大人になれない僕らの強がりをひとつ聞いてくれ
今日のヤクルト試合結果
いよいよ交流戦も最終カード。舞台を千葉から遠く福岡に移し、福岡ソフトバンクホークスとの対戦です。先発マウンドを任されるのは、ヤクルトが生んだ小さな巨人石川雅規。前回は5回コールドと言えど6年ぶりの完投勝利を見せた石川が、今日も初回からソフトバンク打線を0点に抑えていきます。打たれこそするものの、クイックを交えながら緩急自在のピッチングでソフトバンクにホームを許しません。何より凄いのは、5回、6回を3人で締めたこと。特に6回の三者三振はお見事です。打線は村上がリーグトップの19号HRで先制し、その後チャンスは多かったんですがなかなか点が奪えず。胃に穴が空きそうな試合展開でしたが、最後はマクガフが3人で締めて、
なんとソフトバンク相手に完封試合！ カツオくんおめでとうの気持ちで今日は酒を飲みます。
今日は朝から猛烈に暑い、そんな1日でした。
どのくらいかって？ そうだなぁ――
初めて出来た恋人と2人で海水浴に行こうって話になって、電車に乗って隣町の海岸まで向かうことにした僕。エアコンの効いたローカル線には僕たち以外誰も乗ってなくて、恋人と2人で並んで座る車両はなんだかいつもと違う気がした。学校のこと、昨日見たテレビのこと、流行りのアイドルのこと。共通の趣味がきっかけで仲良くなった2人だから、話題が尽きることはなく。なんの気なしに隣を見ると、そこには可愛い恋人の笑顔がある。学校の制服姿とは違う、少しだけ大人っぽい私服に僕は体の内側が熱くなるのを感じた。「……に到着です。お忘れ物等ございませんよう――」車内アナウンスの声でハッと気づく。おしゃべりに夢中になって、気付いたらもう降りる駅に着いていた。慌てて恋人と2人転がるように電車を降りる。途端に、焼けるような日差しが降り注いできて僕は思わず目を細めた。ゆっくりと目を開けると、目の前には真っ青な海と、負けないくらいの蒼穹が広がっていた。「手、つないじゃったね」恋人に言われて初めて気付く。降りようと慌てた僕が、とっさに恋人の手を握っていたことを。汗が吹き出る。きっとこれは、夏の日差しのせいだ、そうに違いない。
っていうくらい暑い。
いやまぁ実際6月で30℃近くまで上がったのはさすがに身体がしんどいです。気持ちはまだ春先の気分だっていうのに、これじゃあビールが幾つあっても足りません。こういう日は風を受けて走れるバイクって気持ちがいいんだろうなぁと、通り過ぎるバイクを眺めながらぼんやり思った筆者。
それならば、風を感じて走ればいい。
そう、車だって窓を開ければ豪快に風を感じられるんです。窓を全開にして青空から夕焼けに変わりつつある国道を走ると、気持ちのいい風が吹き込んでくるじゃあありませんか。これですよこれ。これを待ってたんです。もうずっと待ってました。ラーメン屋でひとつしか無いテーブル席で40分もくっちゃべってる知らねぇ子供連れが早く居なくなんねぇかなみたいな気持ちでずっと待ってました。
窓を開けて風を受けて走ってるといつも思い出すことがあります。
時速60kmで走る車から手を出して受ける感触はDカップのおっぱいの感触と同じ、という俗説。ネットで軽く調べてもらうとそれはもう2億ヒットくらいする有名な説なので一度聞いたことがあるという人はきっと多いでしょう。記憶違いかもしれませんが、筆者はこれを古い友人が運営していたテキストサイト（古代文明）で知ったような気がします。まだいたいけな中学生だったLIT少年。おとなになれば、車が運転できるようになればきっとその感触がわかる時が来る。そう信じていた○年前。
あの時の気持ちを思い出し、そっと窓から手を出す筆者。
視界の端で速度計をチラ見すれば、ちょうど時速60kmを指しています。
そう、今まさに筆者は日本の片田舎の国道で堂々とDカップのおっぱいを揉みしだいているッッ！！！！
って感動すると思ってたんでしょうね、あの時の筆者は。
右手に残るのはDカップおっぱいの感触――ではなく虚無感。おとなになれば時速60kmとDカップおっぱいが自動的に手に入ると思っていた少年時代。そんなことはないと気がついた30代。そっと窓を締めた。エアコンは全開にした。冷やしすぎて寒くなって飲んだホットコーヒーは美味しかった。
真面目に検証してるのホント笑う
