ゆたんぽを抱いて寝る。

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猫のこと、本のこと、アニメのこと、野球のことetc...思いついたまま、気の向くままに。

ゆたんぽを抱いて寝る。

LITさんのグルメ「西大井 タマンのカレー屋さん」

んまかった(これは拾い画)

 

知らない駅はメシの宝庫

JR西大井駅。品川まで5分、渋谷まで11分と非常に良いアクセスを持つ駅だが、一方でこの駅に降りる機会はそう多くない。筆者もまたそうだった。上京して2年以上になるが、生まれて初めて降りた西大井の駅前は、見事に何もなかった。

駅を降りて見えるメシどころと言えば、日高屋と駅ビルに入ったマックのみ。イレギュラーな仕事が終わりさてメシでも食べて帰ろうと思った筆者は、この時点でガックリときてしまった。大人しく品川あたりでメシにしようかと思い、ふと駅の反対側へ出ると……

 

カレー屋さん。それも、本格的なスパイスカレーの香りだ。中をチラッと覗けば、働いているのは総じてインド系の方々。客席は家族連れからお一人様までバラエティー豊かで、地元に愛される店といったところか。

よし、決めた。今日はインド西大井地区でカレーに溺れよう。

 

これは全制覇したくなる味

店に入り、一人だと伝えるとカウンターに通される。時間は夜も遅めの20時過ぎ。客席はまばらで、今しも食べ終えた家族連れが退店するところだった。

「またねー」

店の奥から手を振って送り出してくれる店員さんの姿にほっこり。これはいい店だとわかる。地元民に愛される店だ。

単品からセット、ビリヤニまで食べられる中から筆者が選んだのは、スタンダードなカレーセット。

チキン、マトン、ベジタブル、豆の4種類それぞれに更に沢山存在するカレーメニューの中から2つを選べるというコチラのメニュー。しまった、どれも美味そうすぎて目移りする。チキンカレーだけでも10種類以上、つまり約40種類のカレーから選ばねばならないというね。恐るべしインド。そんな中、悩みに悩んで筆者は「バターチキン」と「ダルカレー」。

 

セットに付け合わせのサラダ。

こういうのがいいんだよ、こういうのが。サラダをツマミつつ、店内をぐるり。どうやらお酒にもこだわっているようだ。酒も気になるが、まずはカレーだ。

 

 

待つこと、数分。

 

 

始まった。インド始まった。

 

やっぱりインドカレーはこのクソデカナンがないと始まらない。熱々のナンはバターがたっぷりで、まずはダルカレーに浸して、一口。

なんて優しい味なんでしょう。辛さが自由に選べるので筆者は中辛にしたが、一口食べただけでわかる優しさと、スパイスの豊かな風味。なにより、豆の旨味が口の中で幸せに変わる。ナンとの相性も最高オブ最高だ。もちろん、サフランライスとの組み合わせも完璧。手が止まらない。

そして、バターチキンカレー。どちらかと言えば日本のカレーに近いコチラのカレー、これがねぇ……

めっっっっっっっっっちゃLITさん好み。ご存知LITさんと言えば無類の鶏肉好き。近所の怪しい博士を自称するオッサン(CV石塚運昇)から呼ばれて牛豚鶏の一匹選んで食肉マスターを目指せと言われたら迷わず鶏肉を選ぶくらい鶏肉好きですが、鶏と合わせるためのカレーなんですよねこれ。鶏の旨味、それに合わせたスパイスの風味、深いバターのコク、全てが完璧に合わさっている。ナンにつけてもよし、サフランライスと合わせてもよし。完璧すぎでした。

同じカレーなのに、ふたつのまったく異なるカレーが楽しめる。これで1400円だっていうんだから、昨今の物価高騰の世界において十分オトクな値段設定と言えよう。なにより、全てが美味い。ナンをちぎる手が、カレーを掬う手が止まらない。ずっと美味い美味い言いながら食べていた。欲を言えばお肉類の単品もいきたかったのだが、生憎手持ちの現金が少ないがために、次回へ持ち越し。

大満足、ごちそうさま。

手についたバターの香りが心地よい。ナン食ったあとの手は最高だよ。

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