この日には納まらなかった
人類はもっとゆっくり仕事納めてほしい
その日、朝の電車から女子高生が姿を消しました。
12月26日頃だったでしょうか。いつものように死んだ魚のような目をして駅に向かい、それでも制服姿の可愛い女子高生を合法的に拝めるというだけでまだ癒やしがあると思いながら電車に乗ると、そこには同じように死んだ魚のような目をしたおじさんしか乗っていませんでした。そこですでに学校が冬休みに入っていたことを知るわけですが、この時点で仕事に対するモチベーションはゼロに限りなく近くなるわけです。
何が悲しくておじさんしか乗ってない電車でおじさんに挟まれながら通勤しなきゃいけないと言うんですか。女性専用列車ならぬおじさん専用列車ですあいやLITさんが決しておじさんじゃないかというと世間一般的にはもう立派なおじさんに分類されるおじさん目おじさん科のおじさんではあるのですが。
しかし、それすら悲劇の序章だったと知ることになるのは少しあとのことでした。
具体的には今日。駅のホームから、今度はおじさんすらも消えました。ぷよぷよよろしく3つ並んで消えてしまったのでしょうか。だとしたら平日の駅はおじさんの無限連鎖でいたるところでばよえーん間違いなしです。どうやら昨日が多くの会社で仕事納めだったようで、電車に揺られるのは筆者のような限界社畜おじさんだけになりました。いや、違う。でかいキャリーケースを抱えたいかにも”これから帰省でござい”な輩が多いこと多いこと。終いには「ちょっと早い電車に乗っちゃったね。新幹線の時間まで何してようかなキャッキャ」などと知らない言語を発するなどする始末。人身事故で3時間位止まらないかなこの電車とか思ってましたが、それも叶わず電車は降りる駅に着きました。
後ろ髪を力いっぱい引かれる
改めましてこんばんは、LITさんです。
朝の悲劇にも負けず、なんとか仕事をしたようなしてないようなテンションで乗り切り、そのままあちこちに年末の挨拶回りをしてきました。いやまぁ秋葉原まで行って馴染みの店を数軒ハシゴしただけなんですがね。
至るところで「良いお年を」という挨拶をすると、いよいよもって年の瀬を感じますね。ひとまず会いたかった人たちに会えたのと、無理を言って預かりものをお願いしたのと、あとは酒をかっくらってこれたので良しとします。あ、そういえば生ハム食べてくるの忘れた。まぁ味をしめた店側がこれから定期的に原木を招き入れてくれることを期待するのみです。
そして、現在深夜26時半。
明日の朝イチの電車で帰ることにした(というか気付いたらそれしか電車がなかった)わけですが、何一つ準備が終わっていないどころかロクに睡眠もとれなさそうということが発覚しています。ありがたいことに行く先々で年越来ないんですか? という清々しい営業をかまされる度に申し訳ない気持ちで一杯になりました。いやね、行きたい気持ちは山ほどあるのです。霊峰と言われた富士山よりも高い気持ちはあるのです。でも、去年はおろかここ数年まともに帰ってないんですよね。そういうわけで、今年は涙を呑んで帰ることにします。帰って久々に紅白見たりする正月を過ごそうと思います、ハイ。
通常記事はこれが最後です
明日は12月30日。ということは恒例のあの記事です……が、進捗0%なのです。
果たして明日の23時に間に合うのか、それは明日の筆者に乞うご期待!