無観客でも畜ペンは平常運転
例年ならもう交流戦のシーズンなんですね
全国の野球ファンの皆さん。長かったですね。一時は開催すら危ないんじゃないかと言われた2020年。気付けばもう6月。
2020年プロ野球、いよいよ開幕です!
スマホのアプリから通知があるというのがこんなにうれしいものだとは。
いつもならとっくに交流戦の真っ只中という6月も折り返した去る6月19日、今年のペナントレースがついに始まりました。長い歴史の中で、こんな状態でシーズンが始まったことが果たしてあったでしょうか。きっと無いはずです。
たくさんの人達が十分にやりたいこともできず、それでも我慢して、耐え抜いて、ようやく始まったペナントレース。どんなシーズンになろうとも、まずはこうして無観客という形ではありますが、開催できたという”当たり前”に感謝したいなと思います。
後にも先にも、こんな挨拶文がHPに載ることなんてもうないでしょうね。
ただでさえ連戦なんだから初日から延長戦とか勘弁してくれ
さて、高津新監督が就任して迎えた我らが東京ヤクルトスワローズ。
スターティングメンバー発表は、高津監督のメッセージが添えられていました。
高津臣吾監督からヤクルトファンの方々にお知らせがございます。#プロ野球開幕#高津監督#ヤクルトスタメン発表#高津臣吾 pic.twitter.com/y43hIGJcBQ
— 東京ヤクルトスワローズ公式 (@swallowspr) 2020年6月18日
いやぁ、なんという達筆。
二軍監督時代からチラチラと文字を目にする機会はありましたが、こんなに整った、力強い字を書くんですね。ホント、カッコいい。
初戦は中日ドラゴンズとの3連戦。
無観客という不思議な形で静かに迎えた、1回。
皆さんおまたせしました。これがMr.トリプルスリーです。
左中間に叩きつける第一号HR。
4回には青木にも一発が出て、一気に6点とします。
40歳という年齢を感じさせない投球は、正しく燕の開幕投手そのもの。ビシエドに一発を浴びる場面こそありましたが、それでも5回を投げて3失点。今年は早いローテーションが予想されますが、ケガには気をつけてまだまだ投げ続けてほしいです。
しかし、7回に梅野が3点を計上し同点となると、試合は一気に延長戦へ。
正直、初日から延長戦突入は勘弁してくれ……という気持ちです。ただでさえ試合数は少ない、6連戦も組まれている、そんな日程です。出来るだけ投手の疲労は避けたい中ですが、終わってみれば両チーム合わせてヒット34本、投手15人という大試合になってました。
最後は楽天から移籍してきた今野が打たれて痛い逆転負けを喫してしまいましたが、主力にHRが出たこと、クリンナップを任された村上がしっかりと打ってくれたことはプラスだと思います。
そして、今年も頼れる1番打者の坂口。35歳という年齢でまだまだ進化を止めないこの男。なんと驚くことにNPBで最後の近鉄バファローズ出身の野手となりました。ヤクルト再生工場なんて言われて久しい昨今ですが、坂口には本当に助けられた場面が多いです。今年もそのバットと、若手に負けない根性でチームを引っ張っていってほしいものです。