ゆたんぽを抱いて寝る。

ゆたんぽを抱いて寝る。

猫のこと、本のこと、アニメのこと、野球のことetc...思いついたまま、気の向くままに。

ゆたんぽを抱いて寝る。

顧問の先生がいなくなるかもしれないとかなんとか

コモンマーモセット

 

名前だけの顧問の先生、いたよね

政府が、中学校の「部活動」を地域団体に移行する方針を示しているというニュース。

news.yahoo.co.jp

先生の労働環境の見直しなんですって。

実際の現場環境のことはわかりませんが、大枠としてはいいんじゃないかなと筆者は思います。顧問の先生って必ずしもその部活の経験者とは限らなかったりするわけで、そうなると必然的に外部のコーチや指導者を呼んでその人が指導する、なんてことはザラです。部活によっては、顧問の先生がほとんど顔を見せないなんてこともあったりするわけで。

それだったら、いっそ部活という概念そのものを外部機関に移行、アウトソーシングしてしまってもいいと思います。部活を一生懸命頑張って全国大会を目指したい子にとってはより質の高い練習が出来るし、ろくすっぽ知らないのに顧問ってだけで無駄に時間を取られていた先生は自分の時間に充てることが出来る。可能かどうかわかりませんが、授業終わったらスタコラサッサと帰宅することだって出来る。ウィンウィンな関係になっていいじゃないですか。

働き方改革が叫ばれている現代日本。なぜか公務員と官僚だけは無限に残業させてもいいみたいな風潮がまだまだ蔓延ってる気がします。仕事終わったら大人しく帰りましょうよ。週休3日なんて検討もあるみたいですが、3日といわず4日でも5日でも働かない改革やっていきませんか?

 

いいことばかりじゃないわけで

先生の労働時間を減らそうという試みについては大賛成なんですが、じゃあなんでもかんでも外部に委託しちゃうのは、それはそれとして慎重に考えなきゃいけない部分もあるとは思います。

それは筆者が昔から言ってた――ような言ってなかったような気がすることですが、部活、こと運動部に1億3000万年前から漂っている”試合や大会で勝って活躍するのが目標”という風潮が外部機関への委託によって強まる可能性です。

学生時代から疑問だったんですが、大会で優勝するのってそんなに大切なんですかね。いやまぁ勝ちたい優勝したい活躍したいっていう人にとやかく言うつもりはないんですが、いわゆるエンジョイ勢みたいな人たちにまでそれを強要する雰囲気が昔はあった気がします。それが嫌で幽霊部員になったり辞めていったりする人を何人も見てきましたし、外部機関への委託となるとその風潮はより強くなるんじゃないかなと思ってます。現代日本のどこでもそうなんですが、子どもでも大人でも、ゆるく楽しくスポーツや文化活動をやりたい人が活動できる場所が少なすぎる。オッサンの草野球みたいな(イメージですが)ゆるーい集まりみたいなのが、こと中学高校だと許されない雰囲気ってありましたよね?

外部機関に部活を委託する、専門性の高い活動にしていくってことはつまり、より大会至上主義な風潮を助長することになるんじゃないかと、そう思うわけです。

 

あとはまぁ、今でもそうなのか知りませんが部活は強制加入みたいなあれとかね。学校終わったらさっさと帰って遊びたい子とか習い事に行きたい子、自分の時間に使いたい子がもっと尊重される世の中になればいいなと思います、ハイ。

 

教員じゃないけど、官僚ってまじでこういう環境なんですかね……いや、これはただの怖いTRPG。きっとフィクションに決まってる……

プライバシーポリシー