見た目は好きです、BMW
時代だなぁ
まいどどうも、ゆるい車好きなLITさんです。
いつかはクラウン、なんて言葉も今は昔。ウワサではいよいよセダンタイプのクラウンも無くなるんじゃないか、なーんて話も出てたりする時代になったものです。
ま、実際現行のクラウンはちょっとダサいんでアレですが。
車、好きなんだなぁ
車といえば、近所にいつもピカピカのBMWが停まってるんですよ。
毎日キレイに磨かれてて、きっと大事に乗ってるんだなぁと思いながら毎日見てたんです。なにしろBMWですから、乗ってる人もお上品な人なんだろうなぁなんて想像しちゃいますよね。
ちなみに調べたら、その車両新車価格で600万。アルマンドが何本開けられるのやら(アルマンド算やめろ)
で、先日朝のゴミ捨ての際にその家を通りかかった時のこと。殊更寒い朝でしたので、窓ガラスもビッシリと凍りついてまして。もうウケない芸人のライブ会場みたいな凍りようです。いや、誰もウエストランドの話してませんから。ちゃんとウケてたから。
筆者が家の前を通りかかると、ちょうど持ち主の男性が出てくるところでした。年の頃は50代、高そうなスーツを着て、上にはこれまた高そうなコートを羽織った、いかにも出来るビジネスマンと言った風情。いかにもな紳士です。絶対日経新聞とか読んでますよね。ヤンマガの齋藤飛鳥のグラビアとか絶対見ないタイプですよね。
やっぱりね、お金もってる人は身なりもキレイなんだなぁなんて思いながら通り過ぎようとした筆者でしたが、思わず足を止めてしまいます。年収1000万(推定)紳士が手にしていたのが、まさかの電気ケトルだったのです。電気ケトルです。取っては取れないけど取っ手が取れる会社のアレです。
電気ケトルを持って歩く紳士を筆者は見たことがありません。それも、屋外。紳士が隠れソロキャンパーという可能性も限りなくゼロに近い数字ですが、ゼロの近似値はすなわちゼロに等しいと偉い数学者も言ってました。そうこうしているうちに、紳士はそれはもう紳士らしい手付きで電気ケトルから熱々のお湯を目の前のBMWに向かってぶっかけます。一切のためらいもなく、まるでそうするのが当然とでも言わんばかりにぶっかけます。
あーあ……
筆者の心の声は、辛うじて漏れ出ることは有りませんでした。
ピカピカのBMWのフロントガラスがバキバキに割れることがないよう祈りながら、ゴミを捨てて帰りました。