ゆたんぽを抱いて寝る。

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【東子の足跡】久々に観るお芝居は、まさかの大阪遠征

大変楽しかったです

 

なんでも、ノリと勢いで決めてみるもんだ

5月9日、大阪市立芸術創造館で開催された劇団東俳主催の舞台「東子の足跡」を観てきました。実はこう見えてLITさん、お芝居も好きだったりするのです。しかしながら最近はすっかりご無沙汰になっており、ひょんなきっかけで観ることになったのが本公演でした。

たまたま演者さんからチラシをいただき、なるほど面白そうという、本当にただそれだけの理由で遠征を決めたのは3月中頃のこと。あっという間に月日は流れ本番がこの日だったわけですが、結論から言うと大変に楽しい公演でした。ということで、少しだけ振り返りなど。

 

猛烈情報社会、人って簡単にダメになるんだなぁ……

本作のあらすじは、こう。

調布のとある喫茶店に【夏】は【功】を呼び出した。
夏は言った。「姉の居場所をご存じありませんか?」
姉の名前は【東子】。明るく朗らかで誰からも好かれるようなそんな人だった。
東子は一体、どこへ?
―これは東子の失踪、その“足跡”を知る為の物語だ。―

「東子の足跡」 | 劇団東俳

 

東子が何処かへ消えてしまった、という入りやすい入口だと思っていたら、三本立てになっているお陰で、観ているうちにどんどん引き込まれていきます。それぞれの物語ちょっとずつ進んでいって、ちょっとずつ絡み合っていって、そこに過去が肉付けされて、最終的にひとつになってからの爆発的な展開は、2度見て2度圧倒されました。

お芝居と聞くと大道具があって背景があって、というのを想像していたら、舞台装置は椅子と、それからピアノだけ。このシンプルな舞台上だからこそ、登場人物の動きや息遣い、足音や間のとり方等など、そこに生きる人間達がまざまざと描き出されているようで、それもまた没入できるいい要因でした。

内容はまぁ……ネタバレになるといけないので深くは書きませんが、やっぱりね、情報って難しいよなぁと感じたのは言うまでもありません。こちとら人生の半分以上をインターネットと苦楽を共にしてきたつもりになっているインターネット老人もといインターネット老害なのでネットリテラシーのようなものは備わっているつもりではいますが、それはちょっとしたきっかけで人間が壊れていく様を何度も見てきたからで。ほんと、いいことだけ拡散してればいいんですよ。明坂聡美結婚とかね。

 

生のお芝居の楽しさを久々に思い出させてくれた

映画はちょっと前に見たし、この翌日に池袋演芸場に8時間半籠って寄席を見てきた筆者ですが、生のお芝居を観るのは本当に久々なことで。こうやって舞台を見に行って感じたのは、やっぱり生のお芝居からしか得られない栄養素があるってことでした。

90分という上演時間は、短いようでしかし、ずっと誰かと誰かがなにかし続けている90分なのです。それは、喫茶店で大盛りドライカレー(作り置き、余り物)を食べる食べないの話をしている時も、居酒屋で恋する少女が嫉妬心をむき出しにしている時も、誰かが誰かとLINEを交換している時も、ずっと何かしらが起こり続ける90分なのです。情報がとめどなく流れていく、その流れを演者全員が止めないよう、崩れないよう、ちょっとずつ繋いで、繋いで、ラストに向かって物語と人物の心がすすんでいく。この一体感もそうだし、むき出しになった感情や怒りに満ちた表情や、膝から崩れ落ちる身体の動きや、床に叩きつける音といった細かな動きや空気感を全部楽しめるというのは、やっぱりお芝居の醍醐味だなぁと。

今回、お芝居を観たことがないというりょくちゃまるさんを誘ったらホイホイ来てくれたのですが、楽しかったと言ってもらえて筆者も勝手に喜んでます。

写真撮影タイムがあって、最後はお見送りもあって。Twitter(旧:X)で何人かには感想お伝えしたし本人に直接お伝えしたこともありますが、本当に楽しいお芝居でした。一緒に行ってくれたりょくちゃまるさん、そしてお声がけいただいた桜木真莉恵さん、ありがとうございました。

 

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