ゆたんぽを抱いて寝る。

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猫のこと、本のこと、アニメのこと、野球のことetc...思いついたまま、気の向くままに。

ゆたんぽを抱いて寝る。

寄席が続けられるなら金なんざ惜しくない

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新宿末廣亭は風情があっていいですよね

 

今日のヤクルト豆知識

ヤクルトに入ってる乳酸菌シロタ株。乳酸菌はともかく、シロタ株って何よ? とお思いの方も多いのではないでしょうか。ジャイアント白田かよ、なんて思った方がいるかどうかはわかりませんが、実はその考えはあながち間違っちゃいなくて。乳酸菌シロタ株っていうのは、代田稔さんが発見、培養した乳酸菌のことを指します。そう、乳酸菌シロタ株のシロタは人の名前だったんですね。ちなみにこの人が後にヤクルトの創始者になります。

という今日のトリビア。詳しく知りたい方はヤクルトHPへ。

www.yakult.co.jp

 

思いを寄席て

こんばんは、犯罪の片棒を担ぐのは御免ですが、片棒という演目が好きなLITさんです。

笑遊師匠の片棒大好きです

 

そうそう、笑遊師匠といえば弟子の三遊亭小笑さんの真打披露興行が例の病魔の影響で延期になってしまっています。三遊亭小笑春風亭昇吉笑福亭羽光落語芸術協会の新しい風です。お国のせいでいろいろと引っ掻き回されていますが、6月からは披露興行も再開の予定。筆者もチケット買ってるのでどこかで見に行きたい所存です。

 

そんな寄席が今、本当に大変な窮地に立たされています。

例の病魔が流行りだしてからというもの、客足はめっきり途絶えっぱなし。筆者は割と気にせず足を運ぶタイプですが、やっぱり気にする人は気にするんでしょう。まぁなんだかんだいっても不要不急の類なんでしょうね。何もなければ観客が10人や20人なんてのもザラです。

そんな状態を見かねてか、落語協会落語芸術協会がタッグを組んでクラウドファンディングを始めました。

readyfor.jp

 

「野暮は承知で」この言葉がなんとも粋ですね。本来であれば芸事なんてのは市井に金の無心なんてするのは野暮というもの。あえてそれを承知で資金援助を申し出るというのは、逆に粋ってものです。実際問題、寄席が無くなってしまえば噺家は食っていけません。廃業待ったなしです。

聞いた話では「お前ら噺家なんてのは芸能人なんだから自分で身銭切ったらよろしい」なんて言う馬鹿野郎人もいるとかいないとか。「普段テレビやラジオで儲けまくってるんだから金持ってるだろ」なんて言う人もいるとかいないとか。

 

なるほど。

 

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噺家が儲かると思ったら大間違いです。

みなさん、寄席のギャラってどうやって決まるか知ってますか? 1万円? 5万円? 10万円?

いえいえ、違います。

 

答えは、木戸銭(入場料)を寄席と芸人で折半です。

 

さっき10人、20人もザラだって書きました。

仮に10人だとすれば、木戸銭は30,000円。寄席の取り分が半分だとすれば、芸人は15,000円をみんなで等分することになります。前座はちょっと違いますが、二つ目も真打もギャラは一緒です。芸人が10人出たとすれば、芸人一人当たりのこの日のギャラは1,500円。何年も必死に稽古して完成する芸を演じ切って貰えるお金はたかが1,500円。10連ガチャもまわせません。

とてもじゃありませんが割に合いません。予断ですが、割に合わないの”割”というのはこの寄席のギャラの事を言うんですよ。木戸銭を芸人で等分に割ることから”割”。客が入らなければこの割も少なくなり、この状態のことを「割に合わない」と言ったわけでですね。いやまじで割に合わないですよホント。

芸人ってそんなもんなんですよ。ラジオとかテレビに出てるのは(ギャラの値段はさておき)芸人にとってはアルバイトなんです。寄席で腕を磨きホールで落語会や独演会をしてこその噺家です。その大事な稽古場であり前座・二つ目の大事な収入源である寄席が今、本当にピンチなのです。ありがたいことに当初の目標金額5000万円はわずか4日間で達成しました。しかしながら、毎月2~300万円の赤字を垂れ流しながら走り続けている寄席。億単位あっても足りないくらいです。3,000円の木戸銭プランもあります。どうか噺家を、落語という文化を助ける気持ちで支援のほど、なにとぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

クラファンと聞いたLITさん「なるほどクラファンですか。ということはなんですか、会長+好きな噺家と行く鈴ヶ森刑場ツアーとか会長+好きな噺家と行く吉原明烏ツアーとかそういうリターンがあるんですかい?」

 

そんなプランはありません。寄席をコンカフェか何かと勘違いしてますねこの人……もしそんなプランがあったら10万までなら平気で出します。昇太会長と文治師匠と三人で鈴ヶ森行って生で鈴ヶ森聞きたいし(芸術協会)、市馬師匠と菊之丞師匠と三人で吉原を練り歩いて生で明烏聞きたい(落語協会)なと、そんな妄想ばかりしてます。

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