ゆたんぽを抱いて寝る。

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猫のこと、本のこと、アニメのこと、野球のことetc...思いついたまま、気の向くままに。

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【R-18】C102会場まで行ったのに買い忘れた馬鹿が 矢印キ→新刊「電脳少女は仮想世界に沈みゆく」を大いに語る【謝罪】

大満足です

 

これまでのあらすじ

着物で夏コミ行ってやらァって感じで舐め腐った態度で臨んだら矢印キ→の新刊買うの忘れて翌日池袋のメロンブックスまで慌てて買いに行って読んだら最高だった。

 

ということで、矢印キ→のC102新刊「電脳少女は仮想世界に沈みゆく」がいかに完成度の高い作品かという話を極めて主観的に、独断的に、一方的に褒めちぎるだけの記事です。では、目次からどうぞ。諸注意は必ずお目通し願います。

 

 

諸注意

「電脳少女は仮想世界に沈みゆく」(以下、本作)はサークル「矢印キ→」制作のコミックマーケット102新刊になります。本作はR-18作品になっておりますので、当然ながら18歳未満の方はこの先の閲覧をご遠慮いただきますようよろしくお願いいたします

併せて、もう一点。本作は「女の子」が「異種女」に「嫌というほど沢山可愛がられる」お話になります。必然、そういう視点に立って褒めちぎるという趣旨の記事になりますので、以下のどれかに嫌悪感を抱く方、あるいは偏狂的なまでの女性保護主義の方、もしくは二次元表現に対して並々ならぬこだわりをお持ちの方は速やかにお帰り下さい。

【女性視点 連続絶頂 レズ/女同士 陵辱 強制/無理矢理 アナル 乳首責め クリ責め】

DLsite.comのジャンルより引用)

 

簡単に負けない、安易に堕ちない。それが矢印キ→作品のヒロインにしてお手本のような凌辱物ヒロインの姿

サンプルはこちら。

www.pixiv.net

本作の主人公、フェロウはフルダイブ式のゲームをプレイするプロゲーマー。フルダイブと聞いて思いつくのはそう、感覚共有。痛覚や触覚はもちろん、性的な感覚すら共有できてしまうというのがフルダイブ式ゲームという設定の醍醐味です。だからといって、開始5ページで即落ちしてしまうようじゃ甘い。凌辱物ヒロインとしての自覚が足りない。そんなものただの和姦物となんら変わらない、筆者に言わせればイチャラブエッチでしかないのです。

そこへ行くと我らがフェロウ嬢、流石はプロゲーマーにして矢印キ→のヒロインです。どんな苦難な状況であってもプロとして打開できる策を模索し、敵の攻撃にも必死で堪えるその姿が、実に魅力的に映ります。チート能力持ちだからと言ってその力を過信しすぎない姿勢や(若干舐めプしてるところはありますが)、敵からの責め苦に対して簡単に屈しないところが実に素晴らしい。耳舐めのコマ、この「絶対相手の好きになんてさせるもんか」っていう表情がたまらなく素敵ですね。

 

ハンデはハンデであり、同時に約束された方程式でもある

【処女は奪わない】【痛みによる拷問は行わない】【精神干渉もなし】という本作におけるハンデなのですが、これ最初に見た時「いやこれハンデじゃねぇ、ただの中の人の性癖だ!!!!」とゲラゲラ笑いながら読んでたんですが、実際のところはちゃんとハンデであり制作上の都合もあったとのこと。ただ、やっぱり思うんですよ。こういう条件があるからこそ、ゆっくりじっくりたっぷり壊す楽しみがあるのだと。こういうところなんですよ矢印キ→のいいところって。

この3つのハンデがあるってことは、裏返すとこの3つ以外は何やってもいい、どんな手を使ってヒロインを壊してもいいってことじゃないですか。しかも読み手にとって何がいいって、こうやって条件を提示してくれることによって【処女のまま】【物理的な支配を行わず】【精神も保ったまま】最後まで人として、少女のまま責められていくフェロウが見られるって約束されたようなものなんですよ。

ゲーム的な特殊敗北条件がそれなのかフェロウにとって最悪の結末がそれなのかはわかりませんが、とにかく心折れてすべてを諦めてしまうことが一番のバッドエンドなわけで。ボスも言ってますが物理的に肉体を痛めつけたり精神干渉で判断能力を奪ってしまうのは簡単なんだけどつまらない。だからこそねっとりじっくりフェロウの快感の扉を開いていくという行程が、見ていてたまらなく最高でしたね。

 

死なない、イカないが死にステで、気付いた時には全部手遅れなのたまらないよね

本作ヒロインのフェロウ嬢、元々依頼人のルーヴが掛けてくれた【不死身】のステータスと追加で【絶頂禁止】という2つのチート持ちの状態でボスに挑んでいます。ただゲームをクリアするだけだったら不死身なんて超ヌルゲー確定なんですが、フルダイブ式のゲームで離脱できない状況で感覚遮断が出来ないとなると話は変わってきます。

