ゆたんぽを抱いて寝る。

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祝・東京ヤクルトスワローズセ・リーグ完全優勝

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最優秀選手おめでとうございます

 

今日のヤクルト試合結果

さすがに昨日までの流れを見たら、気にせずにはいられない今日の試合。先発の原樹理が初回から坂本に死球を与える嫌な流れでしたが、それ以上にヤバかったのが2回。打球が直撃し、緊急降板となります。が、そこからが凄かった。スクランブル登板した金久保優斗が、そこから5回まで1失点という絶好のプレーで主導権を渡しません。打線はジャイアンツの先発メルセデスに苦しめられますが、そこはベテラン青木がしっかりキメてくれるというから本当に頼りになる2番打者です。後続の清水が打たれて同点になるも、最後は守護神マクガフが3人でピシャリと決めてくれて。

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無傷の2連勝1引分で、6年ぶりの日本シリーズ進出です。

 

仲良しチームだっていいじゃない

知ってる人は知ってるだろうから今更言うことじゃありませんが、LITさんは筋金入りのヤクルトファンです。ファン歴はもう20年近くになるでしょうか。ずっと置い続けてきたかと言われるとそうじゃありませんが、それでも付かず離れずいい感じの距離感でゆるく長くヤクルトを応援、もとい応燕してきたことに嘘偽りはありません。

 

いやぁ……日本シリーズかぁ。

 

なんだか、時間が経ってこうやって記事を書いていると実感が湧いてきたなという気がします。ハイタッチの動画を見ましたが、本当に嬉しそうで見ているこっちまで泣けてきそうな、そんな映像でしたね。

 

この一年間、というか長くヤクルトを見てきて感じるのは、チームの雰囲気ってすごく大事なんだなということ。今年、いや去年くらいからでしょうか、特にチームの雰囲気が良いなということに気づけたのは。

例えば、村上宗隆という今や球界の未来を担うであろう弱冠21歳のスラッガー

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山田哲人をお姫様抱っこした張本人として有名ですが、シーズンを通して村上の一喜一憂、特に”一喜”については本当に見ていて気持ちがいいなぁと思ったものです。仲間のプレーに本気で喜んで、勝利の瞬間は誰よりも早くグラウンドに飛び出していって。

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試合中もそう。ピンチの場面では誰よりも先にピッチャーのもとに駆け寄る。そんな姿は本当に見ていてかっこよくて、同時にチームとしてこんなにも素敵なものがあるのかと思わされたものです。

チームプレーなんですよね。だから、本気で喜んで本気で怒って。有名な阪神に対する抗議もそうです。

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こういうのを、それも若い選手から見せられたら、そりゃあ中堅もベテランも頑張ろうって気持ちになりますよね。そして、こういう姿って大先輩の青木宣親が見せてくれた後ろ姿があると筆者は思ってます。

 

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「やり残したのは、ヤクルトでの優勝だけ」こう語ってチームに復帰した2018年から、ずっとチームのために頑張り続けてくれていた青木選手を、筆者はずっと見てきました。ひとつひとつのプレーに全力で、年齢なんて関係ないと言わんばかりに塁に出れば走って、凡打でも全力疾走は忘れずに。

思えば、仲間のプレーに一喜一憂する姿はまさに青木選手のそれだったように思います。

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リーグ優勝を決めた試合。フライング気味にマウンドに向かって駆け出す姿に、筆者は心を打たれました。ずっとずっとチームのことを考えて、後進育成をしながら自分もチームのために頑張って、喜ぶ時は全力で喜んで。

 

そして、その背後にはいつも高津監督の姿がありました。

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選手と同じか、それ以上に喜ぶ時は全力で喜ぶ姿が度々カメラに抜かれていた高津監督。選手だって自分のプレーを見た監督があそこまで喜んでくれたら、そりゃあもう頑張るのも当然というもの。そして、どんなに頑張っても負ける時は負ける。そう言ってくれる監督と言う存在は本当に心の支えになったことでしょう。

これって野村監督の言葉なんですよね。

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こういうところにも脈々と受け継がれている野村イズム、天国のノムさんもきっと喜んでくれていることでしょう。改めてこのミーティング動画見たんですが、本当にかっこいいし本当に監督って、チームってこうあるべきだなと思いましたよね。負け続けてた頃によく「ヤクルトは仲良しチーム過ぎてダメ。なあなあになってしまう。だから勝てない」みたいなことを言う人がいました。でも、そうじゃないんだなと。仲良しっていうのは馴れ合うだけじゃなくて、チームのプレーひとつひとつをみんなが全力で受け入れて、その輪の中に入っていくことなんだなと。そして、それを全部引き受けるのは監督で、そういう人が先頭に立っていることでチームっていうのは大きくなっていくんだなと。そう思いましたね。

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色々という人もいますが、やっぱりこの抗議ってすごく見ていてかっこいいんですよね。なにかあったら自分が出ていく、をちゃんと実践できてる。こんな監督なかなかいないんじゃないでしょうか。これを見た選手がどう思うか。あぁ自分がやったことを監督は見ててくれるんだ、評価してくれるんだ。そう思うからもっと頑張ろう、もっと勝ちたいと思う。その思いがプレーにつながってくる。

この好循環なんですよね。そうやってチームスワローズとして一丸となって頑張ってきた結果が、この優勝なんだとおもいます。勝てない時も、2年連続最下位だったときも、チームスワローズとして頑張る姿勢が筆者は好きだったし、それはずっと続いてるんだと思います。チームメイトがみんな仲良いっていうのは、今の時代にこそ必要な姿なのかもしれません。

日本シリーズは20年ぶりのバファローズとの対戦。どうなるかなんてのは、本当に時の運。全力で、怪我なく頑張って欲しいものです。

 

優勝おめでとう、感動をありがとう。

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