ゆたんぽを抱いて寝る。

ゆたんぽを抱いて寝る。

猫のこと、本のこと、アニメのこと、野球のことetc...思いついたまま、気の向くままに。

ゆたんぽを抱いて寝る。

ぎんどろ寄席で記憶のアップデートしてきた

f:id:l-i-t:20211213082445p:plain

楽しかったです

 

新作も古典もやっぱり落語は楽しい

こんばんは、大根の皮のポン酢漬けが上手くいって大変うれしいLITさんです。

www.sirogohan.com

上手くいくも何も、切って味ポンにつけておくだけなので誰が作ってもこうなるんですがね。いやぁこれが美味しい。ほんの少し辛味があって、でもポン酢の爽やかで食欲そそる味が後から追いかけてくる。これはいいおかず兼つまみになりそうです。

 

さて、先日久々に落語を見に行ってきまして。

正確には落語と漫才なので「寄席」という形になるのかもしれませんが、まぁそういうあれです。

f:id:l-i-t:20211213075052p:plain

大好きな菊之丞師匠が出るというのをラジオで聞いたのが、つい三日前の話。慌ててチケット申し込んだわけですが、いやはや縁って不思議なものですね。

 

あいにくの雨模様でしたが、会場はソーシャルディスタンス取りながらも大入りでした。

 

去年楽屋入りした正蔵師匠のお弟子さん、ぽん平さんの子ほめに続いて登場したのは立川流から立川吉笑さん。

f:id:l-i-t:20211213080545p:plain

新作落語「ぷるぷる」初めて聞いたんですが、いやぁーーーー笑った笑った。名前自体は前から知ってたんですが、こんな面白い落語演るとは。人間の耳っていうのは本当に不思議なもので、15分の高座聞いてるうちになんとなく聞き取れるようになってくるから面白いものですぷるぷる。

 

続いてはご存知菊之丞師匠。

f:id:l-i-t:20211213080655p:plain

この色の着物だったんですが、見事に高座の座布団の色と被るっていう。もうなんかのっけから面白すぎました。ふぐ鍋演ったんですが、ふぐの美味しい季節にぴったりな噺だったように思います。滑稽噺やってもすごい艶やかで、それでいてちゃんと笑わせてくれるから本当に菊之丞師匠すごいなぁ……と思ってたらあっという間に仲入りの時間です。

そうそう、お弟子さんのまめ菊さんが来年5月に二つ目昇進決まったとか。

いやぁ、併せて嬉しい限りです。

 

十数年ぶりにアップデートしました

仲入り後の色物はロケット団

f:id:l-i-t:20211213080927p:plain

今話題の(?)おぼんこぼんの弟子にして、風刺漫才のプロそれがロケット団。風刺ネタって言うと爆笑問題もそうですが、本当にネタを取り入れるのが早いこと早いこと。テレビに積極的に出るタイプじゃないので(事務所の方針なんでしょうかね)寄席とか独演会で見ることが多いロケット団ですが、本当に面白いんで見かけた方はぜひ。

 

 

で、トリを取るのが林家正蔵師匠。

f:id:l-i-t:20211213081319p:plain

実は、今回1番楽しみにしていたのは正蔵師匠でした。

というのも、普段から芸協の寄席ばかり行ってるのもあってなかなか高座でお見かけする機会に恵まれず。ややもすれば、「こぶ平」時代で記憶が止まってたまであるのが当代の正蔵師匠なのです。テレビタレントのイメージが強くて、どこかいじられキャラで、こち亀見てれば声が聞こえる。そんな「こぶ平」の落語がどんなものなのか。

 

いやぁ……すごい。

 

枕の時点でもうどっかんどっかん。出てきて数分で会場を爆笑の渦に巻き込んでいく様は、まさに名人。自分のことを正蔵って言ってるのちょっとかわいいなとか思いながらも、小話のひとつひとつが本当に秀逸。浅草演芸ホールの隣にある弁当屋の話がでたんですが、個人的によくあそこで弁当買って演芸ホール行ってただけに(中で買えという話はさておき)ゲラゲラ笑いながら聞いてました。

で、演ったのが松山鏡。

この話、個人的にすっごい難しいと思ってます。基本的に滑稽噺なんだけど、ちょっと人情噺っぽい展開もあって。でもそっちに振っちゃうとサゲが弱くなる。じゃあサゲが強烈に笑えるかといったらそういうものじゃなく、見る側もちょっと試されるような噺なんですよね。

それがねぇ、まぁー面白い。親孝行な正助をちゃんと描きつつ、それでいてちゃんと滑稽噺としてサゲを聞いた後に「あー、面白かった」という感想がやってくる。止まっていた「こぶ平」としての時間が動き出して、紛れもなく名人「正蔵」にアップデートされた瞬間でしたね。

 

楽しい落語会を本当にありがとうございました。

プライバシーポリシー