確実に老害がひとり混じってますね
人はいつでも誰でも老害になれる
弊仕事場は、下は20代前半から上は50代後半まで満遍なく働いています。他の支店をあわせても、20~50代がいい感じに点在しつつ若干40代が多いかなと言った印象なのですが、そんな職場のあれこれについて社長と話をしてました。
人は誰しも、老害になる素質を秘めている。そういうお話です。
昔の栄光にすがりつき、最近の若いものはなんて言いながら非生産的で非効率的な仕事を延々と繰り返しながら高給を貪り食うというのが古来より脈々と受け継がれてきた古き良き日本企業だったわけですが、もうそういう社会そのものが崩壊しかかってるんですよね。前に「実力主義は~」という記事を書いた気がしますが、
ろくな仕事をしなくても社歴だけで高い給料が保証された時代はもうとっくに終わってるんです。高い給料を貰い続けたかったら、結果を出し続けるより他ありません。プロ野球選手だってそうなんだから、勤め人がそうしていけない理由はどこにもないんですよね。結果を出し続けるためにどうすりゃいいのよ、という議題については筆者と社長の間で結論が出ていて、これはもうひたすらアプデし続けるしかないんだろうなと。ソフトウェアでもそうですが、常に不具合を修正しながら最新版をリリースし続けたところが結局生き残ってるわけですよ。あれだけ量産されていた国産ブラウザだって、結局は時代の変化に適合できず更新を止めて消えていってしまいました。余談ですが、学生発のプロジェクトでリリースされた国産ブラウザFloorpはちょっと気になってインストールだけしました。
Chromiumエンジンが主流の世の中において敢えてのFirefoxベースという強気な姿勢と、なにより国産ブラウザ頑張れの気持ちで触ってみようと思います。感想はまた後日。
閑話休題。
つまるところ、ずっと最新版を維持しないと人ってダメになるんだろうなと。そうなってしまっている人たちが確実に存在することを噛み締めながら筆者と社長の話し合いは終わりました。
既に若い子に置いていかれているんだなぁ
なんて話を、夕方他のスタッフともしてまして。
「でもLITさんはPCに詳しいし最新のあれこれについていけてるから大丈夫だよ」
同僚にはそう言われましたが、果たしてそれがいつまで続くのか。例えばフリック入力。なんやかんや10年ちょっとスマホを触り続けていますが、未だにフリック入力で若い子に勝てる気がしません。タイピングならそのへんの若い子に負ける気はしないのですが、そうやって過去の栄光にすがり始めてる時点でもう老害の兆しですよねえぇ。
筆者が今のネット社会やPC社会にギリギリしがみついてこれているのは、単に原初に近い時代にそれに触れたというラッキーから来てるだけの話なんだと思ってます。たまたま一番多感な時期にPCに触れタイピングを覚えMMORPGにのめり込みネットで動画を見る落とす複製するというアングラな方面がオープンだった時代のネット社会に住んでいたから知識と経験があるだけで、これから10年、20年の間にかつてインターネットが生まれて爆発的に世界に浸透していったようなシンギュラリティが起こったとして果たしてそれについていけるのかどうか。
現に、動画制作や動画編集という技術においてはもう筆者は若い子に置いていかれっぱなしだと自覚しています。スマホひとつあれば誰でもYoutuberになれる現代社会の中で、動画編集アプリの名前1つ言えないようじゃもう手遅れです。いやだってもう流石に令和最新版の世界でAviutlで編集してる人いないでしょしらんけど。みんなPremierとかDaVinci Resolveとか使ってるんでしょ偏見だけど。筆者は1ミリも使えないけども。
10年のうちに「動画制作出来ないやつは老害」みたいな世界が来たら筆者はもうその時点で老害確定です。「LITさんってば未だにキーボードで入力しててやあねえ時代はとっくに脳内入力なのに」なんて言われる未来が今から恐ろしくてなりません。
そうなったら速やかに社会から引退します。