ゆたんぽを抱いて寝る。

ゆたんぽを抱いて寝る。

猫のこと、本のこと、アニメのこと、野球のことetc...思いついたまま、気の向くままに。

ゆたんぽを抱いて寝る。

これはただの例え話じゃない

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たとえ話と言えばやはりこの人 

元画像はコチラ→https://www.pixiv.net/artworks/20421190

 

医者の説明ってすごいな

突然ですが、目が腫れました。

 

いやいや、違いますって。ARIAを一気観してORIGINATION9話「その オレンジの風につつまれて…」を見て引くほど泣いたとかそういうわけじゃなくて。

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この一枚絵だけでもう泣ける

 

いやでもこれは実話と言えば実話。

前にもどこかで書いた気がしますが、リアルタイムで見て泣いて、原作読んでまた泣いて、時が経ちニコ生で見た時に退くほど泣いたのは自分でも驚きでした。

 

 

……じゃなくて。

なーんか目が痛いなぁと思って鏡を見たら、ボンッと腫れてまして。最寄りの眼科に行ったら結膜炎と診断されました。いやはや、今月に入ってから医療費が馬鹿にならんのです。

診察を待っていたら、隣りに座っていた親子連れが先生から話しているのが聞こえてきました。どうやら、小学生くらいの男の子の視力が最近落ちてきたとかそういう話みたいです。

 

先生「ちょっと視力落ちてきてますねー。ま、成長期になると視力が落ちる子っていうのはいるものなので。病気とかじゃありませんから」

母親「もっと悪くなるんですか?」

先生「んー、もっと背が伸びれば、それに合わせて視力も落ちるかもしれませんね」

母親「成長期が終わったら良くなったりは……?」

先生「背が伸びるのを止められないように、視力が落ちるのは止められないんです。背を縮める薬がないのと同じように、目を良くする薬もないんです」

 

隣で聞いていて感心してしまいました。なんてわかりやすいFor exampleですこと。

たしかによく考えたらお医者さんにとって大事な要素なのかもしれないですね、わかりやすく相手に伝えるっていう技術。筆者もよくたとえ話を使いますが、このたとえ話はどこかでパクらせていただきます。

 

 

自分が思いも寄らないような行動をとってしまう僕ら人間の話

「だからさぁ、なんで最初からダメなもんはダメって言えないかなぁ」

「知らないよ! 私みたいな給料の安い平社員の仕事じゃないでしょ!」

「そこまでは通常業務の範囲内だ、自分で受けた仕事なら最後まできっちりやれ」

出来ないならやめちまえ、という言葉をすんでのところで飲み込む今日のヒヤリハット事例。

すっかりぬるくなったコップの珈琲をぐっと飲み干して、乱暴に――でも誤って割れないよう気をつけて机に置く。ぽゆたマグカップ、割ったらおそらく二度と手に入らないか、どうせ複数買ってる気がするヤクザにみかじめ料払って分けてもらうより他ない。

ふぅ、と大きく息を吐いて、

「まぁいいや。あとで俺から電話しとく。次はちゃんとそのへん上手くやっといてね」

ぶすっとした事務員さんを脇目に外へ出ると、抜けるような青空が広がっていた。

またやってしまった。

軽い後悔を狐が笑うように、雲ひとつない蒼穹から雨粒が降り注いできた。

 

ことの発端は、十分ほど前。昔から付き合いのある大口顧客の担当者から電話があり、今日の分のオーダーを今から止めて欲しいという内容だった。それを受けたのが、今隣りに座っている事務員さん。年はふたまわり上だけど、役職は下。わかりやすい年上の部下だ。会社でも相当な古株……なのだが、どうも勢いが無いと言うか、相手の言い分を黙って呑んでしまうところが前から目立っていた。

今回もそんな感じで相手方のドタキャンを「はいそうですか」と受けてしまいそうだったところを引き止めた。

当日キャンセルなら、キャンセル料をもらう。これは会社のHPにもでかでかと明記してあるし、そうじゃなくても幾らか費用は発生している。大口だからといってなあなあにしていたら損をするのはこちらの方だということは、事務員さんもわかっていることだ。そうじゃなくてもコロナの影響で赤字経営が続いていて、上役もピリついている。仕事熱心ぶるつもりはないが、目の前を泳いでいる魚をみすみす逃すような真似はしたくない。

そんなこんなで事務員さんにもう一度キャンセル料がかかることを相手方に伝え、しっかりと貰うものを貰うよう頼んだわけだが、結局は相手の圧に負けたのか貰えず終いと相成ってしまったらしい。

そこで冒頭のやり取りに戻るわけだが……

 

正直、頭ではわかってる。手順を追って「こう言われたらHPのここに書いてあるし、こう言ってきたらこの資料を出せば相手も納得するから」みたいに教えてあげればいい。出来なかったら助け舟を出すよと逃げ道を用意しておくことだって出来る。

自分が仕事のできる人間だなんて思わないし、出来ないことだらけだ。事務員さんもきっと同じなんだろうなと後々振り返れば簡単にわかることだし、それを一旦受け入れた上で道を示してあげることが正しい指導だと頭では思う。

思うのだが、どうももうひとりの自分がどこかで「でも30年この仕事やってきてわざわざそんなこと言う必要あるか?」と文句を垂れているのもまた事実。いや、そんな自己正当化はここでは無意味なのでよそう。

とにかく、簡単に売上をぶん投げるどころか赤字まで背負い込んでしまう姿勢にイラッときて強く当たってしまったのが今日の出来事。それも初めてというわけじゃなく、割と日常風景だったりするからたちが悪い。パワハラで訴えられたら勝率5割もあやしいところだ。

 

三つ子の魂百までなどとはよく言ったもので、昔から口の悪い子だった。馬鹿だの死ねだの言うようなことはなかったが、良くも悪くも正論で相手を言い負かしてくレスバ野郎という意味で。

無自覚に他人の超えちゃいけないラインを踏み越えていることが多い、のだと思う。それが原因で友人と喧嘩になったこともあるし、昔付き合ってた彼女にこっぴどく振られたのもおおよそそれが原因みたいなところがある。人間の真似事をしながら今まで生き長らえているのでどうしようもないのだが、せめて困っている誰かの話はまずキチンと聞けるような人間になりたいものだ。

まぁ、そんな簡単なことが出来ない不具合を、自分が思いも寄らないような行動と言ってしまうとそれはそれで言い訳じみててなんか釈然としない部分もあるけれど。

 

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