ゆたんぽを抱いて寝る。

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猫のこと、本のこと、アニメのこと、野球のことetc...思いついたまま、気の向くままに。

ゆたんぽを抱いて寝る。

古き良き古本屋と出会い、堪能した

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家を本棚で埋め尽くすのは一つの夢です

 

今日のヤクルト試合結果

そういう気持ちで臨んだ巨人戦。ちなみに巨人は今日が最終戦なんですね。蓋を開けてみれば、原樹理が頑張って投げて、そして打ってくれました。打たれはしたものの、相手が廣岡だったのでまぁ良かったかなぁと言う気持ちもあったりなかったり。

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勝って兜の緒を締めよ。明後日のDeNA戦も頑張りましょう。

 

講談の耳が少しずつ出来てきたような、そんな気がする

何度だって伯山先生の中村仲蔵を勧めたいLITさんですこんばんは。

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落語はそこそこ聞くし見る筆者ですが、講談ってなかなか触れる機会がなかったんですよね。もっと言えば、歌舞伎とか浪花節とか他の芸事にあまり食指が伸びない。まぁ、演芸全般が好きっていうより落語が好きみたいな感じですからね筆者の場合。

それでも、この中村仲蔵を見て引き込まれたのは間違いありません。古き良き日本の伝統芸能、なーんて畏まったことを言うつもりはありません。ただただ圧倒される講談に、一度触れてほしいなと願うばかりです。

 

今日もおやすみでした。午前中はゲームしたり残り物を適当に頂いたり、そんな平和な時間。創の軌跡、途中からサブエピソードを楽しめるようになるんですがこれが結構面白い。空3rdで色々言われてた記憶の扉システムも楽しめた筆者なので、普通に楽しく遊んでます。

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このエピソードもすごく好き

 

午後からは、ふらりとアテもなく走ってました。そりゃあもうマラソンランナーの如く……

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は、走れないので車ですよ、えぇ。

 

知らない町なので、走る度にいろんな物が見つかって面白いです。近所にある小さな喫茶店とか、入るのにちょっと勇気が要りそうな着物屋さんとか、見つけては記憶の戸棚にしまい込んでいく。いつか思い出した時に引き出しをガラリと開けて、そういえばこんなところにこんなお店があったなと思い出しつつ入ってみる。

そういう遊びをしていたところ、見つけてしまいました。

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いいですね、いいですねこういう「ザ・古本屋」って感じの佇まい。

中を覗いてみると、お客さんは1人もいません。ガラス越しにちらりと店の奥に目を遣れば、店主らしき禿頭の男性がなにやらパソコンに難しい顔を向けている。棚に並んだのは、文庫本から新書、単行本から郷土史までもう雑多、ごった煮という言葉が相応しい状態です。

テンション上がりまくりですよ、えぇ。まさかこんな古本屋がまだ残っていたなんて。

吸い込まれるように店内に足を踏み入れると、古本屋特有の不思議な香りが鼻から抜けていくのがわかります。人が二人すれ違うのも難しいんじゃないかという程に狭い本棚の間隔に、人を呼ぶつもりのなさを感じます。天井付近の本を取ろうと思ったら、足場の不安定な小さな脚立を使わなきゃいけない。そんなところも非常に古本屋ポイントが高いです。

どうやら二階、三階は郷土史とか専門書があるご様子。「二階へ上がる際は荷物をカウンターにお預け下さい」という札が天井からぶら下がっている。なるほど盗難防止ですね。

さすがにそこまで行くつもりは無かったものの、冷やかしで買えるのも勿体ない。なにより、さっきから一言も発さないどころか筆者に目もくれない店主の無愛想っぷりが実にたまりません。こんないかにもな古本屋、何も買わないなんて失礼というものです。

 

ということで、あれこれさまようこと約10分。

 

目についた文庫本を2冊手に取り、レジへ。

そこで初めて店主と目が合いました。椅子に座りながら、こちらを品定めするようにじろりと見上げる店主の目は、どこか奇異の目線だったように思います。店主はじめっとした湿り気のある目線で筆者を一瞥したあと、手元の本に目を落とし、カバー裏を一度見た後に、

「200円だから……2冊で400円ね」

ぽつりと言って、また筆者の方をじろりと見上げます。

この謎の緊張感、とてもじゃないがブックオフじゃ味わえません。間違ってもこの禿頭の親父が「いらっしゃいませこんにちはー」とは言わないだろうし、この店と寺田心のCMは真逆の存在です。だが、それがいい。それでいい。

古本屋の空気を目一杯取り込み、大して欲しいわけでもない文庫本2冊の代金400円置いて本を受け取ります。振り返ってそのまま外に出ようとすると、

「ありがとうございましたー」

後ろから声がかかりました。振り向いたとき、店主の視線は既に筆者からパソコンに写っていました。

 

あんな古本屋が今も尚残っているなんて。買った本を読み終えたら、あの店に売りに行ってもいいかもしれない。2冊400円だった本が、果たしていくらで売れるのか。それを楽しみに、これから買ってきた本を読むとしよう。

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