表紙絵も自分で描くのが当時からの拘りでした
Twitterの力ってすごいな
先日、家でそろそろイベント終了が迫ってきたあいミスのイベント「スマイル&ピース! 笑顔はいつでも平和と共に」をプレイしていた時のこと。
このパトリシアは性癖歪むわな……年頃の少女の園児スモックとかたまんねぇわ……
なんてことを思いながらイベントストーリーを一通り見終えて満足していた所に、Twitterの通知音が鳴りました。
見れば、珍しくDMが届いているじゃありませんか。
フォロー内外問わず解放しているDMですが、筆者に届くDMなんて所詮99割はスパムか出会い系の変なDMばかり。それでもDMなんてめったに来ないわけで、さて今回はどんな面白スパムDMが来たのかなと少しワクワクしながら開いたわけです。
まさか、2秒後に眠気も吹き飛ぶような光景を目にするとは思いもしませんでしたが。
メッセージには画像が添えられていました。
あー……
えー……………………っと……………………
うん。
えっ、いやっ、ちょっとまっ……は?
一瞬何が起こったかわかりませんでした。何を驚いてるかって、筆者ことLITもしくはlitoruman、紛れもなく『こちらの小説の作者様』なのです。いや、だってこれ筆者が記憶してる限りでは5,6年じゃきかないくらい前に出した本ですよ?
奇跡的に残っていた原稿データの日付を見ると2013年。7年前ですって……恐ろしや。
記憶の限りではお世辞にも部数捌けたとは言えない本です。おそらく2、3回のイベント合わせて3~40冊くらい出たかなぁ程度のものです。大変失礼ながら、ぶっちゃけこの時点ではまだ全然疑いまくってました。一度落ち着きましょう。
ネットは怖いところ。URLは全てブラクラかウイルス仕込み。すべてを疑ってかかれ。我々は匿名掲示板をそうやって生き抜いてきたじゃないか。これだってネットで拾った画像を適当に色んな人に送りつけつつ自然な導入を経てアマギフとかそういうのを送らせよう的な、そういうアレなんじゃないか。ないとは思いつつ、心のどこかでそう思ってました。
いや、だって実際そういう詐欺みたいなの多いって聞くし……
とりあえず訝しみつつ、返信してみることに。
すると、すぐに返信が来ました。
て、てもっ――例大祭で、か、かか、買っ――
いやもう慌てるとかそういうアレじゃないから!!
このあたりで、ようやく事態が飲み込めました。
どうやら、筆者が昔出した同人誌を当時イベントで手に取ってくださった方がわざわざ筆者のTwitterを探し当ててメッセージをくれたと、そういうことみたいです。
「またまた~LITさんったらそんな大げさな」と思う方もいることでしょう。
甘い。和三盆より甘い。
当時、筆者はlitorumanの名前で同人活動を行っていました。奥付に書いているTwitterのアカウントも、爆散してもう存在しないアカウント。つまりこの方、わざわざGoogleかTwitterで「litoruman」という名前を検索して筆者の現在のアカウントを探し当ててくださっているんです。
もうね、感動。いや、正直なんて言ったらいいかわかんないくらい嬉しかったです。
だって、だってですよ。
何年も前に出した本の感想を今になって作者に伝えようなんてこと、普通思いますか? 思ったとして、実行に移しますか? 筆者ならやりません。というか、思ったとて「いきなり何年も前の同人誌の感想とか送りつけて気味悪がられないかな」とかいろんな不安を感じてきっと躊躇ってしまいます。いろんな葛藤があったでしょうに、それを乗り越えてDMをくれたわけです。
あぁもうね、こういうのめっちゃ嬉しいんですよ。
内容について感想頂けるのも死ぬほど嬉しいんですが、こういうのを見ると、あぁ自分の書いた文章が誰かの生活の中に組み込まれていたんだなぁというのがわかって、すごくニコニコした気持ちになります。仕事で色々とあって最近珍しくちょっとメンタルやられ気味だったんですが、完全にぶっ飛びましたね。新しい顔のアンパンマン顔負けの元気百倍です。
この本、読まれた方はご存知だと思いますが(読まれた方がまず居ないという事実はさておき)昔大流行した某SSに影響を受けて書いていたものなんですよね。元ネタ(?)も紹介できたし、あの頃にタイムスリップしたみたいな気持ちになれてとても良かったです。
あぁもうそんなこと言われると泣いちゃうから!
本当に、ありがとうございました!