だって、死ねないってことは相手がどんなに手足をもぎ取ろうが指の爪を一本ずつ剥がしていこうが、痛みだけが無限に続くだけで決して死ねないのですから。ただ今回は拷問禁止というハンデが設けてあるので安心――じゃないですよね。痛覚が遮断できないなら、もちろん快感も同じなわけで。だからこそルーヴが絶頂処理だけ無効にしてくれたわけですが……まぁ、だからこそずっっっっっとイキたいのにイケないという地獄を味わい続けることになるわけですよ。

その苦しみに気付いた時のフェロウの表情とか心境がコマというコマから伝わってくるっていうのがね、本当に素晴らしいなって。

2枚目右下のコマのフェロウの表情について作画の星名めいとさんが「こういう必死な顔になるまで責められてるのがSUKI」と語っていましたが、ほんとその通りで。それについては、また次項で少し詳しく書きます。

 

表情から存分に伝わってくるフェロウの心境や心の余裕に着目してほしい

筆者は他の仮想童話シリーズでも何度も触れていますが、矢印キ→の魅力は脚本と作画の一体感なんですよ。どの作品にも共通して言えるのは、ヒロインに酷いことをするのは手段であって目的じゃないよってことで。「ヒロインにとって最悪のりょーじょく」という一つのゴール地点があって、それは決して安易に物理的あるいは精神的にヒロインを壊してしまうことじゃないんだっていうね。

だからこそ、本作もフェロウの表情が本当に人間味溢れていて、最初は余裕たっぷりだったのがページを捲る毎にどんどん余裕が無くなって、どんどんだらしなくなっていく姿が最高にたまらないわけですよ。どんなに責められておかしくなりそうでも、最後の一コマまで決して負けることも堕ちることもない、だけど本当に壊れてしまいそうなそのギリギリの表情がね、たまらなく可愛いじゃないですか。一冊の同人誌の中でこれだけの心情の移り変わりを描けるっていうのが、やっぱり矢印キ→の魅力のひとつなんだと再認識しました。

 

「同性から」「圧倒的な力の差で」「処女のまま」玩具にされていくという状況の圧倒的敗北感

少しだけ本編の内容に触れますが、本作は一貫して男キャラが出てきません。所謂竿役というのが存在しない世界で、一貫して女×女の凌辱物として仕上がっています。凌辱物≒男×女(もしくはその逆)という世界においてこの配置どうなんだろうって考えたんですが、いやこれやっべぇなってなりましたよね。

これは完全に筆者の私見なんですが、フェロウに対して「負けちゃっても仕方ないよね」という理由、もっと乱暴に言うならば言い訳が何一つ用意されてないんですよ。男女という如何ともし難い肉体的な優位がなく、こちらはチートも使っている中で、純血すらも奪われないまま、ただひたすらに永遠とも言える時間全身を、脳みそまで全部快楽に犯されるわけです。倒すべき敵からひたすら自分の弱い部分を責められて、快楽に溺れて堕ちてしまう。それってもう100:0で「自分が気持ちよくなりたいから負けました」以外の理由が無くなっちゃうわけですよ。

プロゲーマーとして、1人の女の子として、そんな自分が許せるかって言ったらきっと許せないと思うんですよね。だから必死で抵抗するんだろうなって。中盤のアレは、そういう一心での起死回生の一手だったんじゃないかなって。

 

だからこそ、それが究極の悪手だったって知った時の絶望に満ちた表情とポッキリと折れそうになった心がそそるんですけどね。

3回嘘を吐いたらゲームオーバーっていうルール、こうやって徐々に”終わり”が見えてくるの最高ですね。

 

上げて落としてもう一段階落とす。この構図ホント天才的ですよね。惚れ惚れします

安定の「ゲームオーバー後」の展開で非常に良かったです。暗転後にどれだけの時間責続けられたのかっていう想像の余白をしっかり残しててくれるのが、本当に毎回ありがとうございますという感想が溢れる要因でしかない。

絶対挿入までの間に壊れちゃう、もうダメってくらいイカされ続けてそれでもギリギリ壊れない程度のところで手が止まって「もう終わり?」と思った途端お尻に挿れられちゃってまた絶頂しちゃうみたいな展開あったでしょこれ……というのがもうありありと伝わって来る。それでもまだ助けが来るかもしれないって淡い希望に縋ってるフェロウが可愛いしそれに嫉妬しちゃう蛇女も可愛いしそっからラストのページがねぇ、もうほんと、最高でしたね、えぇ。

 

購入案内、それと謝罪

現地に行けなかったよ、現地に行ったけど筆者のように買い忘れたよ、と言う人は通販もあります。来月には電子版も販売開始です。もし実物を手にする前にこの記事を読んで興味が湧いたという人は、是非そちらを利用してみてはいかがでしょうか。

 

メロンブックス通販ページ】

https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2020947

 

とらのあな通販ページ】

ec.toranoana.jp

 

DLsite.com販売ページ】

www.dlsite.com

 

最後になりますが、会場まで行っておきながらすっかりご挨拶にお伺い出来ず申し訳ございませんでした。夏コミ、大変おつかれさまでございました。

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