ゆたんぽを抱いて寝る。

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2023.4.15 アトリエそら豆「古今亭雛菊独演会 vol.2」

楽しい落語会でした

 

あれから数ヶ月

4月16日、祖師ヶ谷大蔵にある「アトリエそら豆」さんで古今亭雛菊さんの独演会を見てきました。前回は昨年の11月だったので、約5ヶ月ぶりですね。

l-i-t.hatenablog.jp

今回も雛菊弁当を予約していたので、終わった後の楽しみまで抱えながら向かいます。

 

 

 

いや、外めっちゃ雨降ってんじゃん。

前回も雨だったし、誰か雨男か雨女おるんか?

開場時間のちょっとあとに場所に着いたのですが、準備中なのかまだ人が並んでいる状態。筆者も列に並びながら待っていると、おかみさんがひょいと顔を出して、

 

「あ、外めっちゃならんでる~~」

 

単に開場の呼び込みがなかっただけで、いつ入っても良かったみたいです。そんなこんなで3,000円払って入場です。

 

どうも、雛菊版「子は鎹」フルコンおじさんです

前回もそうだったんですが、おかみさんのキャラが本当にいい。サラッとオープニングトークを終えて出囃子が鳴ると、いよいよ独演会の始まりです。

 

1.子ほめ

個人的には「証城寺の狸囃子」で上がるの久々に聞いた気がします。マクラはいつもどおり近況報告だったりきになったことだったりと、相変わらずのフリースタイル。お化け屋敷よりも師匠に怒られる方が怖い、というのはいやはや流石菊之丞師匠に弟子入りしただけあるなぁと思ったり。

子ほめは前座噺なんですが、いや前座噺だからこそ肩の力を抜いてケラケラと笑って聞けるというもの。お客さんも笑ってくれる良いお客さんばかりで、非常にいいスタートを切ってました。

 

2.権助

仲入りを挟まず、そのまま2席目へ。このあたりで冷房が入りました。正直筆者もちょっと暑いくらいだったので嬉しい配慮。それ以上に高座で汗だくな雛菊さんは……それはいつも通りか。いや、ほんとこれから汗かきには辛い季節がやってくると思うと、あぁ先が思いやられる。

権助魚、権助の粗忽っぷりが見ていてクセになります。でも、よくよく考えると網打ち魚のお代は小遣いとは別にしっかりと旦那から貰ってるあたり、実は相当な切れ者なんじゃないかと思ってみたり。かまぼっこの言い方めっちゃ好きです。あと、思ったんですが魚屋で金額言わないっていう脚本なんですかね。サゲの性格上、魚屋で50銭って言わないと「こんな魚、関東一円で穫れるもんかい!?」っておかみさんに対して「いーや、1円じゃなく50銭だ」ってサゲに繋がらない気もするんですが……まぁ、そのあたりは補完できるし些細な問題ですかね。

 

3.子は鎹

仲入りが終わり、なんとなく予想はしていましたが27日の通しに向けて大ネタ「子は鎹」です。ネタ帳が「子は鎹」になってたのでこの記事でも子は鎹としていますが、あれですね通しでやるっていうモードになっていってるんでしょうね。

筆者は過去にネタおろしとこんがりクラブで2度、雛菊さんの「子は鎹」を見ているのですが、見る度にどんどんアップデートされていく。稽古の賜だろうし、この噺ってもしかしたらしっかりフルで演るように稽古したほうが、より噺への理解が深まるのかもしれないなって思いました。

亀ちゃんの解像度はネタおろしの時からまじですごかったんですが、今回はそこに加えて熊五郎の完成度が格段に上がってた。途中、亀ちゃんと再会しておでこの傷を見たあたりからは、本当に家族思いのいい父親そのもので。それを見せつけられて、またほろっとして。いやはや、これはもう4月27日の通しの会行くしかないなぁ……

 

お子様ランチで打ち上げ、それと宣伝も

そら豆さんの会は、1,000円でお弁当が出ます。それも、雛菊さんが好きなものを集めたお子様ランチのようなお弁当が。

全部手作りなの、本当にすごいですよね。

お弁当を食べつつお酒もいただきながら、打ち上げへ。色々と話をしていく中でびっくりしたのは、子は鎹かけるの今日が3回目だということ。いやまぁ15分高座じゃかけられないネタではありますが、そうなると……えっ、筆者はまさかの3/3聞いてるってこと!? 逆に謝られましたが、そんなことないしむしろラッキーくらいの気持ちでしたね。

あと、前回も来ていた落研の若い子が色々と興味を持ってくれて。講談に触れたことがないって言っていたので、ここぞとばかりに来月末の雛菊・鯉花二人会の宣伝をしてくるなど。

来てくれると良いなぁ。筆者もぼちぼち来月の当直シフトが出るので、確定したら予約します。

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