一気に見てしまった
一話見て一週間待ってというサイクルが身体から抜け落ちてしまっている
夢ならばどれほど良かったでしょう。
どうも、LITさんです。
先日、プライムビデオの見放題にドラマ「アンナチュラル」が追加されたというニュースを目にしました。昔からドラマなどほとんど見ないまま大人になってしまった筆者。知っている俳優は特撮に出ていた人がほとんどで、菅田将暉と松坂桃李は未だにフィリップと殿のイメージから脱却できていない程度にはドラマと縁遠い人生を歩んできました。
そもそも、ドラマでもアニメでも漫画でも一週間待つというのがもうしんどい。そんな年齢に突入してしまっているわけです。出来ることなら二日くらいで一気に見たいのです。そうじゃないと忘れるから。幾つかリアルタイムで読んでいる漫画はあれど、まじめに一週間経つと「あれ、先週までどんな話だったっけ?」ってなるんです。
そんなわけで、ここ数年はアマゾンプライムに大変助けられていると、そういうわけなんですよね。
脚本がいいって言われるのがよく分かった。中免取ろうと思った
軽い気持ちで見始めた第一話。
石原さとみ可愛いなぁとか松重豊はすっかりゴローちゃんのイメージが付いてしまったなぁとかそんなことを思いながら見ていたんですが、気付いたら1時間が終わっていました。法医学とはなんぞやということも、医学的な知識もまったくない中で果たしてこのお話に入り込めるだろうかという不安はあったんですが、そんなものは全くの杞憂でしたね。
このドラマはミステリーでもサスペンスでもなく人間ドラマなんだと気が付くのにさほど時間はかかりませんでした。加害者も被害者もUDIも警察も検察も同じ人間で、完璧な人間なんて誰一人存在しない。気を抜くと忘れてしまいそうな、あるいは意識しなければ気付くことができないようなそんな当たり前のことを時にハッキリと、時にポロッと視聴者に向けて発信してくるような、そんな物語だと筆者は感じました。
印象的な場面は多々ありますし、おそらく第3話「予定外の証人」のラストで中堂系(井浦新)が言った「人なんてどいつもこいつも~」という台詞は100万人が大絶賛していることでしょう。このあたりは筆者もケタケタ笑いながら見ていましたが、いいなぁと思ったのはどっかの回でポロッと三澄ミコト(石原さとみ)が零した「親も子も別の生き物」みたいな台詞。このあたりが、脚本の中に一本通った筋みたいなものに思えました。血縁とか恋人とか夫婦とかいろんな人間の関わり方はあるけれど、それでも最終的にその人というのはその人個人そのものであってそこに親とか子どもとかそういうのは介在する余地なんてない。あの台詞を、そんなふうに筆者は聞いていました。
対照的にミコトが最後まで家族という枠組み、三澄の家、誰かと家族になるということについて考え、悩み続けているという構造が非常に面白く、それがそのまま生者と死者、臨床医学と法医学という対比にも掛かっていたのかもしれませんね。臨床医学は生者とそれを取り巻き刻々と変化し続ける”現在”のための医学、一方で法医学は死者という一元的には全て切り離されてしまったように見える存在と、残され生き続ける人たちのこれからを繋ぎ合わせる”未来”のための医学……なのかなぁと医学の世界と全く無縁の世界に生きる筆者は思いました。
医学には詳しくないながらも、言葉一つ一つの使い方や扱い方は本当によく練られているんだなぁと感じるものでした。ドラマというフィクションでありながら、一方で地に足ついたドキュメンタリーのようなリアルさがある。日本で症例のないウイルスが突如として現れた時の世間の動きなんて、奇しくも2020年の日本の様相そのままでしたし。感染者は全方位から無制限に叩かれ、個人情報はまたたく間に晒され、一般大衆は何の疑いもなく報道を信じ切ってまるで犯罪者のごとく言葉を投げつけ裁いた気になっている。この辺はホントに人間ドラマなんだなぁと思いました。
なんだか真面目な感想になってしまって記事としてツマラナイ感じになってしまいました。週刊誌ならボツ待ったなしですね。とりあえず筆者としては今から医学部に入るのは難しい……というかどう考えても不可能なので、いつ石原さとみにおっぱい押し付けられてもいいように中型免許の取得から始めようと思います。