Design & Reasonの時も同じタイプの買ったけどこのキーホルダー凄くいい
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「虹色の未来」「僕が一番欲しかったもの」「好きなものに変えるだけ」「世界に一つだけの花」「宜候」
「3年ぶりのコンサート。ぼくも、ミュージシャンたちも、まだまだ元気です。みなさんも、まだまだ元気ですね!」そんなまっきーの言葉とともにスタートしたのが「虹色の未来」この曲、まっきーが解説動画で言ってますが「世界に一つだけの花」のアップデート版みたいな曲なのだ。いろんな気持ちが詰まったこの曲、会場も一斉にスタンダップでまさに後半の幕開けみたいな一曲になった。まっきーらしいノリのいいダンスミュージックのような音楽、筆者も一緒になって手を叩いて盛り上がった。最高の後半戦スタートだ。
そして、「僕が一番欲しかったもの」これはね、会場のお客さんも一番欲しかったものだと思う。今回のツアーは松本圭司さんがピアノで参加してくれているのもあって、より一層の特別さを感じる「僕が一番欲しかったもの」になったと思う。とにかくまっきーの歌声が優しくて、柔らかくて、本当に幸せそう。誰よりも優しいまっきーの思いが歌声に載っている。この曲を演奏する時のまっきーは、いつもステージの上を駆け回って会場に向かって手を振ってくれる。この一体感がたまらなく愛おしいのだ。2番Bメロのアレンジもすっかり定番になったし、なにより嬉しかったのはラストのコールアンドレスポンス。声が出せない会場の代わりに、バンドメンバーとまっきーのコールアンドレスポンスを見せてくれた。こういう気配りが本当に嬉しい。
再び新譜より「好きなものに変えるだけ」これもコンサート映えする曲だ。コンサートの楽しみといえば、息の合った手拍子。コロナ禍の世界でもみんな一緒になれる素敵な楽器である。特にこの曲は”チャ・・・チャ・・・チャ・・・チャチャ”のリズムが音源の時点で心地よくて、絶対コンサートで盛り上がるやつだ!!!!と思っていたのだが……もう最高。みんなちゃんとわかってるから、何も言わなくても一瞬でこの手拍子が揃う。まっきーのことが大好きなファンと、ファンのことが大好きなまっきーと、それを支えるバンドメンバー。会場が一体となって奏でられた「好きなものに変えるだけ」となった。恒例になったメンバー紹介、今回は各担当の演奏が光るこの曲で。どんなに時間が経っても何度コンサートを繰り返しても、メンバー紹介の途中で必ずトラブル()に見舞われる山本タカシさんが見られて筆者は大満足です。みんな本当にカッコイイ!
からの「世界に一つだけの花」ですよ。ありがとうございますだよね。SMAPが解散して数年。もう、この曲を歌い継いでくれるのはまっきーしかいないと思うのよ。何度聞いたかわからないし何度聞いても「いい曲だなぁ……」っていうため息しか出てこないくらいすぐボキャ貧に陥るんだけど、ほんとに素敵な曲だと改めて思った。「僕が一番欲しかったもの」に続いて、この曲もまっきーと会場の交流タイムが始まる曲。手を振りながら、会場に目を向けてくれるまっきー。この光景をきっとずっと夢に見てたハズだよね。この曲を生み出してくれてありがとう、そしてずっとずっと歌い続けてくれて本当にありがとう。
「今日は、本当にありがとうございました!」演奏が終わり、まっきーが高らかに言い放つ。それと同時にイントロが流れ出す。「ハロー!トウキョウ」で始まったコンサートの締め括りは、もちろんアルバム表題曲「宜候」に決まっている。
再出発の意味を込めて作られたアルバム「宜候」まっきーの決意とか今の気持ちとか、この立川ステージガーデンからコンサートツアーを出港させるのだという強い意志とか、そういうのが全部詰まった素晴らしい演奏だった。ここへ来て枯れたと思っていた涙が再び流れ出す。半年前、この曲を聞いた時の感動がそのまま、いやその何倍にもなって大波のように押し寄せてくるのを感じていた。
ひとフレーズひとフレーズ噛みしめるように、大切に歌い上げるまっきー。完璧な演奏陣。本当にこの曲と出会わせてくれて、槇原敬之という歌手を好きにさせてくれてありがとうという気持ちに満たされる120%の演奏だった。最後の「ヨーソロー」繰り返し部分、バンドメンバーがしっかり合いの手を入れてくれるのはまさに槇原敬之という船が大海原に出港する、その大事な役割を担う乗組員らしい素敵な演出だった。
本来最後にまっきーの声だけの「ヨーソロー」でこの曲は終わるのだが、コンサート特別アレンジでアウトロが追加されているのが最高にエモかった。これだからまっきーのコンサートはやめられない。
割れんばかりの拍手に包まれながら退場していくバンドメンバーとまっきー。
もちろん、拍手は鳴り止むことなく。
長かったレポも次でラスト。アンコールへ続きます。