このくらい走りました(気持ちだけ)
こいついつも徹夜テンションで面接してんな
都内某所。都心から外れたとある駅から歩いて数分のところにある雑居ビルが、面接会場でした。トリプルブッキングしてる人間が言うのもまるで説得力がない話なんですが、こう見えて時間には結構キッチリしてる筆者。30分くらい前に着いて場所を確認、予定時間の15分前に門をたたきました。
えっ、早くないかって?
いやいや、こういうのはね、誠意が大事なんですよ。やる気を見せないと。決して、ノリで早く初めて早く終わればいいなとか思ってませんから。5分くらいで終わってくれねぇかなとか思ってませんから。ホントデスヨ。
面接は、思った以上にスムーズに進んでいきまして。
面接というよりは面談と言うか、雑談の延長線というか。手前味噌ですが、外面の良さ選手権全国大会常連のLITさんなので、こういうのは強いんですよね。初対面の人にあまり気後れしないんですよ。いやまぁわかりやすくコミュ障なだけなんですけども。
「落ち着いてるし受け答えもしっかりしてるし、緊張してない?」と聞かれましたが、むしろ緊張してる時ほどきっちりできるタイプのコミュ障なので。というか内容なんかより手元の時計のほうが気になって仕方ないので。あとなにもかも徹夜明けのおかしなテンションなので。アドレナリンで面接を受けるな。
今年イチ走った
早く終わんねぇかなというのを悟られないようにしつつ、面接は無事に終わりまして。
極めて冷静に、平常心を全身から放ちながらエレベーターを降り、ゆっくりと角を曲がると――そのまま猛ダッシュ!
理論上、3分後の電車に飛び乗れば会場の最寄り駅に開演10分前には着きます。兎にも角にもその電車に乗れなかったら総てはパー。赤坂ミニマラソンの森脇健児並の本気を出して、土曜の駅前を爆走する社畜コスのおっさんが1人。
遠慮のない駆け込み乗車を決め、予定通りの電車で揺られること十数分。頼むから人身事故とか起こってくれるなよ……と神様仏様その他諸々に祈ってましたよね。
祈りが通じたのか、電車は無事に会場の最寄り駅に到着。
このまま走るか……いや、ここはタクシーだ!
正味ワンメーター、下手すると初乗りくらいの距離なんですが、ここでケチってどうする。ここで乗らなきゃいつ乗るのか。今でしょ!
心の中の林修先生もそう言ってます。
目についたタクシーに飛び乗り、思った以上に近い場所で心底めんどくさそうな運ちゃんに運ばれながら、混み合う道路と腕時計を交互に見やる筆者。会場に着いて扉が開くやいなや、飛び出すように会場に向かってロケットスタートをキメます。スタッフさんにチケットを渡し、半券を貰って階段を駆け上がり、扉を開けると――
♪君は春近い
東京の蕾♬
コンサートが始まった、まさにその瞬間でした。
間に合った、奇跡的に間に合った!
その様子は――また明日!