環七です
だってGoogle先生が行けっていうから
「この先、右車線を進んで下さい」
原付を走らせていると、スマホのナビが筆者に指示を出します。おかげさまでUSB充電の取り付けは無事に済んだので、電池残量を気にすることなく走行できるようになりました。
とある休日の、昼下がり。筆者は都道318号線――通称環七を走行していました。普通車から大型車までバチクソに車両が通行する、都内でも屈指の混雑道路です。原付の筆者は必然、一番左の車線を走行中。そして、目の前には陸橋が見えます。陸橋を渡ろうと思えば、ナビの指示通り右車線に入る必要があるわけで。
……原付でこの陸橋通っていいの?
遠くに見える看板は、自転車と荷車(?)通行禁止のマーク。
原付禁止の標識はありません。ならば、通ったとて逮捕されるようなことはないでしょう。しかしながら、環七の陸橋は車線変更禁止(はみ出し禁止のイエローライン)区間。そこを30㌔でトロトロ原付が走るなど、果たして許されるのか。煽り散らされた挙げ句大根おろしのように車体と陸橋の間で粉微塵にされるのではないかとか、それならもみじおろしになるよね色的には、とか色々考えたわけですが、そうは言っても迫ってくる分岐は待ってくれません。鈴木爆発のセーブ画面ばりの難易度です。
エンジンはまじで狂気
ここで迷っていてもはじまりません。
ええいままよと飛び込んだ先は、車がビュンビュン通り過ぎる陸橋でした。なるべく道の端に寄り、抜かさば抜かせと心の中で暴言を抜かしつつ、おっかなびっくり走ります。視界の端にちらりと映るのは、こちらを追い抜こうとしている乗用車。どうぞ抜いて下さいどうせ捕まるのはあなたです。
そう、LITさんは悪いことは何一つしてないのです。と言う強い意志を持って、次々と陸橋を、アンダーパスを潜り抜け続けました。気づけば幾多の山を超え谷を超え、ついには我が家へとたどり着いたLITさん。もうね、知っちゃこっちゃ無いのです。だって、通っていいって国が言うんだもの。イヤだったら原付NGの看板を出してくださいよろしくお願いしますねこです。
でも都内は原付じゃなかったら走れんわ
USB充電を取り付けたことでついにしまりん仕様と化した原付を乗り回すLITさんですこんばんは。
いやぁ実際ね、USB充電があるのとないのとではエラい違いです。
USB充電が、というよりナビがないと都内なんてマトモに走れたもんじゃないなと。ちょっと間違うと袋小路にぶつかるわ、道はどんどん狭くなっていくわ、しまいには一方通行に突っ込んでしまって身動きが取れなくなるわ……ほんと、たまったもんじゃない。そんな道ですから、ナビがないとマトモに歩ける気がしません。たまに暴走自動車も現れますしね。いや、ほんっっっっっっっっと都内歩いてるとマナーを母親の胎内に忘れてきたんかこいつみたいな人間と出くわします。車もそうだしチャリはこの間書いたとおりですが、
バイク――こと原付のすり抜けの多いことよ。一つ聞きたいんですが、その原付で任意保険って入ってらっしゃるんですか? 無理なすり抜けで黒塗りの高級車に傷でもつけようものなら、そりゃあもうウハウハなことになりかねないってものですよ、えぇ。ほんとね、マナーとバッテリー残量は余裕持っていきたいものです。まぁ、この人頻繁に充電切れてあわあわするんですけどね。