで通り暮らします

手術をした話は、実家には伝えていませんでした。些細な症状だったら余計な心配をかけるのもアレなので、大したことがなかったら黙っていようと思ってたんですよね。でも、状況が状況なので実家には話をしました。

実は昨日手術を受けてきたこと。

お腹に悪い病気が見つかったこと。

もしかしたら、来年まで生きられないかもしれないこと。

病気の症状や予後について話している時はなんともなかったんですけどね。ふと猫と自分のこととか、猫の人生(猫生?)の話題になったら途端に悲しくなってきちゃって。年甲斐もなく電話越しに泣きそうになりながら話をしてました。

でも、やっぱり生き物と暮らすってこういうことなんだろうなと思ったし、猫にとっても自分にとっても変に肩肘張らないでいつもどおり過ごすのが一番なのかなと思いました。今までみたいに走り回って一緒に遊んだりは出来なくなるのかも知れないけど、それでも家にいる時は今までと変わらず接するでしょうし、お盆には実家にも連れて帰るつもりです。

それと遠征事についてですが、これも恐らく今までと変わらず行きたい時に行きたいイベントには飛んでいって馬鹿みたいにはしゃぎまわってると思います。少しでも長く一緒に居てあげるのももちろん大事なことだと思うんですが、たぶんそればかりだと猫より先に自分が参ってしまうので。

いい意味で、これまでと変わらずに。家に居られる時は適度に構ってあげて、筆者が遠出する時は留守を任せて。帰ってきたらごほうびのちゅ~るをあげて。そういう変わらない日常を1日でも長く続けられればなと、今は思ってます。

 

ブログに書くかどうか最後まで迷った

最後に、このブログについて。

正直、この話題を書くか書かないか昨日から今日にかけてずっと考えてました。誰に何を言われて書いているわけでもないこのブログ、及びTwitter。書かない、という選択肢も十分にあったと思います。というか、その方がきっと良いことだらけだと思うんですよ。

ブログにしてもTwitterにしてもほとんど身内かお友達しか見てないようなものです。変に心配させたくないし、みんなこれからいろんな場面で楽しいイベントやお祝いのイベントが待ってるわけです。そんな中でこういう現状をお伝えしてしまっていいのかなと。いつになるかわかりませんが、全部終わってから振り返って報告でもいいのかなと、そう思ったりもしました。

でも、やっぱり書くことにしました。理由のひとつは、このブログが筆者の備忘録だから。楽しい思い出も悲しい思い出もやっぱりどこかに記録しておきたいし、後から振り返れるようにしたいから。前にも書きましたが、人間の記憶っていい加減ですぐ忘れちゃうんですよ。だから、今日の出来事も昨日のやりとりもいつか忘れちゃう。それを忘れたくないので、しっかりブログに書いて残そうと思います。

f:id:l-i-t:20200602235131j:plain

手術のあと(うっすら糸が見えますね)。お腹が丸見えです

 

もうひとつは、猫の状況を知って貰って、それでもうちの猫のことを好きになってほしいから。Twitterにもブログにも何度も登場して割と色んな人に好かれてるうちの猫ですので、病気のことを隠してしまうのはちょっと違うかなと思ったのです。一緒になって悲しんで欲しいとかそういうつもりじゃないです。構ってちゃんだなと思ったらどうぞ遠慮なくフォローを外すなりブログのリンクを踏まないなり対処してくださればと思います。

 

長くなりましたが

とりあえずこれ以上長々と書いてもアレなので今後の方針ですが、

・ブログは普通に続けます

・猫の話は今後もちょくちょくブログに載せていきます

・遠征は財力と体力の続く限りします

こんな感じです、ハイ。

ぶっちゃけ一番尽き果てそうなのは財力ですが、まぁそこは塩でも舐めて生きれば……ね?

 

まぁそんなこんなで、これからも猫共々どうぞよろしくおねがいします

プライバシーポリシー