ゆたんぽを抱いて寝る。

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猫のこと、本のこと、アニメのこと、野球のことetc...思いついたまま、気の向くままに。

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良さげな商店街の良さげなアトリエで落語見てお子様ランチ食った話(第55回アトリエそら豆落語会「古今亭雛菊独演会」)

きれいなお店でした

 

前日になってギリギリ予約する馬鹿とは~~~~この人!(自己紹介)

土曜日のこと。

遊び尽くしてクタクタになりながら、ふとトゥイッターを眺めていた筆者。いや誰が死んだ魚の眼をしたデブで性格の悪いオッサンだいい加減にしろ。

 

何度も落語会に足を運んでいる古今亭雛菊さんが、落語会の告知をしているのが目に入りました。

日曜は特に用事もないし、それじゃあちょっくら予約するかー。

そんな軽い気持ちで主催にメールを送ったのが、夜中の1時。

 

いや、ギリギリってレベルじゃね―なこいつ。そんなギリギリの筆者でしたが、翌日にはちゃんと予約完了のメールが返ってきていて。別料金でお弁当もいかがですか? とのことだったのでせっかくだからと予約をしました。こりゃ楽しみだな~!!!!!!

 

こういう商店街をのんびり歩くのもいいよね

場所はよく知らないけど、まぁ東北から遠征してた時に比べたら近所みたいなものでしょ、きっと。

 

そんな軽い気持ちで、昼過ぎまでのんべんだらりとゲームをしていた筆者。そろそろ準備するかと重い腰を上げたのが15時過ぎだったんですが、この人シャワーすら浴びてない体たらくです。

まぁ、30分くらいで着けるでしょ……

 

 

やっべ、普通に1時間かかるやつやん。

小雨が降る中、それでも電車は順調に動いてくれて助かりました。

 

会場の「アトリエそら豆」さん、小さなお店でしたがすごくオシャレ! そして女将さんがめちゃくちゃいいキャラ!! そんないい雰囲気の中、独演会は始まりました。

 

1席目 新聞記事

相変わらずマクラが自由奔放で、本当に楽しそう。というか楽しいというのが伝わってくる、そんなマクラでした。何の話したっけ? そうそう、ポケモンの話。オープンワールドになった最新作のポケモンに今どっぷり浸かってるっていう話でした。

そこから新聞記事に入っていくんだからある意味すごいというものです。寄席では結構定番のネタですが、そう言えば聞くのは初めてかも。誰に教わったのかわかりませんが、協会が違うとこうも話の構成も違ってくるものだと聞いていて感心しました。芸協の方だと、のっけから物を知らない新聞読めっていうところから入るんですよね。

 

2席目 宗論

こりゃあまた、珍しいネタが来たもんです。寄席でかかってるのはほぼ見たことがない上に、まぁネタがネタだけにあまり大きな会場で数百人相手にやれるようなネタでもないですしね。筆者自身も随分久々に見た気がするし、雛菊さんが宗論持ってたのはまったくの初情報でした。

真面目にキリスト教を語る若旦那と、それに頭を抱える旦那様の対比構造がめっちゃ面白いんですよね。あと、途中で「今から雛菊弁当作んなきゃいけねぇ」っていうくすぐりが楽しかった。後ろでジュウジュウ美味しい音してましたもんね。このバージョンの下げは初めて聞きましたが、わかりやすくて面白かったです。ふたつの意味で、終始(宗旨)笑った。

 

3席目 お見立て

「三道楽煩悩という言葉がある通り、男に生まれたからには――」こうくれば、お見立てに入る準備は整ったも同然。個人的には二代目圓菊師匠のモノマネが入るバージョンも好きなんですが、まぁそこはそこ。思えばネタ出しの時から何度も見ていますが、見る度にどんどんアプデされているのがよく分かる。初めは「菊之丞の弟子なのに色気がないって言われるんですよ」なんて自嘲していましたが、喜瀬川花魁が板についてきたような気がします。でもって、杢兵衛大臣のキャラがどんどん立ってきてる。この噺、ある意味ピュアな杢兵衛大臣のキャラ造形とか話の間が肝になってくるんですが、見事に自分のものにしてるなぁと感じました。

得意ネタっていうのは何度見ても楽しい。いつだって最高の出来。ゲラゲラと笑って、下げで自然と拍手が起こる。今日もいいお見立てでした。

 

終わってからは高座を崩してテーブルを戻し、お待ちかねのお弁当タイムと言う名の軽い打ち上げ。

好きなものを全部詰め込んだらお子様ランチみたいになった、と本人が言った通りの、見事なラインナップ。チキンライスもナポリタンも久々に食べましたねぇ。お味の方も非常に美味しく、集まったお客さんと一緒に雛菊さんを囲んで色んな話をしながらの打ち上げ。いやぁ本当に楽しかった。

今月はあと2回ほど高座を拝見できそうな、そんな予定です。

 

ちなみに雛菊さん、池袋の12月上席夜の部入ってるようなので興味のある方はぜひ池袋へ。

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