メモなんでゆるふわで勘弁願います
読書記とは別の、もっとゆるくふわっとした感想とか脳内設定とかそういうのをただただぶちまけるだけの記事、それが読書メモなんです。じゃあ普段の読書記がしっかりしてるかと言われれば決してそんなことはないんですが、それよりももっと思ったことをそのまま書いてるだけの記事です。
まぁそれでもこうやって感想を記事にする程度には面白かったということなので、いつか「LITさんのブログを読んでこの本を買いました!」と言ってくれる人が現れることを夢見ています。
ちなみに前回の読書メモはこちら。
あっと驚き2年前。いや、2年前って。
教師モノとか育成者モノって意外と自分の性に合ってるのかもしれない
本作は「公女殿下の家庭教師」の七野りく先生の二作目にあたる作品になります。
と言っても、「公女殿下~」も絶賛続いてる最中なので、実質2シリーズ同時並行ということになるわけで。いやはや、出版不況と呼ばれて久しい昨今において、こういう力のある作家さんが伸びていくのは嬉しいものですね。
辺境都市でソロを貫く冒険者レベッカ。彼女がひょんなことから知り合ったのが、自分を育成者と名乗る謎の青年ハルでした。本作はなんやかんやあってレベッカが冒険者としてどんどん成長していく過程を描いてるお話なんですが、自分で思ってた以上にこの手の作品が自分の中でハマっていく感覚を味わいながら読んでましたよね。
レベッカの真っ直ぐな性格は(ハルに対してはちょっと正直になれない部分があるところも含めて)素直に好きになれるし、世界観も剣と魔法をベースにした王道ファンタジーでスッと好きになれました。
そしてなにより、ハルみたいなキャラがITさん好きだなぁと。
これはスパイ教室のクラウスにも言えるし、おそらく辿っていくとその源流はスレイヤーズにおけるゼロスに行き着くことなんですが、この手の「一見すると全然強そうじゃない優男が実は度肝を抜くくらい最強キャラでした」っていう設定がバチクソ好きなんですよ。加えて、そういう師匠に育てられた弟子が、そういう先生に育てられた教え子が、強大な敵やライバルに勝っていくっていうストーリーがね、ドチャクソ好きなんですよね。
そういう作品が好きだっていう人には本作、本当におすすめです。
カクヨムで賞取った経由で書籍化してるだけあって文章はしっかりしてるし世界観や人物設定はちゃんと地に足ついてて安心して読めるし、なによりキャラが生き生きしてるで読んでて本当に楽しい作品です。
個人的に燃えたのは、やっぱり最後の戦闘シーンでしょうか。
ピンチのときに駆けつけてくれるのが、ずっとただのギルド職員だと思ってたエルミアっていうのがもう激アツだし、そのエルミアがクソつよっていう設定は垂涎モノだったし、最後はきっちり全員共闘して終わりっていうのがね、たまらなく良かったです。