いつも店の写真忘れるので拾い画
町中華と言うか町のラーメン屋です
7月の頭以来、久々に実家へ帰省しました。お盆に帰らなかったので、約2ヶ月半ぶりでしょうか。
今回は秋のお彼岸。お墓参りです。そして、墓参りとセットで発生するのが「ちどり」のメンマラーメンなのです。もう何年も、いや何十年もこの行程を繰り返してきました。もはやラーメンを食べるために墓参りに行くまである、というと本末転倒な感じも否めませんが、久々に堪能してきました。
身体は地元のラーメンで出来ている
11時過ぎに着くと、中は既にお客さんで賑わっていました。みんな墓参り帰りですね(と言うとウチの母親は首を傾げるのですが、筆者は信じて疑いません)。四人がけの小さな席に大の大人が四人で座る窮屈さも、田舎のラーメン屋さながらの光景です。
注文してから、待つこと数分。
油なんて一切浮いてない、透明感しかないスープに、たっぷりのメンマ。細いストレート麺は地元のラーメン屋ならどこでも共通です。
これね、正解にはラーメンじゃないんですよ。支那そばなんですよ。それくらいシンプルイズベストにして、筆者の身体を作り上げてきたラーメンの正解のひとつです。
果たして、そのお味は……
あぁ………………んっめ。
美味しいね、なんて都会かぶれな言葉はバスタ新宿のコインロッカーにおいてきました。一口含んだだけで、一瞬にして地元の人間に帰ることが出来る味です。
あっさりなんてもんじゃないほどにあっさりの醤油スープ、今となっては地元でも珍しくなった豚もも肉のチャーシュー、そして店自慢のメンマ。全てが変わらない、最高の味わいです。
えぇ、もちろん完食&完飲です。余計な物は一切要らない、ただラーメンだけあればいい。
ごちそうさまでした。次は来年の春の彼岸に来たいです。