ゆたんぽを抱いて寝る。

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ゆたんぽを抱いて寝る。

nayutaさんの少女レイが良すぎてとり憑かれて仕舞った話

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白い肌の(ぽゆたを抱いた)少女

 

今日のヤクルト試合結果

感想記事がメインなので手短に。両チームたくさん打った、川端が14球粘ってタイムリー打ったところは痺れた。石山が三者凡退で抑えてくれて良かった。あと2点が遠かった。

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明日頑張りましょう。

 

なゆたんの儚げな歌声がこの曲をより一層引き立たせる

こんばんは、百合の間に男が割り込む展開を絶対に許さない委員会代表のLITさんです。

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突然ですが問題です。

夏の終わりにピッタリのさわやか系ゆる百合風味微ホラー曲、と言えばなんでしょう。

 

 

そうだね、少女レイだね。

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そんな少女レイをね、透き通った歌声に定評があるnayutaさんが歌ったっていうからもう飛び跳ねましたよね。

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前に配信ライブで歌ったのを聞いた時点で「こいつぁやべぇ」と思ったのに、まさか動画としてリリースするなんて思いもせず。投稿しますというツイートを見た時には驚きすぎて家の中でスマホ落としそうになりましたよね。

よもやこの記事を読みに来てる読者諸兄で、件の動画を見ずに来たなんて人はいないでしょうけど、とりあえず2時間位ループで聞いて来てください。話はそれからですよ。

 

 

いいですね?

聞きましたね?

 

 

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いや、やべえんですって。

あ、以下筆者の個人的な解釈とそれに基づく感想なので「お前の感想なんて見たくねぇ!」って人は夏の終わりにぴったりなもう一曲のなゆたん歌ってみただけでも聞いてお帰り下さい。

 

前提として、この曲って1人の女の子の事が好きすぎた女の子が最期踏切に飛び込んで死んじゃう物語なんですよね。1番は、恐らく物語のラストシーン。2番は、過去の話。「白い肌の少女」のことが好きすぎて嫉妬の余りイジめてしまい、最期に「白い肌の少女」は苦しみに耐えかねて教室から身を投げてしまう。そしてラストは、踏切に飛び出していく少女が、最期に見た「白い肌の少女」の幻影。

そういう構成……だと筆者は解釈してます。

百合なんですよねぇ。殺し愛なんて言ったりしますが、ある意味究極の愛情なんですよねぇ。

 

と、いう解釈を基に聞いてたんですがね、いやぁやべえなと。

nayutaさんの今回の歌い方がね、曲の世界観にぴったりすぎてやべえなと。

今回のnayutaさん、全体を通して夏の青空のように透き通った中に、ほんの少し憂いを帯びたような歌い方をしてるように聞こえたんですよね。大好きな女の子を独り占めしたかったある意味素直な愛情と、幾度となくフラッシュバックする夏の日の光景や蝉の声で呼び起こされる罪悪感や喪失感。聞けば聞くほどに景色が、光景が見えてくる気がしました。

特にサビがね、やべえんですよ。いや全部やべえんですけど、サビの表現がね、個人的にグッときたなと。

サビって言わずもがな一番の盛り上がりじゃないですか。あんなに曲は盛り上がっていくのに歌詞は物悲しくて、それって主人公の女の子にしてみれば思い出したくないのに何度もフラッシュバックしてきてしまう光景で。蝉の声とか青い空とか普通だったら楽しい思い出の代名詞みたいなのに、主人公にとっては悲哀と罪悪感で上書きされちゃってるんですよ。

儚げで消え入りそうな、どこか苦しそうなnayutaさんの歌声。それが主人公の心の内側を見事に表現していて、聞いているこっちまで何かに手を引かれるような、そんな不思議な気分に陥りました。

この曲に関してはいろんな解釈があると思います。多くは、死んでしまった「白い肌の少女」の霊に呼ばれるように狂ってしまった少女が踏切に飛び出していった、という解釈だと思います。ただ、nayutaさんの歌ってみたを聞いて思ったのは、肝心な部分で主人公は冷静だったのかなと。最期は一人ぼっちになってしまった寂しさもそうだけど、やっぱり罪悪感があって、愛情と罪悪感が最後までせめぎ合っていたのかなと、そんなふうに聞こえました。あぁ、そういう解釈もアリだなと、ここで新しい解釈に気づけた気がしますね。

2番にしてもそう。独占欲という本性が暴れ始めても尚、花瓶を仕掛けたその時のことを後になって後悔している。「僕だった」というフレーズに込められた仄暗さは、そんな主人公の心情を表しているように筆者は受け取りました。

この苦しみも悲しみも、いっそ全部自分が死に追いやってしまったあの子の霊がそうさせているのだと、思い込めたら。

最後の最後まで「とり憑かれて仕舞った」ではなく「とり憑かれて仕舞いたい」と悲痛な叫びを上げ続けた主人公、ラスサビの「哀しい程 とり憑かれて仕舞いたい」という一節、nayutaさんの歌い方にそれがギュッと込められてます。そこをね、何度も聞いて欲しいんです。

 

個人の感想であり云々

みきとPの曲は考察や解釈が人によって様々で、いろんな聞き方や聞こえ方があると思います。もちろんこの記事は数多ある解釈の1つを基にLITさんが聞いたらこういう景色や心情がnayutaさんの歌を通して見えてきた、というものに過ぎません。

去りゆく夏にぴったりの選曲で、また新しい少女レイの形が見えた。そんな喜びに感謝してもしきれません。素敵な歌ってみたをありがとうございました。

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