ゆたんぽを抱いて寝る。

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猫のこと、本のこと、アニメのこと、野球のことetc...思いついたまま、気の向くままに。

ゆたんぽを抱いて寝る。

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やってくれました

 

ペナントレース、全日程終了

2022年のプロ野球ペナントレースが終了しました。

例の病魔の影響がまだまだ残る中、開幕から試される事が多かった我らがヤクルトスワローズ

4月はチームの中心であり正捕手としてヤクルトの背番号27番を背負う中村悠平選手が例の病魔の影響で開幕に間に合わず。それでも内山壮真選手が実戦を通してメキメキと成長していく姿がとても頼もしかったです。

投手陣においても、去年大活躍した奥川投手が開幕からずっと一軍登録にならないままペナントレースは進んでいき。高橋奎二投手や小川泰弘投手など先発メンバーもなかなか安定しない。そこはしかし、ベテランの石川雅規投手や自慢の中継陣が頑張って抑えてくれました。

個人的には特に、後半の石山泰稚選手が良かった気がします。

一時は石山本願寺の異名で9回を任された男が、今年は絶妙な場面で魅せてくれました。CSでもきっと活躍してくれると信じています。そしてもちろん、忘れちゃいけないのがこの男。

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巨人時代はさんざっぱら不調の時に煽ったりもしたものですが、いやぁもう認めざるをえないでしょう。何度ピンチを救ってもらったことか。本当に大活躍の1年でした。

それともうひとつ。長岡秀樹選手がいよいよショートに定着したかなと。思えば、長い間ヤクルトのショートずっと不安定でした。それがようやく固まったかな? と思うと本当にこれからに期待しかありません。

 

ピンチの時、辛い場面の時、誰よりも声を出していた

1年を通じて(もちろんこれからCSがあるので終わりじゃないですが)というより、ここ2,3年ずっと印象に残っていることがあります。

1人の若者が、誰よりも声を出している姿です。

村上宗隆選手。

彼はどんな時でも、誰よりも声を出している選手でした。誰かがHRを打ったら誰よりも早くグラウンドに飛び出していって喜び、ピッチャーがピンチの場面ではすかさず駆け寄って声をかける。ルーキーでもベテランでも誰にでもそれは変わらず、たとえ自分の打順が遠くとも常にベンチで声を出し続ける。その姿が本当にかっこよくて、素敵でした。

 

彼が背負うのは、日本人なら誰もが知る背番号55。

その偉大な背番号に恥じず量産し続けたHRは、ついに55本という偉大な数字に達しました。

 

例の病魔の影響で大量離脱者が出てチームの調子が上がらない時も、マジック点灯後にブレーキが掛かったときも、ひたすらチームのために打ち続けてくれました。今年よりも去年の方が孤軍奮闘の場面、多かった気がしますね。それでもひたむきに打席に立ち続けてくれた村上選手。

 

 

そして、迎えた最終戦の、その最終打席。

高く上がったボールは、スタンドに向かって一直線に放物線を描きます。

 

鳴り止まない大歓声の中、ゆっくりとダイヤモンドを回る村上選手に、神宮はどう映っていたのでしょう。この瞬間、王貞治選手が打ち立てた日本人選手としての最多記録55本が塗り替えられました。

ベンチに戻った彼を1番に出迎えたのが、高津監督でした。

本当に嬉しくてたまらない、そんな表情だったように思います。新人の頃からずっと手塩に掛けて育ててきた選手が、こうして大記録を打ち立てる。そりゃあ嬉しいに決まってますよね。

 

先述の通りこれからCSがあるし、そこに勝てば日本シリーズもある。

まだ終わりじゃないけれど、ひとまず言っていいですか。

 

村上宗隆選手、本当におめでとうございます!

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