
今日はそういう日よ
ハロー人類。今日も世界は平和ですわよ
お花見ムードに包まれた大都会東京のまん真ん中。85階のタワマンの最上階で目覚めたLITさんは、今朝も専属調理人の作る一流朝食に舌鼓を打ちます。その後英字新聞を読みながらラジオから流れるアメリカCBCニュースに耳を傾け、世界情勢を頭に入れ込みます。さすがTOEIC942点のLITさんです、英語なんざ朝飯前どころか朝食摂り忘れまでありますお姑さんやごはんはまだかの?
情報収集を終えて顔を上げると、そこには専属メイドが着替えを持って立っていました。足元まで伸びた黒を基調としたエプロンドレスに、白のカチューシャ、メガネ。頭の天辺から足の爪先まで完璧で究極のメイドさんです。メガネが素敵。
バーバリーのスーツに着替え、リーガルの革靴に足を通し、専用車に乗り込みます。トヨタ・センチュリー。世界に誇る国産車がLITさんにはお似合いです満員電車とか知らない子ですね朝のラッシュ時に線路立ち入りとかほんとそのまま轢かれてしまえいやですわ電車なんて知らない知らない乗ったこともないですわうふふ。でもSuicaとPASMOとはやかけんには10万円ずつチャージしてますのよ。これが出来る社会人のマナーってマナー講師の先生も言ってたので間違いありませんね。
さぁて、今日も1日お仕事頑張りましょう!
都内で85階建てマンションは建たない定期
ふと目が覚めると、眠気の限界を超えたまま寝落ちしていたらしいことに気付く。
時計を見れば、朝の5時。3時まで酒を飲んでいた記憶はある。もちろん、今日は仕事だ。決して休日ではない。ではなぜ、深夜3時という深い時間まで酒を飲んだくれていたのか。それはひとえに、唐揚げを揚げたからというただそれだけの理由でしかない。誰だって深夜0時を回ってから唐揚げを揚げ始めて酒を飲み始めれば、同じ末路をたどる。
終電ギリギリまで仕事をして、文字通り死んだような目で家に帰り、猫をモフり、それから唐揚げを仕込む。誰がどう見たって寝たほうがいいに決まってる。だが極まった社畜による高負荷がそうはさせない。馬鹿みたいに酒を飲んで睡眠を犠牲にした結果が、この有り様である。
とりあえずあと1時間半、いや、2時間は眠れる。少しでもまともな睡眠を摂って仕事に行かねば……
はたと気がつくと、7時半。慌てて布団から飛び出し、大急ぎでシャワーを浴び、ワイシャツをハンガーからもぎ取り、着替えて外に出る。この間、わずか15分。なんとか仕事場に間に合い、月末と戦いながら溜まりに溜まったタスクを業務後に殺して回り、気がつくと再び迫りつつある終電の時間。
……正直言ってだいぶしんどい。ご案内の通りメンタルは全く問題ない。むしろ体力が限界を超えている。具体的には睡眠が足りてない。でも割とランナーズハイのような状態でPCに向かい合ってブログを認めている自分がいるのも確かなことだ。とりあえず1記事書く間に風呂も湧くだろう。今日は久々に風呂に湯を張っている。睡眠も大事だが、それよりも熱い風呂に浸かりたい欲の方が大きい。
そうこうする間にブログも書き終え、さて風呂はといえば――おや?
お湯が、出ていない。
足元がガラガラと崩れるかと思った。お湯張りのボタンを押したと思ったが押せていなかったのか、あるいは機器の故障か。後者だったら取り替えて1年経ってないんだから勘弁してほしい。泣きながら風呂に湯を張り直し、なんとか湯が張り終えるまで起きるという戦いに挑む。時計を見れば2時を過ぎている。このまま行けば睡眠時間は3時間を割る可能性すら出てくるが、もうここまで来たら構っていられない。
やっとこさ湧いた風呂に浸かる。これだよこれ、これしか勝たない。
明日も、恐らく明後日も終電チャレンジは続く。あと一週間くらいこの生活が続くかと思うと気が滅入るが、もはや考えるだけ無駄なので明日起きることだけ考えておこう。あぁ、本当に疲れ果てている。
なんてね。
全部嘘。今日はエイプリルフールだもの。本当のことなんて何一つない。今日はちゃんと定時に帰宅して8時間睡眠ってワケよ。そんな劣悪な環境なんてないって。確定20連勤なんて今日日ないんだってば。
っていうのも嘘かもしれない。皆様の想像にお任せします。おやすみなさい。