
どんな非公式グッズだよと思ったらプレバンで公式販売してて草
始まりは、昼食難民というボタンの掛け違いからだった
今日のお昼は、いつもより遅い時間に始まりました。
深い理由はなくて、本当にたまたま。なんとなく仕事の区切りがつくのが遅かったとか、なんとなく若い子たちを先にお昼へ出していったら自分のお昼が最後になったとか、そういう日に限って社長が出張で出払っていたとか、本当にそういうレベルのたまたまです。
仕事場を出たのは、13時半ころでした。なんとなくコンビニ飯ともファストフード店とも気分は違う。こんな日は、近所の定食屋さんがいい。普段あまり足を運ぶことはないのですが、先日のやよい軒以来妙に定食屋さんのご飯に飢えている自分がいるのです。しかし、仕事場から徒歩2分のところにある定食屋さんへ着くと、まさかの「準備中」の札が。よく見ると、ランチ営業が14時までとなっているではありませんか。ラストオーダーが13時30分なので、この時点でラストオーダーが終わっています。ナンテコッタイ。
その後二の矢三の矢を放つも、そのどれもが空振りに終わってしまい。というのも、多くの飲食店のランチ営業が大体13時半前後で終わってしまうんですね。おかげさまで見事昼食難民に陥ってしまった筆者。そんな筆者の目の前に現れたのが、今まで入ったことのない中華屋さんでした。中華に大ハズレはない。そう思って飛び込んだ筆者。この後、悲劇に見舞われるとも知らずに。
お前はここにはいないと思っていたのに
席につき、ランチメニューを見ます。チャーハンと麺のセットに、麺とチャーハンのセット。この違いは小さいようで非常に大きいです。今日が麺の気分かメシの気分かで、どちらを頼むか変わってきますからね。世の中にはチャーハン半ラーメンセットとラーメン半チャーハンセットをごっちゃにするという不届き者がいると聞いていますが、そんな輩はLITさんが成敗して差し上げますお覚悟はよろしくて?
今日の気分は、ズバリ麺。ということで、いくつか種類があった中から担々麺みたいなやつと半チャーハンのセットを注文。昼時の腹をすかせたLITさんですが、待つことに対しては従順です。
そして待つこと数分。運ばれてきましたよ麺が。
ん……なんだ? なんか、臭くねぇか?
一瞬、他の客の体臭でも風で流れてきたんじゃないかってほどの異臭が鼻を突いた気がしました。今まで嗅いだことのないような、少なくとも飲食店で嗅ぐようなタイプの匂いじゃない何か。
しかし、周りを見渡しても筆者の他に客はいません。いるのは自分と、店員と、あとは目の前の担々麺みたいな麺のみ。
ま、まさか貴様…………!

麺の上に「彩りでござい」と言わんばかりに自己主張して止まない、緑の葉っぱ。そして今尚筆者の鼻を犯し続けている謎の臭気。ここから導き出される答えはひとつ。
お前、さてはパクチーだな?
いやいや、そんな運命の再会みたいなこと必要ありませんから。っていうか、むしろ要らないまでありますから。冗談じゃありません。ここ中華屋ですよ? アジア料理の店じゃないんですよ? 100歩譲ってベトナム料理屋でパクチーと遭遇したのなら筆者が悪いですえぇそれはもう仕方ありません歌舞伎町のキャッチについて行ってボラれたのならそれはもうボラれたほうが悪いに決まってますからそれはもう100筆者が悪いです。でもさ、中華屋でパクチーはダメでしょ。天然温泉って書いてあったらそれはもう公衆浴場だと思うじゃんまさかソープだとは思わないでしょそういうことだよそういうレベルだよ海より広いLITさんの心もここらが我慢の限界よ。
えっ、結局どうしたかって?
そりゃあもうね、全部取り分けましたよ。食堂のおばちゃんにお残しはゆるしまへんでって言われても食えないものは食えない。葉っぱの一枚一枚、茎の一本一本までも丁寧に取り除いて、麺は美味しくいただきました。思った以上に辛くなくて美味しかったです。
いやぁ、まったく予想外過ぎて警戒心ゼロでした。中華屋にパクチーはいないってLITさん信じてたのに。こんなアレンジしてくるなんてどうかしてます。ところでこの担々麺みたいなやつなんて名前だったっけ。麺も平打のうどんみたいなもちっとした麺で美味しかったんだけど、ホントこのパクチーだけが要らなかったんだよなぁ。そうそう、刀削麺っていうんですって。他の店はどうやって出してる……ん?

あーーーね。そういうことね。そもそもパクチーオンザ麺がデフォってことね。坦々風のスープに香草を乗せるのが本場の味ってワケね。なるほどねぇ。うん。

次は黙ってチャーハンと餃子のセットにします。