もちろん、この作品のことは知りません
初恋オワタの話
を、しようと思ったんですが随分前に書いてましたね。
年甲斐もなくカラオケで歌うくらいには好きですね、初恋オワタ。
初期のryoさんの楽曲は本当にどれも名曲だし、その集大成のひとつがODDS&ENDSなんじゃないかと思ってます。
まぁ、あとはやっぱりメルトはね。特別過ぎるというのは言うまでもなく。
っていうかさぁ、メルトの15周年という記念の年にアニサマでやなぎなぎさんが歌うっていうのはさぁ……ほんと斉藤Pそういうとこやぞ!
こんなの現地で聞いたら泣いてしまうじゃないか!!!!
あー、カラオケ行きたい。今週と来週で三連休が2回もあるし、どっかで行こうかな。
初めに断っておくと、全体的にバグってる人の話です
「ねぇ、好きな人教えてよ」
子供の頃、誰しも一度は聞かれたんじゃないでしょうか。小学校で、中学校で、高校で――学校を卒業した後にもあるいは聞かれるこの質問。
大抵はクラスで気になる異性だったり同性だったりを思い浮かべるんでしょうけど、LITさんまじでこの質問に答えられなかったという苦々しい記憶があります。好きとは一体なんなのか。そも、性別の違う生き物に対して好意を抱くというのは一体なんなのか。だいたいにして、好きな人が居るという前提で聞いてくるそのスタンスはなんなのか。
子どもの頃、割とちゃんと悩んだ記憶があります。小さい頃は、意外と繊細だったんですね。大人になってからはご覧の通り、好きなものは眼鏡と可愛い女の子にアレなことをするエロ同人ですと胸を張って言えるくらいになりました。
そうなんですよ。
「好きな人」の定義がずっとわからないまま学生時代を過ごしてました。
「好きな人のことを思うと夜も眠れない」なんて漫画で言います。自慢じゃありませんが、人生で眠れなかったことなんて一度もありません。
思春期になると「好きな人とえっちなことをする妄想で行為に励むものだ」なんて保健体育の授業で習ったような習わなかったような気がします。筆者はどこぞのギャルと違って保健体育の授業は大して真面目に受けてなかった気がするので
そのあたりはよく覚えていませんが、思春期の男子中学生の妄想力を舐めてもらっちゃ困りますよ、えぇ。性的対象と好意が一致しないことなんて当然じゃないですか。
あと、なんで中学生ってあんなに好きな子の話が好きなんだろうって今でも疑問で仕方ないです。「いない」って言うと「嘘だー」って言われるアレ、まじでなんだったんでしょう。こっちは本気で居ないって言ってるのに、なぜか信じてもらえないっていう。終いには「○○さんのことチラチラ見てるの知ってるんだよ」みたいなことを言われる始末。こっちはその○○さんが眼鏡の似合う美少女だから見ていただけでそこに異性としての好意なんて欠片もなかったし付き合いたいみたいな気持ちは毛ほども無かったというのに。
未だによくわかってません
じゃあ、自分の初恋っていつなんだろう。真剣に考えたんですが、たぶんちゃんと他人を――一応わかりやすく異性を、としましょう。異性を「好き」と自覚したのは人生で1度きりだと思います。だから、それが初恋。
お付き合いをした人はもうちょっといるんですが、たぶん好きじゃなかったんだと思います。前にもどこかで書いた気がするし友人にガチ説教された笑い話なんですが、好きと言われたらとりあえず付き合っちゃうみたいなことをやってたんですよね。もちろんこの顔とこの性格なのでとっかえひっかえということはありませんが、まぁ何年かに1回、ちょっとだけみたいな。
そんなんだからまぁ続くわけもないし、今振り返ってもそうやって付き合った人のことが本当に好きだったのかと言われると別にそうじゃなかったんだろうなと。たぶん「異性とお付き合いをする」っていうイベントが進行している自分という構図を俯瞰してちょっと面白いと思ってた、くらいだったんだと思います。
話は戻って、初恋の話。
そもそもなんでこの話を書こうと思ったかって言うと、友人の初恋話を記事で読んだからなんです。
それで改めて自分の初恋とはいつぞや、というのをぼんやり考えて今日の記事に至るわけです。
その子はクラスが一緒だったわけでもなく、学年も違えば学校も部活も通ってる塾も違いました。要するに接点ゼロだったわけですが、まぁどうやって知り合ったのかは本筋から逸れるので割愛するとして。
話の流れで趣味が同じということは知っていたので、たまに外で会って趣味の話をして別れるみたいなことをやってました。それも二人きりで会うとかじゃなく、何人かで会うのが常でした。あとはたまにSNS的なアレでちょっと会話をしたりとか、その程度。別に好きだとかそういう感情はまるで無かったです。ただ、少しだけ趣味の合う面白い子だなぁくらいの、そういう認識でした。
転機――という程でもないですが、ちょっと変化があったのが当時好きで見ていたアニメのイベント。話の流れで、一緒に見に行くことになったんですよ。そこに下心があったとかは本当になく、ただそういう流れだったっていうだけの話で。ただ不思議なことに、スッとその案が出てきたんですよね。この時点でちょっとだけ、本当にほんの少しだけ違和感のようなものがあったんだと思います。
イベント当日が近づくにつれて、色々と1人でぼんやり考えることが増えまして。いやべつにそんな恋する乙女みたいな可愛らしいものじゃありませんけども。ただ前述のとおりその子は学校も違えば学年も違うし通ってる塾も部活も違う子。たまたま知り合ってたまたまSNSでやりとりがあるっていう、薄氷のような関係性なんだよなぁと改めて気がついて。
今はなんとなくその細い糸のような関係性がたまたま切れずにいるけれど、この先どうなるかなんてわかんないよなぁと。いざぷっつりと連絡が、消息が途絶えたらって考えたら、割とまじでざわっとしたんですよね。仲良かった子が転校するって時も別に気にしなかった筆者が、なんとなく流れで付き合ってた子に学校が離れるから別れようって言われても「そうだねー」としか思わなかった筆者が、珍しく揺さぶられたっていうのがあったんですよね。たぶん、このあたりでぼんやりとしていた「好き」っていう感覚が輪郭を持ち始めたんだと思います。
で、確信に変わったのは「どっかのタイミングでちゃんと言おう」って思ったあたりですかね。上手くいく自信も称賛もゼロだったし、なんだったら勝ち戦しかしたくないみたいなダメコンばかりやって生きてきた結果受け身の交際ばかりやってきた筆者だけど、「まぁどっちに転んでもいっか」って吹っ切れたのは、たぶんちゃんと好きだったからなんじゃないかと振り返って思います。
別に狙ったわけでもないんですが、お誂え向きに”どっかのタイミング”はちょっと後にあったわけですしね。
一緒にイベント行って、帰りにご飯食べて、別れ際になんか告白めいたことを言ったような気がしますがよく覚えていません。なにしろ、年単位で昔の出来事。人間の記憶なんてのはいい加減にできてるんですよそうに決まってます都合のいいことだけ忘れてるなんてことありませんえぇきっと。
えっ、結果がどうなったか?
いや、そんなの察してくださいとしか。
初恋なんざそんなもんです。
良くも悪くもそれがあったおかげなのか、その子とは今でもたまに連絡を取り合うくらいはしてます。とりあえず突然消息不明になるのだけは避けられたのかなー……知らんけど。
ちなみに今日がその子の誕生日――ってことはありません。っていうかもう過ぎてるっていうね。