あたい知ってる、YouTubeで見たやつだ
事の発端は、吉好さんの秋葉原の会でした
もう、ふた月前になりますか。
秋葉原の雛菊さんの会でお知り合いになった、山百合亭さんから今度はこの5月に真打昇進が決まった春風亭吉好さんの会にお誘いいただきまして。
【再告知】
— 山百合亭(演芸会主催) (@yamayuritei) 2023年2月19日
春風亭吉好(@rakugodepon)が秋葉原の乙な蕎麦屋で落語と推し語りをする会
03.12(日)
秋葉原つなぎ庵
15時開場15時半開演
予約2000/当日2500/別途d代500
終演後演者と打上(要予約2000/別途各自d代)
新作/古典落語・オタトーク(#水星の魔女、#リコリコ 等)
予約:DMorチラシ画像記載のメール pic.twitter.com/OgyL4SNr0j
打ち上げで色々とお話をさせて頂く中で、吉好さん(当時はまだ二ツ目なのでさん付けです)から「よかったら、真打披露パーティー来ます?」とご招待いただきまして。またとない機会だと飛びついたものの、こんなパーティーは生まれて初めて。何を着ていけば良い? 噺家さんのパーティーだからやっぱり着物? 黒紋付? いやいや、紋付きすらないというのに……なんて迷っているうちに、あっという間に当日を迎えました。
結論:真打披露パーティーは礼服で十分。普通のスーツでもいい
悩んでもわからないので、とにかく正解を探すしかありません。ちょうどパーティーの二週間ほど前に文治師匠の会にお邪魔する機会があり、そこで思い切って聞いてみました。
LIT「かくかくしかじかで」
文治師匠「全然お硬いパーティーじゃありませんから、どうぞ気楽にスーツでお越しください」
とは言ったものの、仕事場に着ていくような安いスーツで行くのも気が引けるというもの。ということで、無難(?)に礼服を着て結婚式に行くようなスタイルで纏めました。
いつでも結婚式に行けます。行きませんが
ドチャクソ緊張した
さて、迎えた4/23当日。会場の浅草ビューホテルに到着すると、表には大きな看板が。
受付を済ませると、会場へ続く道にはたくさんの贈り物が並べられています。
着物がずらりと並ぶあたり、実に噺家さんっぽい感じでs……ん、なんだこれ!?
す、すげぇ錚々たるメンツからの贈り物。普段からもえよせ等々、オタク落語家としてひた走り続けている吉好さんですが、その実力や関係性がわかりますね。
会場はこんな感じ。後幕やのぼりが立っていて、見ているだけでとてもワクワクするような作りです。あと筆者が入口近くに座っていたのもあって、高座やテレビで見ている師匠方が(当然ですが)まぁーズラリと勢揃いしてますこと。もちろんこういう場なのでミーハー丸出しで騒いだりはしませんが、それでもまじでドキドキしながら会場をキョロキョロと眺めてました。
っていうかさぁ……
こんなちゃんとしたパーティーまじで未履修だから!!!!
幸せそうな新真打と、それを祝える世界線が来て本当に良かった
時間になり、新真打が登場します。
そして、お歴々のご挨拶。
芸術協会 春風亭昇太会長
円楽一門会より三遊亭好楽師匠(ピンクのジャケットが大変素敵でした)
鏡開きも、盛大に。
このあとは、余興を楽しみつつ歓談タイム。
こういう料理が次々出てくる席って初めてだったんですが、料理自体はまじでどれも美味しくて流石一流ホテルのメシ……って感じでしたね(こなみかん)。余興に関しては、新真打3人がそれぞれ趣向を凝らした余興を見せてくれました。
中でもやっぱり、ずば抜けてぶっ飛んでたのは吉好さんでしたね。弟子入りから真打昇進までの道のりを再現ドラマにして上映会するっていうものだったんですが、まさかの吹き替えにプロの声優を起用するっていう。というか、まんまさっき色紙送ってくれてた面子だったからまじで吉好さんすげぇな……ってなりましたよね、えぇ。
あと師匠の春風亭柳好さんがまじでノリノリでやってて笑っちゃいました。
そう、柳好師匠と言えば、終わる頃には相当出来上がっていたようで。やっぱり、直弟子の真打昇進が嬉しくて仕方ないのかなと、そんなことを思った日になりました。柳好師匠だけじゃなく、他の師匠方もそうでしょうね。何を隠そう、規制なしで行う真打披露パーティーは2019年以来、実に4年ぶりのことです。例の病魔の影響で開催出来なかったり開催できても規制が強かったりと、本当に色々と大変な時間がずっと流れていました。ようやくお客さんも入って、お酒も飲めて、派手に余興も楽しめる。そういう世界線が戻ってきたんだなぁと感じましたね。
楽しい楽しいパーティーでした。
そして、真打披露興行も5月1日から始まってます。披露目興行は出る芸人も皆さんお祝いムードたっぷりで、非常に見応えのある雰囲気になっているはず。筆者も成り行きでチケット3枚持ってますので、のんびりと時間を見ながら足を運びたいとおもいます。
吉好さん、いやもう吉好師匠ですね。他の新真打の皆様も、誠におめでとうございます。