俺も気軽に感想送りつけるマンになろう
前にも同じような記事を書いたような気がしますが、
気に入ったものや琴線に触れたものはどんどん気軽に感想を書いていこうと、この時改めて思いました。感想貰って嫌な気持ちになる人なんていない、というのが持論の筆者。イチャモンとか評論家気取りのアドバイスと言う名の文句は別ですが、褒められたら誰だって嬉しいに決まってるんです。
それは、筆者のような(今は休んでますが)零細サークルでも、長蛇の列が出来るシャッターサークルでも一緒です。巷では感想が貰えないから、レスポンスが貰えないから小説書くの辞めますみたいな人のブログが話題になっていましたが、裏を返せば1個でも感想をもらえるとそれだけでみんなもっと書こう、次も書こうって思えちゃうんですよ。作家ってほら、単純でバカだから(全作家に喧嘩を売る発言)。
それは冗談としても、感想はもらわずとも何かしらの反応があるとそれだけで「あぁ、自分が作ったものは誰かの目に留まっているんだ」「誰かに見てもらえているんだ」と思えるんです。それだけで全然違うんです。
感想を送るのも自由、送らないのも自由。勘違いしないでほしいのは、感想くださいとか感想貰わないと書けないのかとかそういう話がしたいわけじゃないんです。ただ、感想貰ったら死ぬほど嬉しくてキャッキャしてしまったので、面白いなと思ったら気軽に「面白かったです!」と伝えると貰った方は幸せになるんだよ、という話をしたかっただけなのです。早い話が、ただ自慢したかっただけなのです。
あと、感想貰ったことに対するレスポンスがあると送った方も嬉しいようなので(これは筆者も同意です)、そういう気持ちになってみたい人は是非この機会に誰かになにか伝えてみてはいかがでしょうか。
えっ、言葉で伝えるなんて恥ずかしい?
そんなあなたに朗報です。
はてなIDを取得して、このブログの一番下にある☆マークを押してみましょう。
たったこれだけで、LITさんを幸せな気持ちにさせることができちゃうんです!!
さぁ、今すぐはてなスターを!!!!
調子乗りました、サーセン
余談。
以前書きながらこれはさすがにダメでしょと思った感想記事。
2020.8.24更新:サンプル画像とDLsite.comの販売URLを追記しました。
K:うちのオトンがなー、めっちゃ好きなエロ同人誌のタイトル忘れた言うねん。
U:お前のオトン同人好きやったんか。
K:せやねん。でも全然タイトル思い出せへんねんて。
U:タイトル思い出せへんのは辛いなー。Twitterで感想とか書いてもエゴサして貰えへんもんな。ほんなら俺がね、お前のオトンの好きなエロ同人誌のタイトル一緒に考えたげるからね、ちょっとどんな特徴あったか教えてみてよ。
K:なんかね、オリジナル物でちょっとリョナも入った正統派の陵辱物エロ同人なんやて。
U:オリジナル物で? ちょっとリョナも入った正統派陵辱物……? それ「呪いの指輪でゲームオーバー」やがな。
サークル矢印キーの新作「呪いの指輪でゲームオーバー」やがな。オリジナルでリョナ展開も入った正統派陵辱物のエロ同人なんて矢印キー作品かクリムゾン作品くらいやで。
K:でもな、わからへんねん。
U:なにがわからんの? 「呪いの指輪でゲームオーバー」やろー。
K:そう思ったんやけどな、でもオトンが言うには「後半、エロシーンに入ってからの10ページが最高に抜けた」って言うんよ。
U:……ほな「呪いの指輪でゲームオーバー」ちゃうかー。「呪いの指輪でゲームオーバー」は本文54ページの6ページ目からもうリョナ入ってそこからずっとエロやから。
最後まで中でたっぷりやから。そんなら「呪いの指輪でゲームオーバー」ちゃうわ。
K:なー、わからへんねん。
U:他になにか特徴言うてへんかったの?
K:そのエロ同人誌はな、イカせ方のバリエーションが豊富な作品なんやって。
U:「呪いの指輪でゲームオーバー」やん! 植え付けた記憶が身体を支配して快感を求めてしまう展開とか触手コキとか呪いの指輪で快感倍増とか、とにかくイカせ方が一冊で何種類も楽しめるのはもう「呪いの指輪でゲームオーバー」で決まりやん!
K:でもなー、わからへんねん。
U:なにがわからへんの。お前のオトンが好きなエロ同人誌は「呪いの指輪でゲームオーバー」で決まりやって。
K:いやオトンが言うにはな、その作品はラストの快楽堕ちの展開がたまらんのやって。
U:ほな「呪いの指輪でゲームオーバー」ちゃうがな! 快楽堕ちやったら「呪いの指輪でゲームオーバー」ちゃうわ。矢印キー作品には企画と作画の「いかに壊さず堕とさずバッドエンドに落とすか」っちゅうこだわりが詰まっとんねん。触手姦で終わるかと思いきやそこから連続挿入、奴隷懇願、感度上昇ゆう攻めの順序な、これは職人技なんやて。最後の最後にもちゃんと植え付けられた記憶が身体に襲いかかってくるのは快楽堕ちの下準備ちゃうんや。より深いバッドエンドのために用意されたシナリオなんや。『壊れる』と書いて『イく』と読ませるところに心が詰まっとんねん。ロザリエのお腹に詰まっとる精液と同じくらい二人の心が詰まっとんねん。
…………みたいな百万人の手垢がついた大人気芸人のパクリネタで勝手に解説風味の感想を書こうと思ったんですが、色んな人に怒られそうなのであえなくお蔵入りになりました。ちゃんとした感想記事は後日また載せます。