
大入りでした
残業オブ残業からの浅草4上昼席
先週の冷え込みによって、結果的に長持ちした桜もいよいよいい感じに染まってきた頃。

今日の筆者は完全オフ。昨日のように在宅ワークもやりませんやりたくありません。そんなオフを使って、浅草演芸ホールへ行ってきました。目当てはもちろん、昼席のトリ桂文治師匠です。今回も上方ゲストが見られることや、寄席における”間違いない”顔付けにワクワクしながら電車を乗り継ぎます。
2番太鼓が鳴り響く浅草演芸ホールに着き、切符を買って中へ。前のほうが空いていたので容赦なく座り、そのまま開演を待ちます。さぁ、どんな噺が飛び出すやら。
爆笑の連続すぎて疲れ果てた
桂伸治師匠のお弟子さん二人の前座から始まった文治師匠芝居、その初日。
例によってダイジェストになりますが、印象に残っている高座の感想です。
続・寿限無 桂伸衛門
毎度おなじみ「ジュゲムジュゲム五項の擦り切れ」の、更に20年後という新作落語。長い名前のジュゲムジュゲム以下略がやっぱり長い名前のパブロ・ディエゴ以下略と結婚して、その子供の名前をどうするかっていうお話。やっぱり長い名前になるんだから面白いし、それを噛まず絶句せずものすごい高速で言い切れる伸衛門師匠やべぇと思いながらずっと見てました。伸治一門の中では比較的おとなしめというか真面目な師匠のイメージが強いんですが、まさかこんなおもしろネタ持ってたとは。
夢八 柳家蝠丸
マイナーネタを掘り起こすことで有名な蝠丸師匠。今回かけたネタも、やっぱり見たことも聞いたこともなければ、ネタの名前すらわかりません。答えは演芸ホールの公式Twitterで知りました。しかしながら、終始面白くてずっと笑ってたのは間違いありません。釣りが趣味ってバカをとっ捕まえて首吊の番をさせるっていうだけでも面白すぎるのに、その首吊死体がまぁ面白いこと面白いこと。っていうか実際に手ぬぐいでもって首吊る仕草をするっていう演目を筆者ははじめて見ました。いやー、面白かった。
隣の桜 林家染雀
上方交互枠。初日と明日二日目は林家染雀師匠が務めます。
初日のネタは上方らしく、そして春らしい「隣の桜」筆者は相変わらず上方落語に明るくないので初めて聞いたんですが、上方落語らしい笑いの多い噺で聞いていてこれまた大笑い。学者先生が桜の枝を折ってしまいそれに抗議するっていう噺の筋なんですが、なんだろうこのやりとりが江戸落語とはまた違う切り口と言うか、やっぱり上方の噺は大阪の風が吹いてるというか。俳句で皮肉を言われたのを俳句で返すっていうサゲも良かったです。そして余興で見せてくれた堺住吉がすごかった。着物を後ろ前に着て、お面を後ろ前に被り、まるで前を向いているように踊りを踊る。とてもいいものを見せていただきました。
やかん 三遊亭笑遊
やかんです。あのやかんです。根問いモノは寄席で受けが良い、というのはもちろん知ってます。知ってますが、今日の笑遊師匠のやかんは本当に段違いにウケてました。本当に滑り知らず、寄席の爆笑王という異名にふさわしい、そんなやかんでした。なんだろうなぁ、笑遊師匠とか鯉昇師匠とか、寄席で何度もいろんな人で聞いてる噺なハズなのに、その上を往くおもしろさがあるんですよね。寄席で涙出るほど笑って、そのままヒザの今丸師匠、トリの文治師匠に繋がっていくの最高ですね。
親子酒 桂文治
いい感じにあったまった浅草演芸ホール。初日のネタは十八番の親子酒でした。やっぱりね、文治師匠の酒ネタは匂いがここまで漂ってくるんじゃないかってくらいに酔っ払ってるように見えてくる。そして見れば見るほど、酒が飲みたくなる。もうね、何度見たかわかりませんよ。でもね、何度見ても大爆笑なんです。そして何度見てもまたみたいなって思うし、マクラから噺に入って親子酒だとわかると、先の展開が見たくてワクワクするんです。会場もどっかんどっかん大笑いの連続。いい初日のトリでした。
そして、最後は記念撮影タイム。


残ってたメンバーが全員集まり、撮影をして本当の本当に終演。いやぁ、いい顔付けです。
終わったあとは少しだけ浅草を散歩。桜もいい感じに咲いてました。

文治師匠トリの芝居は10日まで。

お時間ある方はぜひ。