ゆたんぽを抱いて寝る。

ゆたんぽを抱いて寝る。

猫のこと、本のこと、アニメのこと、野球のことetc...思いついたまま、気の向くままに。

ゆたんぽを抱いて寝る。

東亰ザナドゥeX+本編クリア

f:id:l-i-t:20190528160225p:plain

これはVita版のOP絵

 

トゥルーエンドまで見た時点でプレイ時間は67時間でした

今月上旬、セールで買ったSteam版東亰ザナドゥeX+の本編をひとまずクリアしました。

図鑑コンプ系のやりこみ実績解除はひとまず先送りですが、やるかどうかは今のところ未定です。

ひとまず区切りのいいところまでプレイした感想などズラズラと。

 

■脚本について

東亰という、現代日本のようでいて微妙に異なる世界で起きる異変に巻き込まれていく時坂コウとその仲間たち。メインが学園だったり主人公たちが学生だったりと青春学園モノ要素満載だったわけですが、主軸となる部分はしっかりと描けていて楽しかったですね。良くも悪くもファルコムらしい脚本と言った感じ。青春ド真ん中のストーリーから切り込んでいって、人間の黒い部分や大人の汚い部分、大事な人を失った悲しみなどはさすがファルコムのお手の物と言った感じでしたね。空の軌跡シリーズが大好きで遊んでいた筆者としては、特に後半からの展開がたまらなく燃えましたね。もちろん、総括的に満足なのは言うまでもありませんが。

一方で、やはりというかなんというか、色々設定を撒くだけ撒いてほったらかすのもまた、ファルコム脚本らしいなという感想も。刻印騎士のバックには教会があるらしいのですが、そのあたりの説明がぶん投げられていたり、せっかくネメシスやゾディアックといった大きな組織を出した割に、今ひとつふわっとした扱いになってしまった部分はあったかなぁと振り返って思いました。まぁ、筆者はその辺まったく気にしないのですが、気にする人は気にするかもですね。

 

■キャラ造形について

何故かは自分でもわからない虚無感を埋めるためにバイトに明け暮れる主人公時坂コウが色々あって異界に深く関わっていくわけですが、筆者はこの主人公わかりやすくて好きでしたね。震災で大切な物を失いかけた経験もあって、自分を顧みず大事な人や大事なものを守りたいという真っ直ぐな気持ちがとてもわかりやすく、好きになるのに時間はかかりませんでしたね。

f:id:l-i-t:20190528153422p:plain

 

他のPTメンバーもそれぞれ色んな物を抱えながら異界に関わっていくわけですが、それぞれ異界に関わる理由がちゃんと定まっていてよかったですね。みんな思い入れのあるキャラなんですが、あえて個人的キャラランキングをつけるとすれば、1番は郁島空ちゃんですかね。

f:id:l-i-t:20190528153536p:plain

突き抜けて明るい性格、後輩キャラ、CV加隈亜衣パンチラ、ちっぱい

ちょっとなんか欲望が混じってる気がしますが、それでも本当にこの子大好きになりました。武闘家として思い悩む場面や、大好きな先輩を助けたいという真っ直ぐな思いに何度も胸を打たれましたね。

戦闘面でも手数は多いし動きは早いし剛撃は強力だしと、本当にお世話になりました。キャラビュー画面でひたすらパンチラのSS撮りまくってごめんなさい。

 

■ゲームシステムについて

ADV(探索)パートは、さすがファルコムのゲームでした。ほとんどのモブにまで名前がついていて、時間が進むごとにしっかりとセリフが更新されていく。時間経過と共に成長したり人間関係が変わったりしていくキャラもいて、全キャラに話しかけないと死んでしまう筆者のような病人は、ひたすら時間を食うゲームです。しかしながら、ここまでやっておかないと意外と苦労するようなサブイベントやクエストがあったり、ノーヒントの隠しクエストがあったりするので、ほんとファルコムのゲームはこの辺侮れないなと、改めてニヤニヤさせられました。

戦闘については、基本的に弱点属性を突きつつ自分の弱点属性の攻撃に当たらないことを意識した立ち回りをしていけば、難易度NORMALなら全滅無しで行けると思います(と言いつつ筆者は最初のアナザーストーリーで一回負けましたが)。最初こそボタン配置に慣れない場面もありましたが、慣れた形にキーコンフィグすればあとは時間の問題。後半になってEX技の回数が増えたりXドライブを上手く活用したりすれば、強力な的も割りとゴリ押しで行ける感じでした。

異界によってはギミックで状態異常にかかることが多いですが、後半手に入るアクセサリで全状態異常無効化というのがあるので、多少異界を周回して金策してでも全員分(最低アタックメンバー3人分だけでも)揃えておくとグッと攻略がラクになります。というかなりました。

エストはおなじみの敵討伐から異界攻略、捜し物など多岐にわたるものが用意されており、やっていて飽きることはなかったです。かといって過度にストレスになるようなこともなく、ちょうどいい塩梅だったかなと思います。完全攻略を目指すならクエストに入る前にセーブしておけば、選択肢で変わる報酬も全てさらえると思います。このあたりは軌跡シリーズからの伝統ですね。ただ、前述の通り隠しクエストに関しては完全ノーヒントなので、そのへんはもう少し配慮があってもよかったようなそうでもないような。まぁ、クエストを通して上がるパラメータについてはやりこみ要素が強いので、それでいいのかもしれません。全部こなさないとパラメータマックスにならないというわけでもなさそうですし。

 

■とりあえず本編クリアした感じでは

久しぶりのファルコム作品でしたが、筆者としては非常に満足でした。長い時間遊んでいても飽きないし、脚本がしっかりしているので次が気になってどんどん進めたくなります。普通にクリアして普通にEDになって、「あぁ、まぁこういう真相だったんだから全部まるっとハッピーエンドってわけにはいかないよね」とちょっとモヤっとした感想を抱いた直後に明かされるトゥルーエンド展開は正直イラッとしましたが、それゆえにエピローグの探索には力が入ったし、そのせいか全て終わって最後のメール受信の場面を眺めていて、ボロボロと涙が溢れてきました。失いかけていた物を全部取り返して、過去を精算してようやく明日がやってきたんだなと思うと、なんだか感慨深くなっちゃって。

レビューを見ていると否定的な感想も割と多い作品ですが(ザナドゥシリーズプレイヤーにとっては割と異端めいた作品のようです)、筆者としては十二分に楽しめました。

アフターストーリーも残っているので、まだまだ楽しめそうです。

プライバシーポリシー