ゆたんぽを抱いて寝る。

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猫のこと、本のこと、アニメのこと、野球のことetc...思いついたまま、気の向くままに。

ゆたんぽを抱いて寝る。

あのちゃんもクリープハイプもにわかだし30過ぎた独身おじさんだけどあのちゃんがTHE FIRST TAKEで歌った「普変」で感情壊された話

2サビからラスサビにかけてがめっちゃ好き

 

まじでこの曲と「ちゅ、多様性。」しか知らないんです

SNSを通じてバズった「ちゅ、多様性。」をTHE FIRST TAKEで披露して話題をかっさらっていったあのちゃん。

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こんな事を言うとファンに叱られそうですが、まじでファーストテイクに出るまでこの曲があのちゃんの曲だって知らなくて。なんか最近shortsで使われてるなぁこの曲……くらいの認識でした。

この動画を開いたせいか、やたらおすすめにあのちゃんの動画が出てきます。特徴的な喋り方と声が癖になるだけじゃなく、あのふわふわした中にキレのあるコメントを出せるのを知って割と気になってる自分がいるのは確かです。

そのあのちゃんが早くもTHE FIRST TAKEに再登場したとオススメが教えてくれたので軽い気持ちで動画を開いて、見事に感情という感情をぶん殴られたのが数日前の話です。

 

普通とかけ離れた人生を歩んでるおじさん、歌詞に撃ち抜かれる


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作詞がクリープハイプ尾崎世界観さんです!

と書いたけどクリープハイプの曲は一曲も聞いたことがありません。だからそのあたりのフィルターは全くかかってない上で聞いたんですが、なんだろうあのちゃんのために書き下ろした曲だなぁって感じがすごい。いやまぁあのちゃんに書き下ろした曲なんだから当たり前だろ大丈夫かって言われそうだけど、にわかにも伝わるように、あるいはにわかが思い描くあのちゃん像とそれに対してムカついてるあのちゃんあるいは世界中の誰かのことを鮮明に描き出していて、そこでまずはぶん殴られた気がしました。

人と違うのが普通で ズレてるから光るのに

その個性を大事にとか笑える 神かよ

このフレーズが本当に好き過ぎるというかわかりみが深すぎる。人と違うことが個性だといつ誰が決めたのか。自分と同じ人間なんて居ないっていうのが当たり前だったハズなのに、だから人間って面白いんじゃないかって話だったハズなのに、いつの間にか同じであることを強要されてるような空気に肺が押しつぶされそうになる社会とかいう不思議な世界。そりゃあムカつく。でも所詮他人如きに変って言われてもそいつと違ってるってだけで普通のことなんだよね? っていう言葉選びとか譜割りとかが本当に全部刺さってきて思わず己の人生を振り返って死にたくなりそうになったりもしましたよね。いやそれは嘘。死にたいなんて思ったことは人生で一度しかない、それも全力でポジティブな死にたみだったからさすがに死にたいは嘘。

かつて「音楽は歌詞で聞いてる」と言って古い友人に目を丸くされたくらい歌詞に目が行ってしまう人間なので、この一曲でまじで尾崎世界観すげぇなってなってます。

2サビの「普通があるから苦痛で」っていう歌詞、本当に窮屈でクソめんどくさい社畜をやってるとまじでよく分かってしまう自分がいます。普通ってなんなん。普通に学校出て普通に結婚して普通に子どもを育てて普通に家族に看取られて死んでいく。そんな普通なんてクソ喰らえ。ほんとそれな。

 

怒ってる? 別に普通

あのちゃん、まじで情報が無限に流れてくるバラエティの切り抜きをshortsで見るくらいしかなかった子なので「ほぐした赤LARKの子」っていうくらいの印象しかなかったんですよ。あと喋り方ときれいなボブが可愛い子っていうくらい。あと顔がバチクソ可愛い。いやまじでそれくらいのうっすい、0.02mmくらいの情報しかなかったので、歌いだしてから秒で引きずり込まれててそのまま飲み込まれてしまうところでした。

ちゅ、多様性。で歌ってる時もちゃんとあのちゃんなんだなって学習したつもりだったんですが、その学習が完全に裏目に出たっていうか、サビで爆発した感情の爆炎をもろに浴びてしまってメンタルが大火傷してしまうところでした。いや半分くらい火傷したかもしれない。LITさんが思ってる、たぶん1億人が想像してる「あのちゃん」に対してあのちゃんが腕をぶん回しながら殴りかかってくる。ムカつくと。ちゃんとしてるのにいつもおかしくて、それでもこれしかなかったと。

世間が求める、バズって売れてる「変な」「あのちゃん」、それを個性だと決めつけてしまう世間様がムカつくんだと。その叫びを真正面から受け止めきれず、ただただTHE FIRST TAKEという舞台装置の上で暴れ散らすあのちゃんに打ちのめされることしか出来ませんでした。

でも、そうやって世間から奇異の目で見られていることもそれにムカついてることも全部全部なにもかもひっくるめて自分なんだよ、それでいいんだよ何が悪いの? たかが普通の変だよ? っていうあのちゃんのすべてが詰まってるのが「怒ってる? 別に普通」ってところなんだなぁと思ったら、あのちゃんまじですごい。あれだけキレ散らかしてたのに、そこでスッと、まじで今までの怒りも苦しみも葛藤も全部演技だったんだよってくらいにまた「あのちゃん」に戻っていくっていう。

泣けてきたとかそういうのじゃなく、ただただ今まで知らなかった、でもたしかにそこに存在したあのちゃんを見せられて感情がメタメタにやられてしまってしばらく動けませんでした。

なんかもう良すぎて原曲も買ったけど原曲は原曲でまた違った印象を受けるし、あのちゃんの公式アカウントに上がってるライブ版もこれまた違う受け止め方になったし、まじでなんだこの曲とあのちゃん。まじで変。いや、これが普通なのか。

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眼鏡が鬼かわいい。まじで胸がキュッとなった。好き。


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