ちなみに次の部屋はちゃんと1Gbps出ます（理論値）
「ネット回線」は物件選びで必ず聞くべき
前に物件探しの記事を書きましたが、
ひとつ、大事なことを書き忘れていました。
物件探しをする時、不動産屋にしっかりと確認しておかないといけないポイント。それはズバリ、ネット回線です。もっと言うと「ネット無料」の物件はかなり注意をしないと、後々泣きを見ることになりかねません。
自宅でインターネットを使いたいとなった場合、当然家にネット回線が引けなければアウトです。SUUMOのような物件探しサイトで「ネット接続可」を条件に入れれば自ずと該当する物件は見つかりますが、それだけじゃわからないことがたくさんあります。
「ネット接続OK、ヨシ！」と現場猫さながらに何も確認せず契約した結果、回線がADSLだったりしたら目も当てられません。今時そんな物件あるの？ と思うかもしれませんが、古い物件で未だに光回線つながってませんっていうところはザラです。そして冒頭にも書いた「ネット無料」に潜む罠。
ネット無料というのは、マンションやアパートのオーナーが建物として一括で契約している回線があるので線を差し込むだけで無料で使い放題だよ！ という一見するとすごくおトクに見える文句です。しかし、その回線が激遅回線だったら？ 全部ではありませんが、無料で使える回線がクソ回線というのは往々にしてありがちなパターンです。そしてこの「ネット無料」に潜むもう1個の罠が、自前で回線を引き込むことが出来ない事が多いという点。クソ回線だから爆速回線に乗り換えるぜ！！ と思っても、契約や構造上の問題で工事が出来ないということが結構あります。
この物件はネット使用料不要とありますが、同時にCATVの記載もあります。これ、パターンとしてはケーブルテレビの同軸ケーブルを使ってインターネット繋げます（というかそれしか繋げません）と言っているのと同じだと考えられます。
ケーブルテレビのネット回線って、ケーブルって言ってるくらいなので当然アナログ回線なんですよね。速度もMAX100～300Mbpsくらいとちょっといい無線と同じくらいの速度しか出ません。そのあたりはこの記事にわかりやすく書いてあるのでそちらをどうぞ。
ネット無料の物件は得てしてこういうところが多く、まさに安物買いの銭失い的な感じで入居後に不便なインターネット生活を強いられる事になりかねません。
約一年使ってきた感想
じゃあ、ADSLでもない、ケーブルテレビでもない、光回線って書いてあれば絶対大丈夫かと言われるとそうじゃないところが困りもの。筆者が昨日まで住んでいた物件が所謂VDSLという回線環境だったわけですが、これもなかなかのクセモノです。
要するに、1Gbpsのネット回線を入居者で分け合いましょうねというのがこのVDSLという仕組み。平日夕方とか休日など、利用者が多くなるほど回線も遅くなります。いや、言うてLITさんそんなに困ることないでしょ？ と思う方もいるかもしれません。
結論から言うと、結構困りました。
1番顕著だったのが、ニコニコを見る時です。
ニコニコは画質の調整（1080p～低画質）が出来るんですが、ひどい時は低画質でも止まります。っていうか止まりました。1080pで再生できる時間帯ってそもそもあったんだろうか……ってくらい画質は犠牲になってましたね。
実際どれくらいの速度が出ていたかというと……
平均40Mbpsですか。そりゃあ厳しいわけだ。
他にもDLの多いサイトなんかは露骨にDL遅くなってる時が多々ありました。pixivなんかは顕著ですね。下手するとサムネがずっと表示されないみたいな時もあったりなかったり。その時の速度ってどれくらいだったんでしょう。
今の御時世、ネットフリックスとかプライムビデオとかのおかげで家で動画を見るっていう人もかなり増えてきたと思います。クソ回線でも見れなくはないですが、どうせ見るなら良い画質で快適に見たいじゃないですか。
部屋探しする時には、必ず不動産屋を通じて管理会社にネット回線の有無と、工事の可否を聞いておくことをおすすめします。工事NGってところは大抵CATVかVDSLか光でも安くて遅いクソ回線っていうパターンがありますので。
