ゆたんぽを抱いて寝る。

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猫のこと、本のこと、アニメのこと、野球のことetc...思いついたまま、気の向くままに。

ゆたんぽを抱いて寝る。

死神よろず

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キャロライナ・リーパーはまじでやばい(らしい)

 

アジャラモクレン(楽曲)

こんばんは、死神は眼鏡美人であってほしいと願うLITさんです。

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今見返しても相当な眼鏡美人

 

何気なくニコニコのランキングを見てたら、死神というタイトルの動画がありました。

サムネイルはご覧の通り黒バックに死神の文字。中身はさっぱりわかりません。しかしながら、落語好きだとどうしても連想してしまうのが古典落語の名作怪談噺「死神」です。

数多くの名人によって受け継がれてきた名作中の名作。

よもやニコニコの毎時ランキングに出るはず無いと思いながら、何かに吸い寄せられるように動画を開くと……

東方緋想天初登場、小野塚小町の曲「彼岸帰航」をベースにした音MAD+古典落語死神というとんでもねぇ動画でした。しかも持ってきたのがキョンキョンこと柳家喬太郎師匠の死神だというから、なんともLITさんホイホイじゃないですか。完成度は高いしちゃんと死神の盛り上がりどころをおさえてるし、いやぁ面白かった。いいもの見た。

 

個人的には菊之丞師匠の死神が好き

死神という噺は本当に多くの名人師匠方がやってきた演目なんですよね。というか、この噺を知ってる人は分かると思うんですが、本当に難しい噺なんですよ死神って。なにしろ、”死神”の正解が誰にも分からない。お殿様を演じるのとは、はっつぁん熊さんご隠居さんを演じるのとはわけが違います。

だからこそ、死神は本当に名人しか出来ないと言われてたわけです。

そんな死神ですが、ありがたいことにたくさんの動画が残ってるのもまた事実。本来ならば夏に紹介したい噺ではありますが、幾つかぜひとも見て欲しい物を紹介しますので、よければご覧くださいませ。

 

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死神を語るならやっぱり圓生師匠は欠かせない。ひとつの最適解だと思ってます。本当にゾッとするような、底冷えのする恐ろしさというものがサゲに向かってどんどん高まっていき、自然と拳を握ってしまう。引き込まれるような演技というのはまさにこのためにあるといっても過言ではない、そんな名人芸です。

 

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談志師匠の死神は圓生師匠とはまた違った恐ろしさがあるのが魅力的です。談志師匠の場合主人公の男がより俗物っぽく、小物っぽくなってるところがすごく好感持てるし、だからこそ死神の冷酷さが引き立つんだろうなと思います。いろいろと言われてる談志師匠のサゲですが、筆者は個人的にこのサゲ好きです。

 

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冒頭に紹介した喬太郎師匠の死神フルバージョン。二度目に登場した死神のゾクッとする声色……たまりませんね。死神ってやっぱり怖い生き物(?)なんだというのが改めてわかります。あれだけ死にたい死にたい言ってた人間が金を手にしたらくるっと手のひら返して最終的に死にたくねぇ死にたくねぇって言ってるのホント人間らしくて好きです。

 

落語ってホント、噺家ひとりひとり全然違うから面白いんですよねぇ。

 

オマケ

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落語心中のアニメOP「今際の死神」。椎名林檎節全開の楽曲をめぐさんが歌い上げたこの曲がLITさんは何度聞いても大好きなのです。というかMVのめぐさんが美人すぎる。やばい。

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