名取さなさんの話は本記事では一切出てきません
Vtuberには時間の流れが存在するらしい
どうも、流行にどんどん疎くなっていくLITさんです。
おかげさまでTwitterのタイムラインを眺めていると、フォロワーを通じて普通に過ごしていれば自分のアンテナに引っかかる事のないような情報も流れてきます。Vtuberという存在が広く知られるようになって数年。筆者のタイムラインにもちょくちょくいろんなVtuberの情報が流れてくるわけですが、よく名前を見るのが家長むぎさん。
素人なのでさっぱりわからないんですが、お声のかわいい方ですね(それ以上の情報がまるでない)。
んで。
この間お誕生日だったみたいで、こんなポストが目に留まりました。
お誕生日おめでとう、むぎ〜🎂🎉
— 家長むぎ (@ienaga_mugi23) 2020年11月6日
今日11月7日で17歳になりました🥳
3回目のお誕生日を迎えられたのは
みんなのおかげです。
ありがとうございます ... !
夜に、お誕生日の配信します〜🎂
たぶん筆者だけだと思うんですが、これをみて少し驚いてしまいました。
Vtuberって年取るんだ、と。
元々2.5次元キャラみたいな触れ込みで人気を博していったVtuberですが、そういうシステム(?)なんですね。二次元キャラであれば年を取ることがないわけなので、勝手に同じようなシステムだと思ってました。
気になって調べてみると、同じにじさんじ所属の鈴原るるさんも同じように年齢を公開している模様。
もちろん年齢を公開していないVtuberもたくさんいるので一律にそういう世界だというわけではないみたいですが、なんだかおもしろい世界だなぁと感じた一幕でした。
画面の向こう側の誰かと一緒の時間軸を生きる
Vtuberのこういうシステム、個人的にはたいへんに面白いなと感じました。
一億五千万年前の恐竜時代からオタクは二次嫁と共に生きたいと、二次嫁に最期を看取ってほしいとそう願い続けていたわけです。しかし、画面の向こうの愛しいあの子は永遠に年を取ることはなく、自分一人だけが無残にも年老いてゆく。移ろう時間の世界を生きる自分と、止まった世界に生き続ける二次嫁の間には絶対的な壁が存在しており、それは永久に超えられないと思っていたわけです。
何度も何度も二次嫁の16歳の誕生日を祝い続けるオタクが、世界中に生み出されてしまった世界線。そこに一石を投じたのがこのVtuberという存在なのではないでしょうか。
推しのあの子が14歳から15歳になる瞬間を一緒にお祝いできる喜び。
高校受験というイベントを一緒になって乗り越えていける喜び。
時間の流れが存在するからこそなせる業です。この画期的なシステムは一人のVtuberが長く活動すればするほど効果が倍増していくものです。かつては「俺がハタチの頃に出会ったあの子」だったのが、「あの子が16歳の時は」「あの子が17歳の夏に起こったあの事」に変わっていくわけです。
画面の向こうにいるかわいいあの子にもたしかに時間が流れていて、自分と同じ世界を共有しているという喜び。あるいはそこに年齢を重ねているという事実を観測できずとも、この”同じ世界を確かに共有している”という感覚が、Vtuberの魅力なんだろうなと、そんなことをぼんやり考えていました。
なんだかすごい世界になったもんだなぁ、ほんと(大変に雑な感想)