
100円札、たまーに遭遇する
傘は持たない。雪国の人間のちっぽけなプライドがそうさせるから
東京でも雪が降るとか降らないとか、そんなニュースがここ数日筆者周りから漏れ聞こえておりまして。行きつけのバーのマスターはもはや出勤すら諦めてたご様子。まぁLITさんってば、雪国出身ですし? 降るって言っても、所詮は東京の雪ですし? なーんて舐め腐ったまま、昼前に床屋へ出かけていきました。雪はまだ降ってません。所詮予報は予報。そんなもんです。
一応予約していってるので、待ち時間はほとんどなくて。席につくと大将が「いつも通りで良い?」なんて聞いてくる程度には常連のLITさんです。しかも家から一番近い。これが大事なんですよ。まかり間違って家から数駅なんて遠さであった日にはですよ、どうすっかなぁ髪切ろうかなぁでもめんどいしなぁついでに眠いしなぁとか言いながら髪の毛がボサノバ状態(注・ボサボサに伸びた髪の毛の状態のこと。空を飛ばないものだけを指す)になるに決まってます。
店内にはクラシック系の音楽と、大将のハサミの音だけが響き渡ります。なんとも心地よい。心地よくて、なんだか、まぶたが……重……………………い。
何度か寝落ちしかけてました。というか多分顔剃りの間寝てましたねこの人。子供の頃、どうして大人が床屋で爆睡してるのかと気になっていたものですが、大人になったからわかります。寝るわこれ。だって気持ちいいんだもの。
ちなみに、散髪終わって外を見たら割とちゃんと雪降ってやがんの。天気予報舐めてましたサーセン。
加盟店規約違反ですよねとは言わないよ。大人だから
散髪を終えて気持ちがルンルンだったので、そのまま駅近くにあるインド料理屋へ。引っ越してからこっち、ずっと気になってはいたんですがまさかの引越2年近く経ってようやくご対面です。
何語なのかわからない語とカタコトの日本語を話す御夫婦に案内され、席に着きます。ランチメニューは900~1000円程度でナンと小さいカレー風味ごはん、メインのカレーと食後のドリンクが一杯付いてくる嬉しい内容。そんな中、選ばれたのはマトンのカレーでした。


味の方はというと、正統派スパイスカレーで大変満足です。ゴロッとしたマトンが大変美味しゅうございましてね。これにはきっと海原雄山もニッコリです。辛さは5段階中2段階目(普通って書いてました)を選んだんですが、普通の二文字の信頼感は決して裏切らないですね。ちゃんとちょうどいい辛さで、実に筆者好みでした。
でもってナンですよ。これがねぇ、なんとおかわり自由。なんていい響き。筆者の好きな日本語です、おかわり自由。えぇ、そりゃあもうおかわりキメましたとも。っていうか向こうから「おかわりいかが?」って聞いてくれるんですもの。そりゃあ聞かれた以上おかわりしないのは無作法というものです。
食後にチャイなんて飲んじゃって、さぁ帰りましょう。
LIT「支払いクレジットカードで」
店員「クレジットは2000円以上なんですよ」
なんでェ!?
いやいや待ってくれよ。お会計なんざ全然1000円なんですけど。ランチで2000円は無理ゲーでしょ。っていうか現金持ってないじゃんキャッシュレス派舐めんな。いやそんなこと言ってる場合じゃない。
あと「PayPayも使えますよ」じゃないんだよこちとらアンチPayPayなんじゃ特に理由はないけれど。これは大変にまずい。もう身分証を預けて銀行に――いや、財布もねぇんだから身分証もない。じゃあ携帯を預けて――いやスマホのアプリでATM操作してるからそれも無理。どうしようまじで困った。
ン、待てよ。
そう言えば、いつぞや楽天ペイをインストールしてなかったか。ほぼ使った記憶はないんですが、何かの折にインストールだけしてた気が。頼む、あってくれ。一縷の望みをかけてスマホのアプリ一覧を見ると…………あった。やった。勝ち申した。いやぁギリギリすぎる。間一髪でなんとか支払いができました。
みなさんも、ノー現金で迂闊に知らねぇ店になんて入るんじゃないぞ。LITさんとの約束だ(誰もやらない定期)。