妖怪ウォッチは世代じゃないので未履修です
命名はLITさんじゃありません
時は令和３年。人々が神々への信仰を忘れ、代わりに科学と化学を信仰するようになって久しい世界の中で、なおも生き続ける”人ならざるもの”達がいる。彼らの存在を、日本人は畏怖の念を込めて「物の怪」あるいは「妖怪」と呼び恐れた。
と同時に、古き日本人は正体不明の事象を妖怪として具現化、物質化することによりその恐怖を克服していった。その伝統は令和の時代を迎えた今日においてもなお、受け継がれている。
ピック隠し、という妖怪を読者諸兄はご存知だろうか。いや、知らないはずがない。ぬりかべや一反木綿の次くらいに有名な妖怪であるピック隠しを知らない等と口にした日には、毎朝ガラス窓を突き破って新聞が届くこと請け合いであるいや妖怪と恐怖新聞を一緒にしちゃだめでしょ。
ということでね。いつも使ってるピックが度々家の中で行方不明になるんですよ。これが妖怪の仕業じゃないとすれば、LITさんが絶望的なまでにお掃除が下手くそってことになるじゃないですか。そんなふうにみえますか！？ 自慢じゃありませんが台所が小さな虫の巣窟になったことは数え切れませんし、部屋の中が羽虫の養殖場と化したことも幾度となくあります。
……えぇ、部屋がきったないのは認めますとも。いいでしょ別に誰が来るわけでもなし。猫も居ない部屋を綺麗にしたところで堂々とデリヘル呼べるくらいしかメリット無いでしょいや呼びませんけどね興味もお金もないし。
そんなこんなで今日もピックが見当たりません。何処行ったか知りませんか。
ダメってわけじゃないんだけど、無いとモヤっとする
そんな妖怪ピック隠し。命名はRe:さんです。いや、たぶん２０００年以上前から存在してる妖怪なのでそれこそ水木しげる先生よりも先にこの妖怪に気付いた人がいたかもしれないくらいメジャーな妖怪ですが、筆者は昔Re:さんのブログで読んだかのんなまで聞いたかして知ったので、命名はRe:さんですよろしくおねがいします（？）。
ピックがね、ここ一週間くらいずっと行方不明なんです。
とはいえ、別に特別高いピックを使ってるってわけじゃないんですよ？ 楽器屋で100円で買える程度の、どこにでもあるピックです。
いつもなら２，３日でひょっこり出てくるんですが、一週間経ってもさっぱり出てくる様子がありません。休日はそこそこ家の掃除をしている筆者ですが、それでも出てこない。服のポケットにでも仕舞い込んだかなと思ったんですが、ポケットを探しても見つからない。
さて、困りました。
一応、予備というか別のピックは持ってるんです。ただ、なんとなくいつも使ってるモノを使いたいという無駄なこだわり。こういうものは毎日同じものを使いたいわけですよ。昨日はMM号モノで抜いたから今日は新入社員モノにしようとかそういうのとはわけが違うんです（どっちも素人モノという大枠では？）。弘法大師じゃないので筆は選びたいのです。というか100円なんだから買い直せばいいだろと突っ込まれそうですが、こういうのは買い直したら出てくると相場は決まってます。それは悔しい。
とはいえ、どこを探しても一向に見つかる気配がないのにはほとほと困り果てます。
もしかしたら、この間色々と整理した時のゴミに紛れて捨ててしまったのかもしれない。次第にそう思うようになり、それならもう買い直すしかないなと腹を括り、近所の楽器屋でサクッと買い直してきました。これで一安心。
ん？
ま、まさか……
マットの下にいつのまにか潜り込んでたとは……おのれディケイド妖怪め。
ちなみに、妖怪カポタスト隠しも稀に出没します。要するに、ちゃんと掃除しろってことですね。善処します。
