なんだこのスタンプ
雑居ビルの4階、デタラメな酒場でオッサンが
笑点の演芸コーナー、数年ぶりくらいにナオユキさんが出ていた。
初めて見たのは、新宿だったか浅草だったか。とにかく芸協の寄席で見たのは間違いないんだけど、いつ見ても何度見ても腹抱えて笑えるのがこの人のすごいところ。酒飲む年齢になったからこそわかる面白さと言うか、見ながら飲んだら余計楽しいみたいなところがあるのがナオユキさんの魅力。
本当にこういう酔っぱらい居るんだろうなぁというのがありありと伝わってくる。噎せるようなアルコールの香りがするような、そんなネタ。テレビ用に厳選したネタなのに、本当に面白かった。また生で見たい。
とりあえずCD買った。
漫談が好きな人なら是非買って。
令和4年最新版の毒舌キャラって誰なんだろう
毒舌キャラ、と聞いて誰を思い浮かべるか問題。
未だに有吉さんかマツコさんあたりが筆頭なんだろうか。ラジオを聞きながら、ふとそんなことを思った。
昔から聞いている有吉さんのラジオ。有吉の壁はしばらく前になんとなく後輩芸人を侍らせた王様みたいなポジションになってから見てない――というかテレビが無かったのでそもそも見る習慣が無かったのだけれど、サンデーナイトドリーマーだけはずっと聞いている。テレビよりも自由に喋りたいことを喋りながらメールを捌く様は、本当に聞いていて天才のそれを感じる事が多い。
深夜ラジオの深淵な感じとも違う、混沌としてるんだけどその中で一定の秩序があるこの時間帯の有吉さんのラジオ。漠然とした感想だけど、いいんだよなぁ。マツコさんに関しても、番組開始当初から一年以上毎週「週刊さんまとマツコ」を見ている程度には好き。
記憶を紐解いていくと、深夜時代の「マツコの知らない世界」に行き着くわけだが、ゲスト相手にズケズケと踏み込んでいくマツコさんが一番光ってる。というか、フリートークしてるだけでずっと面白いということをさんマツで改めて知った。いや、あれはさんまさんと組んだからなのか。どっちでもいいけど、さんマツに関しては変にゲスト入れたりテーマ取り入れたりしないでひたすらさんまさんとマツコさんがくっちゃべってるだけの番組にしてほしいというのが正直な感想。いやまぁ流石に途中でTiktokとかやり始めたあたりは迷走してんなと思ったけど、あの2人が喋ってるだけで面白いのになぁとは思ったり思わなかったり。
25時くらいの枠に移ってくれればいいのになぁ……
ところで、自称毒舌キャラを気取ってるただの悪口野郎ってどうやって育っていくんだろう。身の回りに1人や2人や3人や4人いるでしょう。だいたい四人の悪口野郎だよ。そんな奴らは高火力で纏めて蹂躙してしまいたいと思うのはさておき、だいたい自分で毒舌って言ってる人ほど悪口キャラじゃなくただの悪口野郎だというのは往々にしてよくあること。
毒舌って難しいよあれ。一線を超えない程度に相手をイジる、最終的にイジられた相手も含めてお笑いとして処理できる。その両立が出来て初めて毒舌だと思うんだけど、だいたいの自称毒舌は単に相手をdisって終わってるという。有吉さんのことは好きな人も嫌いな人もいるけど、悪口野郎のことはだいたい皆嫌ってる。毒舌キャラになれるかどうかのラインはそこなんだろうなと思う。
そんなことを、帰り道に聞いてたローカルラジオのパーソナリティが地元のスポーツチームの試合結果を伝えるのに「相手の××(他県のチーム)、いやぁアイツらカモですね!」とか露骨にdisってるのを目の当たりにして思うなどした。
流石に退いた。