
雨宿り図屏風
すっかり天気予報を見ずに出かけてしまう、そんな仕事始め
今日から仕事始め……ではあるのですが、仕事始めだからといってなにか特別なことが待っているわけでも、社長がお年玉をくれるわけでもなく、淡々と仕事はそこに溜まっているわけです。なんだったら社長は本社出張で終日不在なので、尚の事社長と会うのは一瞬のそれでしかないということも、ここで付け加えておきましょう。
郵便受けに筆者の仕事のように溜まりきっている郵便物を部下の机に乱雑に置き去り、オマケとばかりに更に仕事を積み上げつつ、自分のPCと相対します。とりあえずTwitterを開きTLをチェックし、次にExcelを開きタスクの確認とチャットの対応をし、TwitterのTLを確認し、Googleニュースで何の役にも立たなそうなニュースの見出しだけを流し読みして、TwitterのTLを確認して、電話を取り、Excelを開いては閉じを3度ほどやり、TwitterのTLを確認し……いやぁ、年明けから忙しいものですね。

いやほら、年明け早々頑張りすぎても後で疲れちゃいますから。それだったらね、適当にTwitterなんぞ見ながらダラダラやったほうがいいってもんでね。えぇ、決してこれが日頃のデフォってことじゃありませんからねホントですよ本当はこれにFANZAの新作チェックやお気に入りチェックが入ってるなんてことは決して有りませんからえぇ。
一気に降ればいいってもんじゃないんだよ
そんなこんなですっかり昼に差し掛かろうとした頃。
「降り始めてきちゃいましたねー」
同僚が、うっすら濡れた出で立ちで入ってきました。これが濡れ透け眼鏡美少女女子高生だったらどれほど良かったものかと思いはしたものの、それを口に出さないLITさんってば大人ですね。
外を見やれば、町には傘をさしている人がぽつりぽつりと、降り出した雨で濡れた道路のようにまだら模様に見えます。慌てて天気予報を見ると、どうやら昼から降り出すらしいです。いや、もう降り出してますし今更予報を見たところで未来はともかく過去と現在は変えられないのですけれども。
結局帰り際には本降りどころか土砂降りに近い雨降りになり、仕方ないので置き傘を拝借して帰ることになりました。まぁ置き傘って言っても大昔から置いてある持ち主不明の傘を置き傘と称して無断利用しているだけなのですが。いいんです世間というものは得てして全てを語らずとも回るのですから。50も間近の声優がラジオで「8年独身だった」と語ったことでおよそ全てのファンに解答が出たのと同じように、何年も置き傘だったということはそれはもう置き傘として第二の傘生を歩んでいると言っても良いわけです。
明日は傘を返さなきゃいけませんね。晴れたら100%忘れそうですが、その時は明後日か明々後日か、週末には返したい気持ちですね。明日雨が降ればいいんですが――そういえば、まだ明日の天気予報は見ていませんでした。まぁ、明日起きたら見るでしょう、きっとね。