
何度もいいますが、筆者が持ってるのは旧装丁版です
3日2冊ペースで笑う
早くも2巻読み終えた伝勇伝読み直しシリーズ。
昔から冗談半分で「鏡貴也作品は一冊90分あれば読める」と自負していましたが、1に続き2もペースを落とさず読み終えました。1はミリ単位で内容を頭に叩き込めていたので本当に復習という感じでしたが、2巻から徐々に細部のディティールが怪しくなってくるのは、やっぱり1度しか読んでいない弊害であり約得な部分でもありますね。
簡単に人が死んでいく。そんな世界で誰もが足掻いてるのが序盤のローランド帝国
フィオルがあっさりと反国王派の貴族に殺されるっていう展開。これは流石に覚えていたんですが、ここで気丈に「貴族らしい振る舞いで貴族を抱き込もうとする、あるいはそうせざるを得ない」シオンのリアクションがね、今読んでもグッと来ます。そうなんですよ、大伝に入ってからはどんどん勇者として頭角を現していく、あるいは勇者らしく狂っていくシオンですが、この頃はまだまだ人間なんですよね。
人間らしく悩んで、苦しんで、それでもかつて母が、ライナが、キファが夢見て、手に入れたくても手に入らなかった世界を作りたくて、決して前に進むのをやめない。そんなシオンの姿は、筆者が子供から大人になってもやっぱりぐっと来るものがあります。とまぁ、そこに入り込もうとするのがフロワードなんですが。
フロワードのCVだけはちょっと解釈違い
ミラン・フロワード。たしか大伝勇伝にまでばっちり登場してしっかり活躍する割と超重要キャラだった気がするんですが、そうでしたかこんなに早く登場してましたか。そしてやっぱり、黒叡の指輪から影を召喚して操るあの戦闘スタイルは今見てもくそかっこいい。厨二病こじらせた筆者が今でも好きなキャラなのは間違いないし、なんだったら黒叡の指輪に至ってはあからさまにパク……リスペクトしたらアイテムを自作に登場させたこともあったなぁと思うほどに、指輪から影の獣を召喚するというスタイルが刺さりすぎました。
そしてフロワードの言うこともわかるんですよね。シオンは、特にこの頃のシオンはまだまだ優しくて、どこまでも人間でした。だからこそフロワードが国の暗部を担うというこのスタイルが、序盤ではある意味最適解だったということも。そんなフロワードですが、アニメ版のCVが諏訪部順一さんなんですよね。これがねぇ、筆者の脳内CVと大きく乖離してます。アニメは怪しげ低音ボイスキャラで造形したかったのでしょうけれども、フロワードはもうちょい中音域で怪しげで狡猾なキャラであってほしいというのが筆者の本音なのです。例えばそう、平川大輔さんのような。イメージとしては軌跡シリーズのツァオ・リーに近いあのネットリ感です。
お陰様で筆者の伝勇伝ではより胡散臭いフロワードが爆誕したので大満足ですね。
そうそう、こんな側近だったわ
長編において外せないのがクラウとカルネの二人組。若い女ばかり追いかけてるクラウと、対象的に熟女専門のカルネとかいう、本当にローランド王の側近として大丈夫なのかと言いたくなる二人なんですが、そういやこんな二人だったなぁと登場時点から懐かしい気持ちで一杯でした。そしてこの二人がその後どんな女性遍歴を辿っていくことになるのかも薄っすらと覚えている身としては、とにかく女と遊びまくってるクラウや貴族夫人と不倫ばかりしているカルネにちょっと優しい気持ちになれたりなんかして。
そんでもって、こんなノリの二人なのに超絶優秀っていうんだからすごいよなぁと、読みながら噛み締めるように思い出してました。クラウの二つ名『紅指』のことはよく覚えてます。本格的な戦闘ってもっと後でしたっけ。それとも、堕ち伝の方でしたっけ。
なーんてことを思いながらあっという間に読了。終盤のライナvsフロワードの対決も見ものでしたね。いやはや、楽しかった。